普通の人が豹変! ストーカーになりやすい人の特徴は「相手の話を聞かない」「店員に冷たい態度」あと2つは!?:じっくり聞いタロウ

公開: 更新: テレ東プラス

売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時12分放送)。4月16日(木)の放送では、最新犯罪の"ヤバい話"大暴露SPをお届けした。

恋愛感情などのもつれから重大犯罪となり殺人まで発展するケースもあるストーカー。なぜストーカーによる凶悪事件は後を絶たないのか......!? これまでストーカー500人以上のカウンセリングしてきたNPO法人「ヒューマニティ」理事長の小早川明子さんが、やめたくてもやめられないストーカーの闇を大暴露!

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小早川さんによると、ストーカーのパターンで最も多いのは、警察に警告を受けたり、逮捕されたりしたことで初めて自分がストーカーだと気づき相談に来るのだという。

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例えば、最近、彼女がカウンセリングしたある男性は、電車で見掛けた20代の女性のボディガードを、頼まれてもいないのに2年間勝手に続けていたという。

男性は、会社を退職後、暇になるが電車に乗るクセがついていて、満員電車で見掛けた20代の女性を見て"この人を守ってあげないといけない"という父性本能が出て、女性が痴漢に遭わないようボディガード。

女性が「辞めてください」と言って車両や乗車時間を変えても「遠慮しないでいいよ」と続けたので逮捕されてしまった。

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男性は、「善意でやってたのに、何でいけないの?」と相談にきたのだという。

「高齢の男性は"女を守るもんだ"という考え方が張り付いて。会社の上司が毎日女性新入社員の机を勝手に拭いている、その程度の相談なんていっぱいある」と小早川さん。

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注意する目安は、「相手が怖いと思ったらストーカーと思った方がいい時代になった」と警告した。

そして、500人以上のストーカーと対峙してきたからこそ知りえた、ストーカーになりやすい人間の特徴とは!?

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「ストーカーは頭の回転が速い。ボーッとしててはできない。なので仕事ができる人とか多いんですよ」と小早川さん。

"ハマりやすい人"は「何かに固執するとそっちに行っちゃう」、"真面目で律儀な人"は「律儀じゃないことされたら怒る」のだという。

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スタジオゲストの小沢一敬スピードワゴン)が「ストーカーって無償の愛だと思ってるけどリターンを求めているんですね」と発言すると、小早川さんは「いいことおっしゃった」と以下のように補足。

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「本人は無償の愛だと思っているけど、無意識では自分に対する関心がほしい。恋愛だったらセックスしたい」と、ストーカーの心理を説明した。

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さらに、付き合っている相手の注意べき言動についても解説。

・自分の話ばかりで相手の話を聞かない
・お店などで店員に冷たい態度をとる
・人の評価が毎回変わり、悪口が多い
・いつも自分のことを褒めてもらおうとする

という人はストーカーになりやすいという。

「お付き合いして2~3ヵ月経って"この人苦しいな"と思ったら、早く別れる決断をして別れ方を考える」とアドバイス。

では、ストーカー被害に遭わないための別れ方とは?

「ブチッと別れると憎悪型になるので、被害者意識をあまり持たせないように丁寧に断っていくのは大事」

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そのためのステップとして、付き合っているうちから、以下のことに気を付けた方がいいという。
・金の貸し借りやペットの共有は避けた方がいい
・「愛してる」とあまり言わない方がいい
「愛している」というと「一生愛するってことだよね」と解釈されることもあるので、言うんだったら「今は愛を感じる」くらいにしておく。

また、SNSの普及でストーカーの動機にも変化があるという。「目の前の人ではなく誰か分からない人、大して縁もない人からストーカーされることが多い」というサイバーストーカーが増えてきているとか。

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そして、もうひとつのパターンが、サイコ型ストーカー。「あおり運転も京都アニメーションの放火犯もストーカーとみてもいいんじゃないかと思っています」と小早川さん。「自分が不当な仕打ちを受けたと思い込んで、憎悪や復讐心から相手に接近していく。反応がほしいという禁断症状が起きて攻撃欲求が高まると考えると、あらゆる人間関係においてストーカーは起きるようになっている」と警鐘を鳴らす。

万が一、ストーカー被害に遭っていると感じたら、決して1人で解決しようと考えず、また友人や身近な人に相談すると、その人が報復される可能性があるので、まずは警察や弁護士といった第三者へ相談するのが一番だとか。また、ストーカーである加害者も警察から警告を受けたりした段階で早く相談してほしいと小早川さんは訴える。

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