近所のスナックにハマってる!? ワカコ役・武田梨奈がボトルキープ&常連客とデュエットも:ワカコ酒

公開: 更新: テレ東プラス

wakako_20200403_01.jpg
「ぷしゅー」のワカコが、またまた帰ってくる! 武田梨奈扮する"酒呑みの舌"を持って生まれた26歳のOL・村崎ワカコが酒場をさすらい、一人酒を楽しむ人気ドラマシリーズ「ワカコ酒」。第5弾となる「ワカコ酒 Season5」(毎週月曜深夜0時放送)が、BSテレ東にて4月6日(月)よりスタート!

今作も「ぷしゅー」の決めゼリフと共に、さまざまな店で美味しいお酒と料理を堪能。また、原作のスピンオフ「大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店」を初めて実写化。5月11日(月)放送の第6夜に、下戸の料理人・ワカオ役で武田鉄矢が出演する。

テレ東プラスでは、主人公のワカコを演じている武田梨奈にインタビュー。同じ役を何度も
演じる上での心構えや意識の変化、かねてから憧れの人だと語る武田鉄矢との共演エピソードを語ってもらった。ワカコを通してお酒との付き合いが深くなってきたという"一人酒ライフ"にも直撃!

wakako_20200403_02.jpg
──また「ワカコ酒」の季節がやって来ました。1年ぶりのワカコ役はいかがですか?

「今回で5回目とはいえ、ワカコはどんなキャラクターだったのか自分の中でここがポイントだと思うところを見ておきたくて、撮影が始まる前に過去の作品をチェックしました」

──確認したいと思ったところはどこですか?

「ごはんを食べたりお酒を飲んだりしているところではなく、ワカコの声のトーンや独特のしゃべり方、あとはテンポ感を確認しながら、自分の中に(役を)もう一度落とし込んで撮影に臨みました」

──現場で演じながら思い出すことも?

「衣装を着て、ワカコの髪形にセットしたら『あ、こんな感じだった』と少しずつ思い出す感じ。今回は、クランクインがワカコの行きつけの居酒屋『逢楽』のシーンからだったので、キャストやスタッフの顔を見て改めて戻って来たんだなと実感しました」

──Season5ということで、ワカコを演じる上で意識が変わった部分は?

「ワカコ自身の生活は何も変わっていません。お仕事が終わったらお酒を飲んで美味しいものを食べる。こういう日常って幸せだなって思えるドラマというコンセプトは今まで通り。でも、劇中でいろんな酒場に行ったワカコは、そこで出会った人たちと触れ合いながら一人の人間として少しずつ変化していったような気がします。私もこの作品をきっかけに酒場で声を掛けていただいたり、お酒が好きな人たちから学んだことをお芝居の中で試してみたりしています」

wakako_20200403_03.jpg
──酒場ではどんなことを学びましたか?

「お酒の作り方です。お湯割りは、先にお湯を入れてから焼酎を入れるとか、ホッピーは混ぜないとか(笑)。お酒が好きな人ならではの通の飲み方があるんですよね。もちろん人それぞれ好みがあると思うんですけど、お刺身やお蕎麦もまずは何もつけずに食べて素材の香りを楽しむということも教えてもらいました。お酒を飲みながら日々勉強しています」

──演技という点での進化は?

「進化というより、特に意識しているところは姿勢ですね。以前、原作者の新久千映先生にワカコを演じる時に『こうした方がいい』と思うところがあったら何でもいいので教えてくださいとお願いしたら、『姿勢が良すぎるかも』とアドバイスをいただいて。フワッとリラックスした感じに背中が丸くなっているとワカコに近付けるということに気付きました。私は空手をやっているから、どうしても背筋が伸びちゃうんです。だから、少し力が抜けている感じが表現できたらいいなと思いながら演じています」

役者を目指すきっかけ! 憧れの武田鉄矢との共演

──今回は原作のスピンオフ「大衆酒場ワカオ ワカコ酒別店」が初めて実写化され、居酒屋の大将・ワカオ役で武田鉄矢さんが登場します。以前から武田鉄矢さんのファンだとおっしゃっていましたが共演した感想は?

「撮影現場では緊張しすぎて、ほとんどしゃべる機会がありませんでした。目を合わせることすらできなくて(笑)。武田さんと会話をしていた監督が何度か私に話を振ってくださったんですけど、上手く返すことができませんでした」

──武田鉄矢さんのファンになったきっかけは?

「小学生の頃、『3年B組金八先生』の第5シリーズを見て好きになりました。そこから海援隊にハマって、アクションが好きだったということもあり映画『刑事物語』シリーズもよく見ていました」

──海援隊のコンサートに行ったこともあるんですか?

「はい。最近はCDを買ったらお三方と握手ができるんです。私は1回しか参加できていないんですけど、その時に『武田鉄矢さんのお芝居を見て役者になりたいと思いました』とお話ししたことだけ覚えています。あとは、緊張しちゃって上手くしゃべれなかったという記憶しかありません(笑)。武田鉄矢さんは私にとって憧れの人です」

──"俳優・武田鉄矢"の魅力はどんなところですか?

「泣きながら自分の思いを訴えるシーンで、涙だけじゃな鼻水も垂らしながらお芝居をされていて。それがものすごくリアルで胸に迫ってきて、ステキだなと感じたんです。全力で感情を表現している姿がかっこいいなと思いました」

──そんな武田鉄矢さんの"ワカオぶり"はいかかでしたか?

「ワカオのセリフはものすごく少なく、お客さんとちょっと会話するだけ。それなのに伝わってきて存在感がすごかったです。まばたきや、うなずく仕草ひとつひとつに味があって。あのワカオが目の前にいることに感動しました」

wakako_20200403_04.jpg
──あまりお話しできなかったということですが、武田鉄矢さんとの共演で印象に残っているエピソードはありますか?

「撮影の終盤に『あまりしゃべれなくてごめんね』と声を掛けていただき、武道の話をしてくださいました。合気道の経験は必ず芝居にも生きるからぜひ習ってほしいと。実はアクションの練習の一つとして合気道をやっていたところだったのですごくうれしかったです。
あとは、映画『イエスタデイ』がオススメだと教えていただき、早速見ました」

──完全に"金八先生"の生徒になっていますね。

「そういえば、金八先生の生徒だった方が撮影現場にいらっしゃって武田鉄矢さんのことを『先生!』って呼んでいたんです。いまだにみなさんから先生として愛されているんだなと思いました」

最近のお気に入りはスナックでデュエット

──前シーズンのインタビューの際、武田さんはプライベートでもよく"一人飲み"をされるとおっしゃっていましたが、最近のお気に入りはどんなお店ですか?

「今は家族でスナックにハマっているんです。焼酎のボトルを『武田家』でキープしていてお茶で割って飲んでいます」

──スナックといえばデュエットが定番ですが......

「何でスナックに行くかというと、歌謡曲が大好きなんです。居酒屋さんで昭和の歌謡曲が流れていたらその歌を肴にお酒が飲めるぐらい(笑)。スナックでは誰かしら歌っているので、それを聴いているだけで楽しいんです。順番が回ってきた時に一人で歌うのは恥ずかしいから必然的にデュエットという形に。お店のお客さんは私の父親世代が多いので皆さん一緒に歌謡曲を歌ってくださるんです」

──よく歌う曲は何ですか?

「武田鉄矢さんと芦川よしみさんのデュエット曲『男と女のはしご酒』です。もちろん、歌詞に出てくる名前の部分は一緒に歌うお客さんの名前に変えて歌いますよ(笑)」

wakako_20200403_05.jpg
──お酒を飲むこと以外で「ぷしゅ~」とリラックスできる楽しい時間は?

「映画を見ている時間です。できれば映画館で見たい。仕事としてではなく、一人の映画ファンとして楽しんでいます。加えて、映画館は、次の作品ではエンドロールに自分の名前が乗るように頑張ろうとモチベーションを上げる場所でもあるんです。だから、初心に返るという意味でも映画館で映画を見るということは私にとって大切な時間です」

──2020年は20代最後の年ですが、今後の目標は?

「昨年末から今年の初めにかけて『ジャパニーズ スタイル Japanese Style』(公開日未定)という映画で企画の段階から携わるという経験をして、まだまだ知らないことがたくさんあるなと実感しました。いろいろ勉強になりましたしとても面白かったので、いつか自分が好きなアクション映画を作ってみたいなと思っています」

──武田さんが作るアクション映画は、ぜひ見たいです。

「ありがとうございます! 去年、韓国の映画祭に出席した時に現代のアクション映画について考える国際ミーティングに参加させていただいて。他の国の方たちから『武道のアクション映画は日本でしかできない。それをやれるのはあなただけだから』と言われたんです。私の映画初主演作は『ハイキック・ガール!』という空手を題材にした作品だったので、その言葉はとてもうれしかったですし励みになりました。これからも武道やアクションの練習を続けてもっと自分自身を磨いていきたいです」

【プロフィール】
武田梨奈(たけだ・りな)
1991年6月15日生まれ、神奈川県出身。2009年、映画「ハイキック・ガール!」のオーディションで主演に抜擢。空手歴18年。琉球少林流空手道月心会黒帯。最近の主な出演作に、ドラマ「ミラー・ツインズSeason1」(フジテレビ系)、映画「三十路女はロマンチックな夢を見るか?」(2018年)、「いざなぎ暮れた。」(2020年)など。FODオリジナル連続ドラマ「地獄のガールフレンド」が、4月6日(月)からフジテレビ系で放送される。主演を務める日米印合作映画『Shambhala-シャンバラ-』も公開待機中。

まずは「築地のカキ小屋」でぷしゅ~!

4月6日(月) 深夜0時放送の「ワカコ酒 Season5」は、築地のカキ小屋を訪問。ワカコの行きつけの店「逢楽」の常連客役でラサール石井がゲストで登場!

wakako_20200403_06.jpg
第1夜「築地のカキ小屋へ」
オフィスでみぃさんの娘さんの写真を見て、盛り上がるワカコ達。オカダ主任の言葉に「今の時間を大切に過ごさなきゃ」と一人やって来たのは、築地のカキ小屋。メニューに懐かしいがんがん焼きを見つけて早速注文するワカコ。開けては食べ、食べては開ける享楽の時を満喫するのだった。ところがその後、しばらく仕事が忙しくて、ピリピリして疲れたワカコは馴染みの逢楽へ。そこで、大将と常連さんの会話を聞いて......。

PICK UP