2月29日(土)放送の「ゴッドタン」(毎週土曜深夜1時45分)は、「お笑いを存分に語れるBAR3」をオンエア。
芸人たちが、普段は恥ずかしくて敬遠される「お笑い」の話を思う存分語り合う大好評企画の第3弾。ボーイの劇団ひとり、常連客のおぎやはぎ(矢作兼、小木博明)、飯塚悟志(東京03)、お笑いニュースを語りたいお客様、田中卓志(アンガールズ)、小沢一敬(スピードワゴン)、かまいたち(山内健司、濱家隆一)が、新世代の台頭や、あのコンビの復活劇など、2019年度のお笑いを語りつくした。
「M-1グランプリ2019」決勝の舞台裏
まずは「M-1グランプリ2019」で準優勝に終わったかまいたちが口火を切る。実は、「M-1」前のこの企画にも参加していたかまいたちは、優勝候補として和牛と自分たちをあげ、2組は見事決勝進出。山内は「読み通りの展開になるかと思ったんですが、すごいヤツが現れて」と、史上最高得点を叩き出し優勝したミルクボーイの脅威について語り始める。
会場の雰囲気も、「エグかったですね。ミルクボーイのウケ方はハンパやなかったですね」と濱家。山内も「めちゃくちゃ運がいい。ネタばれ一切しない状態で、あの形の完成形を引っさげて一撃で獲ったので、アイツらに笑いの神が舞い降りた」と振り返る。
その一方で、決勝、最終決戦でまったく違うスタイルの漫才を披露したかまいたちも、高い評価を得た。
田中は、導入はボケとしてシンプルながら「ベタなボケを笑う体にされちゃってるんですよ。かまいたちという麻薬によって」と、見事な構成によるネタの中毒性を絶賛。飯塚も「あの形はかまいたちの鉄板。他の人できないの」と分析。
「かまいたちのネタって、"かまいたち"なんだよね」と劇団ひとりが言及すれば、小沢も「普段からこの2人のやりとりがネタになっている」と感心。
濱家は、そんな賛辞の言葉が大好物のようで、おぎやはぎがラジオでかまいたちのネタについて語ったくだりを100回聴いたと真顔で告白し、一同爆笑。
また、「M-1グランプリ2019」のMVPとしては、小沢が、トップバッターを務めた「ニューヨーク」の名前を挙げる。審査員の松本人志からのコメントに対し、「最悪や!」と声に出して悔やむ屋敷裕政のリアクションが「空気を笑いやすくしてくれた」と評し、山内も「現場でも全く同意見です。(松本のコメントで)一瞬ピリッとなるのかなというところを一気に笑いに変えた」と同調。
しかし、おぎやはぎはラジオでニューヨークだけ酷評。矢作は「俺、ニューヨークのコント好きなのよ。なのに漫才になった瞬間、クソつまんねえな(笑)」と改めてダメ出しした。
2020年、さらなる活躍が期待される若手芸人について
お笑い第7世代の話題では、小沢が「シンプルにボケが全部面白い。大喜利が強い漫才」との理由で「真空ジェシカ」を挙げる。飯塚は、M-1 敗者復活でネタの進化を見せた「東京ホテイソン」、田中は、彼女がメイクを落とすネタのラストで「フリを入れない方がそこはうける」と衝撃を受けたという「そいつどいつ」の名を挙げる。
濱家は、「ブレない変なことをずっとやってるヤツ」と「デルマパンゲ」を、山内は、「次の『M-1』はトリオのパターン漫才師が来る」と予想し、「キングオブコント」で3度決勝進出の実力派トリオ「GAG」を推した。
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次回3月7日(土)深夜1時45分からの「ゴッドタン」は、「お笑いを存分に語れるBAR-若手SP―」と題し、かが屋、ゾフィー、ハナコ、ザ・マミィという第7世代のコント職人4組がコントについて熱いトークを展開する。ゾフィーの上田航平が見つけたと豪語する「コント師が食っていける方法」にも注目!?