穴という穴から垂れ流し...沢尻エリカが使用した薬物の上をいく”最も危険なドラッグ”とは?:じっくり聞いタロウ

公開: 更新: テレ東プラス

売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時12分)。2月20日(木)の放送では、凄腕の元麻薬取締官(通称:マトリ)で、現在は薬物アドバイザーとして活動する廣畑徹さんが登場。「さまざまな違法薬物を体に入れたらどうなる?」衝撃の実態を暴露する!

廣畑さんはマトリ時代、高樹沙耶や高知東生など20、30人の芸能人を麻薬取締法違反で逮捕してきたが、マトリが定期的に芸能人を捕まえるのは、ある裏事情が存在するからだという。廣畑さんいわく「芸能人だと末端の使用者でありながらすごく報道されるので、それに乗じて薬物の啓発や宣伝をしていこうということで年に1、2回は捕まえる」とのこと。若い頃は金髪にして潜入捜査もしていたそう。

だがせっかく芸能人を追っていたにも関わらず、途中で大きな薬物事件に遭遇すると、操作が中断してしまうことも。

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違法薬物の中でも代名詞とも言えるのが覚せい剤。そしてピエール瀧の逮捕のキッカケとなったコカイン。果たして、どこがどう違うのか!

「覚せい剤もコカインも、よく似た作用なんですよ。でも原料が全然違います」と廣畑さん。覚せい剤は"麻黄"という植物からエフェドリンを抽出し、他の化学物質と反応させて作るが、コカインは茶葉として使われることもある"コカ"の木の葉っぱから作られる。材料も品質も値段も違うが、両者共に

「(中枢神経を)興奮させる2大ドラッグなんですね」と廣畑さん。近年はコカインを使用する芸能人が増えており、それにはいくつか理由があると推測する。

1つ目は「覚せい剤=ヤクザ」という感じでイメージが悪いため。2つ目は覚せい剤は注射器を使用するがコカインは吸引するだけで道具がいらず、いつでもどこでも手軽に使えるため。

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コカイン使用者は「鼻の粘膜がただれて、鼻の穴のヘッキリ(2つの穴の間)が(溶けて)なくなる人がいますよ。鼻の穴が1個になっちゃう! いつも(鼻を)ズルズルさせている」と廣畑さん。

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一方、沢尻エリカ逮捕のキッカケとなった違法薬物・MDMAは、身体依存こそないものの、精神依存が高いという。別名セックスドラッグと言われており、裏社会ではMDMAを飲んで行う性行為を"キメセク"と呼び、"何十倍もの快楽を得られる"とのこと。「相手と話がしたくなり、共感を持つ、仲良くなれる、肌も敏感になる。ずっとイキっぱなしになるんですよ!」と廣畑さん。

さらに裏社会ジャーナリストの石原行雄さんによれば、MDMAはクラブとの親和性が高く、錠剤なので踊りながらでも追加して使用できるとのこと。錠剤に半分のスリットが入っているのも特徴的だが、「1錠では多いな」という時や、カップルで半分ずつ飲んで一体感を高めることができるという意味合いが含まれているそうだ。実際、死亡事件につながった事件も存在する。

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さらに、あまり知られてはいないものの"恐ろしい作用"を起こす衝撃の薬物が!

精神療法に利用されていたLSDは「幻覚が出て変なことをしゃべったり、空間が歪んだりする。もともと液体で0.00何グラムの使用でイケるから溶液を飲んだら死んじゃう。五感が研ぎ澄まされるというのもあるし、潰れていくというのもあるでしょう。鍵穴から入ろうとしたヤツもおりますよ!」と廣畑さん。

もともと動物に使う麻酔薬だったケタミン。人体に入れると衝撃の作用を引き起こすという。「使うと臨死体験ができるんですよね。死んだ自分を上から見ることができるというので、すごく流行った。見えたような脳の構造になっちゃうんでしょうね」と廣畑さん。

最後に廣畑さんが「最も危険!」と断言する薬物がモルヒネの10倍の強さを持つといわれるヘロイン。戦争中は鎮痛剤として使用されていた。「3回やれば禁断症状が出る。穴という穴から垂れ流しで起きられない。捕まえて24時間は留置するでしょ。次の日くらいから立てないんですよ。歩けないし垂れ流し状態」と廣畑さん。とにかくどんな違法薬物でも、手を出してはいけないこと。これだけはたしかです!

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