1回やってしまうと脳が作り替えられてしまう...利用者急増! 通称”エクスタシー”違法薬物MDMAの危険すぎる実態:じっくり聞いタロウ

公開: 更新: テレ東プラス

売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時12分放送)。4月9日(木)の放送では、裏社会ジャーナリストのゼロ二郎さんが最新のドラッグの実態を大暴露!

大麻、覚醒剤と並んで絶対に手を出してはいけない違法薬物MDMA。その押収量は4年間で約20倍。近年、身近なところにも出回り利用者も激増しているという。

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MDMAとは、Methylendioxymethamphetamine(メチレエジオキシメタンフェタミン)という名前の略語。ドラッグは、興奮剤、鎮静剤、幻覚剤の3つに大きく分類できるが、MDMAは覚せい剤の一種であるアンフェタミンと似た構造の物質で興奮作用と幻覚作用を持ち、乱用すると精神錯乱や記憶障害を引き起こす場合もあるという。

警察の手から逃れるため売買では隠語が使われ、「たま」「ペケ」「たましゃり」といった通称があるのだとか。

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その1つ「ペケ」は、海外では性行為で使われることから「エクスタシー」と呼ばれているそうで、そのエクスタシーを縮めて「XTC」と表記されることもあり、日本ではそのXから「ペケ」や「バツ」と言われているという。

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実は主に10~20代の使用者が多く、「クラブやライブ、フェスで出回ることが多く、音楽との相性がすごくいいと言われている」とゼロさん。当然ながら、そういう場には売人も多く潜んでいる。

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MDMAの相場は1錠4000~5000円くらいで、若者でも手を出せないことのない金額。1つの袋に4~5錠入りで売買され、薬の効果は約1~2時間だとか。

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さらに、最近若者が手を出してしまうのにはある理由が。その薬の形状は、まるでお菓子やアクセサリーのようなかわいい見た目。スタジオで写真を披露すると、番組MCの名倉潤をはじめ出演驚き、「こんなの皿にのってたら食べそう」とビックリ。

親しみやすいデザインにすることで薬への恐怖を和らげる狙いがあるんじゃないかと言われているそう。最近は3Dプリンターを使い、若者に馴染みのあるキャラクターのものまで作られているという。

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そしてMDMAにはさらなる危険が潜んでいる。MDMAは覚せい剤に近い成分でああるが、「実は純正のMDMAで作られた錠剤はほとんどなく名前だけが残っていて、いろんなものを混ぜて作っている」そうで、実際はいろんなものを混ぜて作っているというのだ。

末端のユーザーは、売人から「これいいよ、すごい効くよ」としか言われないので実際にやってみるまで効果が分からなく、場合によっては最悪死に至ることもあるという。

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「1回やってしまうと脳が作り替えられてしまう。どんなに『やめます』と宣言しても、目の前に出された瞬間にやってしまう」と再犯率の高さを語るゼロさん。日本は税関が厳しく世界的にも市場は小さいが、裏を返せばやったことのない人が多く開拓のしがいがある、とも一部からは見られているという。何はともあれ、薬物に手を出すのは絶対にやめましょう!

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