マンションで鳩にエサやり! 布団にフンが...迷惑住人は、なぜ”50万円の引っ越し代”を得ることができたのか

公開: 更新: テレ東プラス

"滝沢カレンが理解できれば、視聴者みんなが理解できる!"をテーマに、経済情報や話題のニュース、世間を騒がせている流行のモノについて、誰にでもわかるように優しくかみ砕いてお届けするお勉強バラエティー「ソクラテスのため息~滝沢カレンのわかるまで教えてください~」(毎週水曜夜10時)。4月1日(水)の放送では、在宅時間が増える今だからこそ知っておきたい"ご近所トラブルの対処法"を特集した。

騒音、ゴミ問題、モンスター隣人など、誰もが遭遇する可能性があるご近所トラブル。その数は年々増えており、村尾信尚によると「日本全体で28%、4分の1以上の人がトラブルを抱えている」とのデータも。

今回は、その中でも遭遇しやすい「ゴミトラブル」について、実際に起きた事例をもとにトラブル解決のプロ・トラブルバスターズが対処法を紹介する。

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被害者は、あるマンションの大家さん。上階の住人のひとりが、悪気なくベランダで鳩にエサを与えていることに悩まされていた。

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エサを求めて多くの鳩が集まり、住人が干している布団や駐車していた車に鳩のフンが...。

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その状況に大家さんの我慢は限界を超え、弁護士に相談。だがこのケースでは、法律上、簡単には契約を解除することはできないとの回答だった。

それでも気持ちがおさまらず、大家さんはついに裁判を起こすことに。しかし、相手が動物愛護団体を味方につけて猛反論。裁判官も「鳩にエサを与えただけで強制退去は不適切である」とした。

最終的には大家さんが住人の引っ越し費用50万円を支払い、マンションから出ていってもらうことになったという。

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なぜ被害者である大家さんの訴えが通らなかったのか。トラブルバスターズのひとり、弁護士の山岸久朗氏は「借地借家法によって、借りている側が手厚く保護されることが理由」と語る。そのため、一方的に契約解除をすることはほぼ不可能だそう。さらに、動物愛護団体の存在も裁判を複雑化させた一因だった。

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元埼玉県警察本部・佐々木成三氏は、「『周りの人に迷惑をかけたいから鳩にエサをあげていた』という供述を得られれば、布団に対する器物損壊罪などで対応することもできる」と話す。しかし「優しさで与えていた」となると故意犯ではないため、難しいそうだ。

最後にまとめ!「ゴミにまつわるトラブルの対処法」は...

① 集合住宅は、まず管理会社や相談
② 一戸建ての場合は、所属する町内会や市区町村や環境課に相談

この放送は「ネットもテレ東」で限定配信中です!

そして明日夜10時放送! 「ソクラテスのため息~滝沢カレンのわかるまで教えてください~」のテーマは、「在宅の今こそ家計改善!超お得!節約術教えます」。公共料金を安くする方法、携帯代を安くする方法、ネットショッピングでお得に買い物する方法などをお勉強します。どうぞお楽しみに!

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出演者
【MC】
滝沢カレン、おぎやはぎ、村尾信尚
【ゲスト】
若槻千夏吉村崇平成ノブシコブシ
【専門家】
虫鹿恭正、和田由貴山崎元

【番組公式HP】

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