「良きひと時を」...やけに美しい日本語を話すイケメンYOUの優雅すぎる休日:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎えてアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時55分~)。今回は「泣いて...困って驚いて ピュアすぎるYOUたちの日本再発見!SP」ということで、全国の空港でピュアなYOUを求め、空港で突撃取材を敢行。果たして今回はどんな面白YOUに出会えるのか?

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福岡空港で声をかけたのは、フランス出身で現在は日本に暮らすニキータ(34)さん。感動的なほど流暢に日本語を話せるので、理由を聞いたところ、「しばらく日本におりますし、事前にフランスで10年間勉強しました」とペラペ~ラ。それでも「西洋人から見るとものスゴく違う言語ですので、とっても難しい」とお悩みもあるようだが、とにかくパーフェクトな日本語で驚くばかり。同じフランス人と結婚し、日本の安全かつ進んだ産科で分娩して子どもも授かり、幸せいっぱいだそうだ。

ちなみに日本語を学んだきっかけは日本文学への興味からで、YOUは三島由紀夫の大ファン。彼の風景描写には、欧州にはない魅力があふれているという。もっと美しい日本語を聞きたいと密着を申し出たところ、土曜日のお昼なら仕事がないから大丈夫、ということで密着決定!

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2日後、福岡市内のニキータさんのホテルから歩いて向かったのは、水辺の公園。ベンチに座る男性に声をかけ、「福岡に何回か来ているんですけど、初めてゆとりのある1日になりまして、自分なりの時間を探しているんです。良きひと時を過ごせる場所として、海の環境が綺麗に見える場を探しているんですけど、何かオススメのところありますでしょうか?」と、優雅に質問を繰り出した。

すると男性はかしこまりつつ、海に近い世界遺産・宗像大社をオススメしてくれた。

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さっそくニキータさんは地下鉄と電車を乗り継ぎ、1時間ほどかけて最寄りの東郷駅へ。ここからはタクシーに乗ってということで、乗り場でドライバーさんに目的地から海は見えるかと確認したところ、「宗像大社からは海は見えません」という驚きの回答が!

困惑して、海が見えるような場所を教えてほしいとお願いすると、ドライバーさんがオススメしてくれたのは「宮地嶽神社」だった。

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地元のドライバーさんを信じてタクシーに乗り込み、いろいろと神社について質問を繰り出すニキータさん。ドライバーさんによれば、宮地嶽神社は1年に2回、日没になると鳥居から参道を太陽の光が射していく、「光の道」と呼ばれる超絶景が現れるらしい。

その貴重なチャンスがまさに今日あたりだというのだから、これは何かに引き寄せられたのかもしれない! YOUは、「さらに魅力的な場所に行く事になったんじゃないかと。これは縁が良いね」と微笑んだ。

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タクシーに乗って20分後に神社に到着。 「ぜひ安全運転を第一で! お世話になりました」とドライバーさんにお礼を言って別れ、入口の警備員さんにあいさつをし、鳥居をくぐる前に一礼も欠かさない。そんなニキータさんには「素晴らしい」の言葉しかなかった。
間もなく日没になれば、光の道が見られるはずだ! 階段を上った先には、はたしてどんな絶景が待っているのか、期待でワクワクしながら頂上に着いて振り返ってみると...。

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チ~ン、曇天のため絶景は見られなかった。あまりに残念。では、もし晴れていたらどんな絶景だったかというと...。

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どーん! これが「光の道」なんだって、なんて素晴らしい! 2月下旬と10月下旬の数日のみ、見ることができる自然現象なのだそう。

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先ほどからニキータさんは階段の頂上の端に座り、目を閉じて微動だにしない。よく見れば、目にうっすらと光る涙まで...。絶景が見られず悲しかったのね、と心配したのも束の間、ニキータさんは「私にとっては最高の美しさだと思います。だって、葉っぱの会話のように見えない?」と、さすがのポジティブ転換。

風に乗って揺れる木々の葉のざわめきに耳を傾け、まるで会話のように感じているそうだ。

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こうして、ニキータさんのゆとりある1日が終わろうとするところで密着は終了。ニキータさんはこれからも時間のある限り、こう過ごすと言って笑顔を見せてくれた。こちらこそ素敵な時間をありがとう、これからも日本の良いところ、たくさん見つけてね!

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