ものづくりのプロフェッショナル! インフラを支える黒子企業「日本ガイシ」の復活劇:カンブリア宮殿

公開: 更新: テレ東プラス

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2月20日(木)夜10時放送の「カンブリア宮殿」は、インフラを陰から支える知られざる黒子企業。600億円の損失にも怯まず、世界の名だたる強豪たちに挑戦してきた、「日本ガイシ」の感動の復活劇を追った。

世界トップの技術力で大躍進! 目からウロコのクロコ企業

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日本を代表する洋食器メーカー「ノリタケ」。温度を緻密に操る優れた"焼き"の技術力で、世界が認めるブランドに成長してきたが、実はノリタケ、そのセラミック加工の技術を元に、世界に羽ばたく2つの大企業を生んできた。1つは、洋式便器のトップメーカーTOTO。そして、もう1つが、名古屋に本社を構える「日本ガイシ」だ。

実は日本ガイシ、世界の最先端技術を支える黒子企業。電気を安全に送るために使われる鉄塔用の碍子は国内シェア約9割。自動車に取り付けられている排ガス浄化装置用品では、世界の車の、2台に1台が日本ガイシ製だという。

さらに、自然放電がほとんどなく、大量の電力を長時間貯蔵できる、高性能蓄電池「NAS電池」の開発にも世界で唯一成功した企業だ。なぜ日本ガイシは、これほどのナンバーワン・オンリーワンの製品を生み出し続けることができるのか? 日本ガイシの驚き経営術の全貌に迫る!

「失敗しても怯むな!」開発型企業の知られざる誕生秘話

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1919年、日本陶器(現・ノリタケ)のガイシ製造部門から独立した「日本ガイシ」。ガイシの製造で培った技術を生かし、自動車の排ガス浄化装置用のセラミックや、放射性廃棄物処理設備の製造に参入し、大きく成長してきた。そんな日本ガイシに入社した大島は、高性能の蓄電池「NAS電池」の開発を担当。約20年の開発期間を経て実用化に漕ぎつける。

しかし、完成したNAS電池が納品先で火災事故を起こし、約600億円の特別損失を計上。会社設立以来、初の赤字に陥ったという。そんな大失敗を招いた大島を奮い立たせたのが、当時の社長の一言にあったという。失敗を恐れず新製品を生み出し続ける、感動の復活劇を徹底取材した。

新たな世界一を! 挑戦し続ける日本ガイシの次なる一手

他にないものづくりで勝ち続ける日本ガイシ。培った技術を生かして、いま開発を進めているのが、厚さ0.45mmという超薄型の蓄電池だ。次世代モバイル通信「5G」や来たるIot時代を見据え、新たな挑戦を続ける日本ガイシ、その最先端研究の現場に潜入した!

【ゲスト】
日本ガイシ 社長 大島卓

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@cambrian_palace

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