田中要次が愛猫の魅力を語る「”来るの？ 来ないの？ どっち？ あぁ...”という感じがたまらない（笑）」

ＢＳテレ東では、2月22日（土）猫の日にちなんで、社名を「ＢＳテレ東」から「ＢＳキャッ東」と改名し、猫に関連した番組を多数放送！

2月22日（土）午後4時からは、シネマスペシャル「猫が教えてくれたこと」を放送！トルコ・イスタンブールで暮らす野良猫たちを撮影したドキュメンタリー映画の日本語吹き替え版をテレビ初放送。ナレーションを、芸能界きっての愛猫家として知られる田中要次さんが務めます。田中さんの温かみあふれるナレーションと、猫にまつわるほっこりとしたストーリーのコラボレーションをお楽しみください。

そこで「テレ東プラス」は、ナレーション録りを終えた田中さんを直撃！映画の魅力について、愛猫とのラブラブな生活について伺いました。

愛猫のサビがいないと、やっぱりトイレが物足りない（笑）

──まずは、映画をご覧になった感想からお聞かせください。

「空撮から入って映し出されるイスタンブールの風景がとても素敵で、猫たちが自由に人と一緒に暮らしている感じが新鮮でした」

──イスタンブールでは、"猫は神聖な生き物"として扱われ、街の人々が野良猫の面倒を見るのが自然である...そういった背景があるからこそ撮影できた映画なのかもしれませんね。

「カメラワークもすごくて、どうやってポジションチェンジしているの？カメラは2カメ、3カメあるの？と、どうやって撮影したのかも気になりました。まるで猫が芝居をしているのかと思うシーンもあるんですよ！猫の動きがキレイに描かれていて、とにかくいろんなシーンが素敵でした」

──映画のキャッチフレーズは「地上10cmの"猫目線"」で、監督は撮影のためにさまざまな猫カメラを開発したそうですね。映画では7匹の猫を追っていますが、田中さんの印象に残った猫ちゃんは？

「冒頭で出てくるお母さんネコです。魚をくわえたままずーっと歩いて、子どもたちに与えている姿が印象的でした。子どもができて母親になって、親としての行動をとり出したという...。すごいなと思いました」

──田中さんの猫ちゃんについても、ぜひ聞かせてください！今は何匹と暮らしているのでしょうか？

「3匹いて、上の子が黒猫のクマ子6才、真ん中の子が茶トラのチャイで5才、末っ子がキジトラのサビ4才。年子でみんな女の子です。先代の猫も全部女の子。猫って仕草とか含めて女性的なイメージだなと思っているので、女の子がいいな～と思って（笑）。だから全員女の子なんです。保護猫サイトを利用して、我が家にやってきました」

──田中さんのハートを一撃する、猫ちゃんの仕草を教えてください。

「うーん、やっぱりジーッと見つめられているときですかね？末っ子のサビは座っている僕の足元に来ては、ジーッと僕を見上げて"膝に乗っていいですか？"みたいな表情をするんですよ。でも、すぐには乗ってこなくてけっこうためるんです。"来るの？来ないの？どっち？あぁ..."という感じがたまらない（笑）」

──猫ならではの焦らしですよね。犬なら「ご主人様！」とダッシュで抱きついてきますから。

「なんというか、理詰めでこない感じがいいですよね。ハートのつかみ方が妖艶で...。今、一番至福を感じるのはトイレに座っている時で、サビが膝に乗ってくれるんですよ。冬は特にいないと寒い...（笑）。ドアを閉めていても"開けて！"と、ドアをカリカリしてくるので、いつでもウェルカムという意味で、ドアを開けっ放しにするようになってしまいました（笑）」

──猫ちゃんに翻弄されている田中さんの様子が目に浮かびます（笑）。愛猫家ならではの猫の落とし方、あやし方はありますか？

「うーん、みんなそれぞれ嗜好が違っていて......。クマ子はあんまり触らせてくれません。目が合うと逃げていっちゃうので、そっと側に行って顔を擦りつける。チャイは、クッションで乳揉み行為をしますが、その時、僕に側にいて欲しいみたいで"一緒にやろうよ"みたいな（笑）。クッションをチューチューしているチャイを、横から眺めてイチャついています。サビは人の心を振り回すのが上手くて、膝に乗るまで焦らしたくせに、乗ったら乗ったで抱きついてくれるので、それがたまらないんですよね。アレ？猫の落とし方じゃなくて、落とされ方になっちゃいましたね（笑）」

──でも、猫ちゃんたちへの愛情が伝わってきます！もしも田中さんが大好きな猫になったら...やってみたいことはありますか？

「......お尻をなめてみたいですね（笑）。だって人間は、自分のお尻をなめられないじゃないですか。顔が届くってすごいなと（笑）。あと、しっぽがあるとどんな感じなのか体感してみたいです。猫を見ていると、しっぽには違う人格がいる感じがする。なんとなく連動していないというか、自分の体の一部だと思ってる？と感じる瞬間があるんですよ」

──最後にタイトルにちなんで...田中さんが猫に教えてもらったことはありますか？

「ひとりぼっちの寂しさですかね。家に一人でいても猫たちがいるので寂しくないんですよ。トイレにいても、"今日はサビが来るかな？"と期待したり...。日常的なことなんですけど、感動させてくれることも多い。でも、ロケ先のホテルでトイレに入った瞬間、"ひとりなんだ..."と寂しさを噛みしめるようになってしまって。一人のトイレはどこか物足りなくて（笑）。そういう意味でも、猫たちの存在がいかにありがたいか...日々そんなことを教えてもらっているような気がします」

──田中さん、素敵なお話をありがとうございました！田中さんがナレーションを務めるドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」は、2月22日（土）午後4時放送！どうぞお楽しみに！

（取材・文／船桂子）

【映画「猫が教えてくれたこと」ストーリー】
異国情緒漂うイスタンブール。ここは人と猫が支え合って生きる街。街に息づく猫と人々の幸せな関係を地上10センチの猫目線で切り取るドキュメンタリー（2016年／トルコ）。
子猫たちにエサをあげるため、市場の食べ物を狙うトラ猫の「サリ」、なでられるのが大好きなメス猫の「ベンギュ」、レストラン近くに住みネズミ退治を仕事にしている義理堅い性格の「アスラン」、喧嘩が強く、旦那を尻にしいているくせに嫉妬深い主婦猫「サイコパス」、下町の市場に住み、そこで働く商売人や客たちと触れ合う看板猫の「デニス」、遊び人風で周囲の大人たちの心を虜にするチョイ悪の「ガムシズ」、高級なデリカテッセンにいつも美味しいチーズやターキーしか食べない贅沢で礼儀正しい「デュマン」。一方、街の人間たちはそんな猫と寄り添うように日々生きている。一方、街の人々はそれぞれが猫への熱い思いを持っていた。

【2月22日(土)「ＢＳキャッ東」の猫まみれ編成！】

▽朝5時30分～「サブちゃんと歌仲間」
大物歌手たちが猫トークに花を咲かせる。
▽朝7時00分～「妖怪ウォッチ Jam」
化け猫の怨霊「バケーラ」が登場。
▽朝8時00分～「おんがく交差点」
久野綾希子がミュージカル『キャッツ』の「メモリー」を歌う。
▽朝9時00分～「プラス10サタデーニュースの疑問」
猫の日についてのトーク。
▽午前10時00分～「ＢＳキャッ東社長室生中継（仮）」
猫社長ピンクちゃんの仕事ぶりを生放送。
▽午前11時30分～「ポチたまペット大集合猫の日記念いやしのニャンコあつめてみましたSP」
▽昼12時30分～「TVチャンピオン極～KIWAMI～ネコ通選手権」
▽午後4時00分～映画「猫が教えてくれたこと」
無料テレビ初放送・吹き替え新作版でお届け。
▽夕方5時30分～「バカリズムの30分ワンカット紀行」台東区「谷中銀座」で"猫巡り"」
▽夕方6時30分～「港猫」
4K制作でお届けする北海道の漁猫の物語。
▽午後7時00分～「CIAOちゅ～る presents オールねこ感謝祭！！」
毎日癒しや笑いをくれる猫たちに感謝をする番組。治界からは何故か猫にモテモテだという石破茂さんもスペシャルゲストとして登場。
【出演者】中川翔子・岩井勇気（ハライチ）・パンサー
スペシャルゲスト・石破茂
ナレーター・尾崎由香
▽午後8時00分～「ポチたまペット大集合！ほっこりニャンコてんこ盛り2時間SP」
▽午後10時00分～「卓球ニャパン！」
※2月4日(火)時点