4月9日(木)夜7時58分から、「IKKOの奇跡の瞬間大連発!まぼろし~衝撃映像祭り」を放送。MCを務めるのはIKKO。思わず「どんだけ〜」と叫びたくなるような、世界中の衝撃映像をVTRで視聴する。スペシャルゲストに、山川豊、純烈、ゲストに、平成ノブシコブシ・吉村崇、大久保佳代子、山咲トオル、谷まりあを迎えてお届けする。
今回「テレ東プラス」では、「ある日突然...??を食べたら死にかけた男性」の内容を、特別に先取りに紹介!
※佐藤尚之さんご本人(以下、登場人物は再現)
クリエイティブディレクターの佐藤尚之さん(58)。56歳までは1日5食を食べるほどの健康体であり、「さとなお」のペンネームで多数のグルメ本を出版してきた食通だ。しかしある日、大好きな「アレ」を食べたら命を落とす寸前まで追い込まれる事態に! しかも再びソレを口にすると、早ければ20〜30分でショック死してしまう可能性も。果たして、ある日突然キバをむいた"シャレにならない食べ物"とは?
その日、本の執筆を終えたばかりの佐藤さんは、打ち上げも兼ねて妻や友人とイタリアンレストランへ。連日執筆作業に追われ満足な食事を摂っていなかったため、トマトのサラダ、パスタ、サバを使ったマリネ、牛ステーキなど、ここぞとばかりに大量注文! 実はこの中に恐ろしいアレルギーを起こす食べ物が...。
その日、就寝から2時間後の深夜3時。突如、これまで経験したこともない強烈な吐き気に襲われた佐藤さん。口をゆすぐため洗面所に向かうと、なんと体が真っ赤に腫れ上がっており、器官まで腫れ上がり呼吸困難に。
午前4時、救命病棟に緊急搬送されたが、この時の血圧は上が60で下が20だったそう。血圧20とは、いつ命を落としてもおかしくない危篤状態。その後、必死の救命活動の甲斐あって一命を取り留めたが、果たして、佐藤さんをここまで苦しめた食材の正体とは...?
アニサキス...それは魚やイカなどに潜む寄生虫。例えばスーパーで買ってきたばかりのアジをさばいてみると、その内臓には糸のような虫が。アニサキスは非常に生命力が強く、人間の胃酸では死なないそう。
一般的に知られているアニサキスの被害は「アニサキス症」といって、体に入ったアニサキスが胃に噛みつき激痛が走る。しかし、佐藤さんが引き起こしたのは、アニサキス症ではなく、それよりも厄介な「アニサキス・アレルギー」。
アニサキス・アレルギーのエキスパート、鈴木医師によれば、アニサキスのアレルゲンが体内に入ってきた時、"IgE"というアレルギーを引き起こす鍵となる物質がつくられる人がおり、これがきっかけで呼吸困難など過剰なアレルギー反応が起こるとのこと。これが「アナフィラキシーショック」と言われるもので、アレルギー反応は回を重ねるごとに激しくなりやすく、2、3回目にアニサキスのアレルゲンが体の外から入ってきた場合、 複数の内臓の症状が一度に出る全身のアレルギー反応になるそう。人によっては心臓の周りにある冠動脈が狭まり、30〜40分で心停止になる可能性も。
しかも、アニサキスの死骸やカケラ・卵など、あらゆる成分で発症する可能性があるため、焼き魚、魚の練り物、かつお節、かつおだしも食べることができないという(※個々の重症度や検査の結果などで、制限する範囲は異なります)。
そこで仕事中、コンビニでハムサンドを買った佐藤さんだが、成分表示を見てみると...なんと、味を整えるためのサバエキスが入っていた。これも食べたら死んでしまう可能性があるという。
突如、そんな恐ろしいアレルギーになってしまった佐藤さんは、「お寿司は一生食べられない。ものすごくきつい。今まで食が人生最大の楽しみだった。ちょっと鬱っぽくなる」と語る。鈴木医師によれば、「治ったとか完全に消滅したデータは示されていません」とのこと。
突然発症する上に、ほぼ治らないアニサキス・アレルギー。特になりやすい、重症化しやすいのは、シーフードを頻繁に食べる方と家庭で魚を調理する方。食べずに調理するだけでも、アレルゲンは皮膚や粘膜、気道から侵入し、悪化につながると鈴木医師は語る。実際、佐藤さんが参加する「アニサキス・アレルギー友の会」(facebook上で集う約350名の方々)でも、魚好きや料理好きの人は多い。
そんな恐ろしいアニサキス・アレルギーから身を守るには...。
・疲労やストレスが溜まっている時、体調が悪い時、生魚は避ける。
・調理の際は手袋をすること
万が一アニサキスのアレルゲンでアナフィラキシーショックになった場合でも、医師から処方された「エピペン」という緊急注射を打てば、助かる可能性がぐっと上がるそうだ
この他番組では、世界中から選りすぐった衝撃映像や、航空機パニックやアレルギーの話題、解決方法がまるでテレビの番組のような殺人事件まで、様々なジャンルを取り揃えてお送りします。どうぞお楽しみに!