大ヒット曲「会いたい」の印税と呪縛...お金で2度も地獄を見た歌手を救ったのは酒井法子だった!?:じっくり聞いタロウ

公開: 更新: テレ東プラス

売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時12分放送)。2月27日(木)の放送では、130万枚の大ヒット「会いたい」の歌手・沢田知可子が、天国からお金で地獄を見た波瀾万丈の人生を大暴露!

jikkuri_20200229_02.jpg
実は歌手デビュー前には浦和警察署交通課の交通安全協会で働いていたという沢田。その頃にバンドを組み、ライブハウスで歌っていた中、1987年に自らデモテープを持ち込んだことをキッカケに24歳で歌手デビュー。

jikkuri_20200229_03.jpg
3年後の1990年にシングル「会いたい」をリリースするが、実はこの曲はシングルカットの予定はなくアルバム曲の1曲として作られたそう。「当時、中央競馬会のCMソングのタイアップが決まって、別の曲がシングルカットで社運を賭けて頑張っていた」そうだが、「会いたい」のディレクターが会社とケンカまでしてシングルカットとなった。

そして「会いたい」は130万枚の大ヒットを記録。その印税だが、沢田の作詞作曲による楽曲ではないため「歌唱印税」だけ。歌唱印税は人によってランク(比率)が違っているそうで、「私はデビュー3年目だったので一番低い印税でしたが、それでも5000万円入りました」という。

jikkuri_20200229_04.jpg
現在も曲はカラオケ等で歌われているが、歌唱印税はレコード会社との契約が終わると入らなくなるため、事務所から独立した沢田に入る現在の印税はゼロ。「歌っていますと言われて『ありがとうございます』って言いながら、私には別に......(苦笑)」と苦笑した。

「会いたい」は87週オリコンチャート入り。翌年の有線放送大賞でグランプリを受賞し「紅白歌合戦」への出場も果たしたが、沢田は「会いたい」の呪縛に苦しめられたと語る。

jikkuri_20200229_05.jpg
いくら新曲を出してもオファーが来る曲は「会いたい」ばかり。その状況に「本当に苦しかったですね。事務所のせいにしたり、レコード会社のせいにしたり、誰かのせいにした時もありました」と「会いたい」を歌うことすら嫌になったこともあったという。しかし、2000年に「21世紀に残したい泣ける名曲」としてサザンオールスターズの「TSUNAMI」を超えて「会いたい」が1位を獲得。「その時に自分の中で初めて『会いたい』を超えるなんて考えは捨てよう」と呪縛から解放されたと語る。

jikkuri_20200229_06.jpg
しかし、大金を手にした結果、大変な目にあうことに! 印税が入った頃、事務所に勧められるままに葛飾区四ツ木に6000万円のマンションを「相場も分からず買ってしまった」そうだが、バブルが崩壊して6000万円のマンションが2000万円になり4000万円も大損。さらに1994年にコンサートツアーを実施するが、オファーしたコンサート会社が潰れてしまいギャラがすべて未払いになってしまった事も。

jikkuri_20200229_07.jpg
お金で2度も地獄を見た沢田だが、1996年放送の酒井主演のドラマ「続・星の金貨」の主題歌「鏡のドレス」のカップリング曲「Star Talk」の作詞・作曲を担当。「鏡のドレス」の大ヒットし、カップリング曲にも同じ印税が入ってきたのだが、その金額が1500万円だったそうで「そんな一番苦しいときに助けてくれたのが酒井法子さん」と。そんな沢田は現在、中西圭三とともに全国でディナーショーを開催しているそう。

この放送は、「ネットもテレ東」で期間限定配信中です!

PICK UP