直接苦情を言うのはNG! いま知るべき「ご近所の騒音トラブル対処法」

公開: 更新: テレ東プラス

"滝沢カレンが理解できれば、視聴者みんなが理解できる!"をテーマに、経済情報や話題のニュース、世間を騒がせている流行のモノについて、誰にでもわかるように優しくかみ砕いてお届けするお勉強バラエティー「ソクラテスのため息~滝沢カレンのわかるまで教えてください~」(毎週水曜夜10時)。4月1日(水)の放送では、在宅時間が増える今だからこそ知っておきたい"ご近所トラブルの対処法"を特集した。

騒音、ゴミ問題、モンスター隣人など、誰もが遭遇する可能性があるご近所トラブル。その数は年々増えており、村尾信尚によると「日本全体で28%、4分の1以上の人がトラブルを抱えている」とのデータも。

今回は、その中でも遭遇しやすい「騒音トラブル」について、実際に起きた事例をもとにトラブル解決のプロ・トラブルバスターズが対処法を紹介する。

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とあるマンションで暮らす老夫婦の悩みは、上の階に住む子どもの騒音...。

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その環境に耐えられなくなった老夫婦が取った行動は、なんと裁判だった! 「限度を超えている」と東京地裁に訴えたところ、相手方には「一定の騒音を出さないように」との判決が出されたほか、慰謝料60万円と騒音が原因で通院した際の治療費の支払いが命じられた。

それではこのようなモンスター級の騒音に悩まされたとき、どのような対応をするのが正解なのだろうか。トラブルバスターズのひとり、弁護士の山岸久朗氏によると「マンションを管理する不動産会社や管理組合の担当者に相談することで静まる例はある」と説明。「直接相手に伝えに行くことは止めるべき」とのこと。

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「騒音は証拠をとっておくことがすべて」と山岸氏。具体的にはボイスレコーダーや音量測定などのデータが重要だという。

「それでも止まない場合は、弁護士を雇って交渉、あるいは裁判となる」と話す。そうすることで、前述の事例のように慰謝料が認められる場合もあるのだ。

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東京都の条例では、騒音の基準値は昼間でもエアコンの室外機が出す55デジベル以下、夜間は図書館内の45デシベル以下と明確に定められており、自治体によっては騒音計の無料貸し出しも行われている。

民事に関して、基本警察は介入することができないが、元埼玉県警察本部・佐々木成三氏は「騒音でも児童虐待が疑われるときや、夫婦喧嘩であるという情報があれば警察も訪問して確認する」と補足する。

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そういう場合、警察から訪問先の家庭に「怪我がないかの確認と、騒音のトラブルの原因などを尋ねるようにしている」とのこと。

最後にまとめ! 「騒音トラブルの対処法」は...
① 不動産会社や管理組合に相談だが、その際は証拠をとっておくことが大事
② ①でも解決しないときは、弁護士や場合によって警察に相談する

騒音にお悩みの方は、ぜひ相談してみて!

この放送は「ネットもテレ東」で限定配信中です!

そして明日夜10時放送! 「ソクラテスのため息~滝沢カレンのわかるまで教えてください~」のテーマは、「在宅の今こそ家計改善!超お得!節約術教えます」。公共料金を安くする方法、携帯代を安くする方法、ネットショッピングでお得に買い物する方法などをお勉強します。どうぞお楽しみに!

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出演者
【MC】
滝沢カレン、おぎやはぎ、村尾信尚
【ゲスト】
若槻千夏吉村崇平成ノブシコブシ
【専門家】
虫鹿恭正、和田由貴山崎元

【番組公式HP】

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