東京で飲めるのはこの店だけ! 360年以上の歴史ある酒蔵の地酒「君萬代」と、心温まる肴:今夜はコの字で

公開: 更新: テレ東プラス

カウンターが"コの字"の店は、左右、斜め、人の顔が並び、上座も下座もないフラットな場。人と人が触れ合う"コの字酒場"を舞台にしたドラマ「今夜はコの字で」(毎週月曜深夜0時放送)が、BSテレ東にて放送中。

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第7話では、仕事がうまくいかず弱音を吐く吉岡としのり(浅香航大)に、先輩・田中恵子(中村ゆり)が「究極のコの字酒場」だという東十条「よりみち」を紹介。

JR京浜東北線・東十条駅から、にぎやかな商店街を真っすぐ進み、十字路を左へ曲がりさらに進む。高架下をくぐると完全な住宅街ですが、臆せず進めば赤提灯が見えてきます。

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昔ながらのラーメン屋のような外観ですが、ガラスの引き戸を開ければ、歴史を感じるコの字カウンターと優しい笑顔の女将さんがお出迎え。

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若い頃は銀座のデパートのハウスマヌカンだったという女将さん。先代が亡くなり一度は店を畳もうとしたそうですが、常連のみなさんの熱い要望で店を引き継いだとか。

早速、「とりあえずビールで」と注文した吉岡に、「すみませんけど、そちらからお願いします」と女将さん。発砲スチロールの箱の中には、氷で冷やされた瓶ビールが。女将から栓抜きとグラスを渡され、ビールはセルフで取るスタイルなのです。"コの字中級者"を自負していた吉岡も、初めての体験に「氷で冷やされた瓶ビールって、こんなに美味いのか!」と感激。

さて、つまみは......と店内を見渡せば、ホワイトボードに豊富なメニューがずらり。200円台のものも多いのがうれしい。

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合流した恵子が選んだのは、「ポテトサラダ」。ほくっとしたジャガイモに、タマネギ、キュウリ、ニンジンの歯ごたえが小気味良い! 懐かしい味わいにホッとします。

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ここにもつまみが! カゴに盛られたお菓子から、ビールのお供を選ぶのも楽しい。

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実は、恵子が初めて訪れたコの字酒場が、この「よりみち」。当時、仕事に行き詰まりを感じていた恵子を癒してくれた店なのです。その時の思い出の一品が、白菜たっぷりの「湯豆腐」。心も温まります。

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「ここに来たらこれを飲まなきゃ!」というオススメのお酒は、クセがなくスッと飲める、茨城県取手の地酒「君萬代」。明暦元年(1655年)の創業から360年以上の歴史を誇る取手に唯一残る自家醸造蔵で醸す「君萬代」。先代が蔵元と懇意にしていたことから卸してもらっているそうで、東京で飲めるのはこの店くらいとのこと。

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つまみにはチーズを焼き海苔で挟んで。お酒が進む、間違いない組み合わせ!

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気取らない女将さん、思い思いに楽しむ常連さんがいれば、居心地がいい。この良さはネットの点数じゃわからない。人生にくじけたり、迷ったりしたときは、赤提灯を目印に"よりみち"したくなる、そんなお店です。

【お店紹介】
よりみち
住所:東京都北区東十条5-15-16
営業時間:17:00〜24:00
定休日:火・水曜日
※店舗情報は2020年2月のものです。

昼から飲める! 赤羽のコの字

次回2月24日 (月・休)の放送は深夜0時36分から。「今夜はコの字で」第8話は!?

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コの八
赤羽「まるよし」
土曜日なのに企画書を仕上げるために休日出勤の吉岡(浅香航大)と山田(小園凌央)。そもそも山田の資料が間に合ってないからこんなことになっているのに、作業が終わったら彼女とデートだと言ってさっさと帰ってしまう山田。つい、恵子(中村ゆり)に愚痴メールを送ってしまう吉岡だったが、仕事中の恵子から昼過ぎからやっている赤羽のコの字を紹介してもらい、勇んで出かける。

店内は既にいい感じに盛り上がっており、まるよしサワーとキャベ玉で一人悦に入る吉岡のもとに、仕事を切り上げた恵子が合流。二人で昼酒を楽しんでいると奥のテーブルからもつが苦手だと言ってメニュー選びで揉めるカップルの声が聞こえてくる。なんとそれは...?

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