女子高生と元ホステスのパート従業員を銃で射撃...強盗? 怨恨? 未解決事件に隠された重大な事実:じっくり聞いタロウ

公開: 更新: テレ東プラス

売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時12分)。2月20日(木)の放送では、銃器ジャーナリストの津田哲也さんが、「平成の未解決銃撃事件」の真相を大暴露!

1995年、八王子にある「スーパーナンペイ」の事務所で拳銃を持った何者かが女性従業員3名を射殺。それまで暴力団やテロリストの専売特許だった銃器が普通の市民に向けられ、容赦なく殺害したことから、日本の銃犯罪のターニングポイントとも言われている。今も犯人は捕まっていない。

事件の被害者は47歳のパートの女性とアルバイトの女子高生2人。犯行時間はわずか5分と思われ、銃は至近距離から発砲されており、被害者は即死。金品は何一つ奪われていなかったという。

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「当初、警察は強盗殺人として以外に怨恨説を有力視していたんですよ。パートの女性が元ホステスさんで、男女関係、金銭トラブルの噂もあった。そういう捜査で身辺の人が洗われたんですが、シロだった」と話す津田さん。犯行動機もいまだ謎に包まれたままだが、津田さんが独自の推理で導き出したのは強盗説。

それではなぜ、怨恨説ではなく強盗説を唱えるのか! そこには驚きのプロファイリングがあった。

女子高生2人は後頭部から1発ずつ、パートの女性だけ前頭部と頭頂部辺りに2発打ち込まれており、前頭部の1発は貫通、頭頂部の1発は体内に残っていたという。

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この2発の銃弾から、犯人が浮かび上がる!

津田さんは「同じ弾を使い、同じ銃のはずなのに、そういう性質の違いが出るのはなぜかというと、現場にあった金庫に銃で撃った痕があったと言われていて...。要は犯人が金庫を開けようとして撃ったんじゃないかと。その位置が高さ80~90cmくらい横長の楕円形の銃創だった」とコメント。そこに強盗説につながるヒントがあるという。

「これは跳弾(弾が当たって跳ねた痕)した痕で、こうした場合弾が潰れる。それが当たった場合、貫通しないんですね」と津田さん。女性が金庫を開けようとしていたところ、イライラした犯人が暴発させたのか故意に撃ったかして、それが跳ねて当たって死んでしまったんじゃないか...「後の人たちも口封じのために殺したんじゃないかという見方ができる」と推測する。

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さらには、銃から犯人像をプロファイリング!

銃はフィリピンで製造されたもので、正規の工場で作っている「コルト社」のコピー。「相場では一流品よりも安く買えるもので、そういう銃を使ったということは(おそらく)外国人の強盗。しかも素人じみた犯罪者だったのでは?」と津田さん。しかもこれだけ年月が経って手がかりが掴めていないのは、偽名で不法入国した人で、すでに海外に逃げてしまっている可能性があると推測した。果たして、犯人は今どこに!?

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