ロリータYOUが家庭の味を求めて”聖地”下妻へ? 最高のおもてなしと晩ご飯に涙!:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎えてアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時55分~)。今回のテーマは「日本の食にショック!未知なるグルメに突撃しちゃうぞ」ということで、全国の空港で腹ペコYOUを求め、空港で突撃取材を敢行。果たして今回はどんな面白YOUに出会えるのか?

you_20200309_01.jpg
声をかけたのは、モントリオール(カナダ)から初来日したジェニファーさん。旅の目的は日本食を思う存分食べることだそう。麺類も唐揚げも大好物だけど、今回は突撃で日本の家庭的なご飯を食べてみたいんだって、でもそんなことできるの!? 興味津々で密着をお願いしたところ、OKしてもらえたので密着決定。

you_20200309_02.jpg
8日後、茨城県下妻にてジェニファーさんに再会。でもどうして下妻に!? ...と不思議に思ったら、2004年に公開された深田恭子さん×土屋アンナさん主演の映画「下妻物語」(英称は「Kamikaze Girls」)の大ファンだと言うではないか。15年前に観て以来、ロリータの文化に目覚め、舞台となった聖地の下妻には絶対来てみたかったんだって!

you_20200309_03.jpg
家族がイタリア料理店をやっていることもあって大の料理好きのジェニファーさんは、日本の家庭料理をごちそうになれたら、作り方も習ってみたいという。この夢を叶えるべくガチ交渉を始めるが、やっぱり苦戦し、街の憩いの空間「8代葵カフェ」に入って探すことに。

you_20200309_04.jpg
捜索から1時間、見つからずに途方に暮れていると、さっき声をかけた子連れのママさんや、カフェの店員さんまで総出で心当たりを探してくれた。

そうしているうちに、カフェの下の下妻物産館で働く木村さんから、取り引きのある苅部農園さんが引き受けてくださることになったという嬉しい報告が舞い込んだ! ジェニファーさんはみなさんの優しさがありがたくて、思わずうれし泣き。

you_20200309_05.jpg
さっそく、カフェまで車で迎えに来てくださった苅部さんと一緒にご自宅へ。苅部農園では、お米以外にもネギやトウモロコシも栽培しているんだって。

you_20200309_06.jpg
ご自宅に到着すると、広い作業場で採れたてネギの選別作業が行われていた。作業場を抜け隣接する大きな母屋に入ると、中は代表的な木造の日本家屋で、本当に素敵!

you_20200309_07.jpg
居間に通してもらうと、食卓の上には大量の牛肉、いなり寿司など次々とお料理が運ばれてきて、ジェニファーさんは感激が止まらない。ちなみに慌ただしくごちそうを運んできてくださっているのは、近所の方。YOUたちに家庭料理をゴチしようと奮起してくれたお母様ひとりでは間に合わなかったそうで、わざわざ手伝いに来てくださるとは、本当にありがたいです。

you_20200309_08.jpg
このまま座って見ているだけでは申し訳ない、というジェニファーさんは自ら台所にお手伝いへ。お母様は「ここ、ちらかってるよ!」と嫌がったが、YOUが丁寧にお礼を言うと、YOUが知りたいお稲荷さんの作り方を快く教えてくれた。

続いてメインの家庭料理を作るため、いよいよ居間にお母様が登場。まずは卓上コンロの上に鍋を置き、砂糖をザザッとひとふり。次に薄切りの牛肉を投入し、砂糖にからめて炒める。肉を炒めながら、しょう油を垂らしてさらにからめる。そして野菜や糸こんにゃくも投入し、よく炒め合わせた。

さてこれ、いったいどんな料理ができるの!?

you_20200309_09.jpg
この豪快なお料理は、「苅部家のすき焼き」! もちろん、苅部農園で栽培された新鮮な下妻ネギを、ふんだんに投入するところがポイントだ。この調理法を覚えるため、ジェニファーさんがしっかり動画で録画したところで、下妻養鶏所の新鮮卵にたっぷりお肉をくぐらせて、いただきま~す!

you_20200309_10.jpg
すき焼きの味も、新鮮なネギも「本当に素晴らしい!」のひと言。先ほど作り方を教わったお稲荷さんも、ジェニファーさんは人生初だ。中に苅部家自慢のコシヒカリがぎっしり詰まった、ほっこりした美味しさの稲荷に舌鼓を打ちまくった。 この後も、サクサクの天ぷらや焼き鮭など、YOUは家庭料理を心ゆくまで堪能する。

you_20200309_11.jpg
食事を終え、ジェニファーさんは、「私の願いが叶ったわ! こういうリアルな日本の家族と一緒に食卓を囲みたかったの。家庭の温もりを感じました。最高の日でした」と、苅部家のみなさんに感謝をお伝え。最後に、「ご苦労さまでした」と労をねぎらうお母様を真似て、合掌しながら「ゴクロウサマデシタ」と返すジェニファーさんの姿が一同の笑いを誘った(笑)。

こうして最高の団らんの時は過ぎ、みなさんとお別れのハグをしたところで密着は終了。ジェニファーさんが温かい苅部家の味を、カナダの家庭でも再現できますように!

PICK UP