定期代44万円！ 29歳女性が往復5時間半かけて遠距離通勤をする理由：所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ！

「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ！」（毎週金曜よる9時）の人気シリーズ「あなたはなぜ遠距離通勤をするんですか？」。驚きの遠距離通勤をしている方に密着取材をし、「なぜそんなに遠くから通っているのか」を紐解きます。

「テレ東プラス」では、12月27日（金）の放送内容を紹介。とある場所から遠距離通勤をする女性に密着します。調査するのは、バイきんぐの西村瑞樹。まずは遠距離通勤者が勤めているという、東京・渋谷駅から徒歩2分のオフィスにやって来ました。

遠距離通勤をしているのは、ウェブコンサルティング会社で働く富沢友里さん(29)。同僚の方いわく「家に遊びに行ったことがあるけど、"旅行か！"っていうくらいの距離。覚悟して行った方がいい」とのことで、西村もタジタジ。いったいどこまで帰るのでしょうか。

夜7時30分、帰宅開始！真っ直ぐ渋谷駅前へ向かうのかと思いきや、コンビニに寄り道して軽食を購入。「家までかなり遠いので、移動中に食べる」とのこと。いよいよ東京方面行きの山手線に乗り込み、渋谷を出発します。新幹線が多く乗り入れる品川駅を通過し、ホッとしたのも束の間、やはり東京駅で乗り換えるそう。在来線・地下鉄・新幹線など数多くの路線が乗り入れている東京駅ですが、富沢さんが乗るのは...？

乗車したのは新潟行きの上越新幹線。先ほど買った軽食を食べつつ、埼玉県、群馬県と通過しますが、降りる気配はありません。新幹線はそのまま北上を続け、会社を出てから2時間が経過した頃、ついに新潟県へ！ 1都3県を縦断する帰宅ルートに、「まだ降りないの？」と不安そうな西村。

渋谷を出てから約2時間30分。ようやく富沢さんが降りたのは、新潟県の越後湯沢駅でした。気温は0度、駅前はみぞれ混じりの雪景色。

気になる定期代は......なんと3カ月分で約44万円！
会社が負担してくれるのは月3万円とのことですが、実は他にも、この遠距離通勤を手助けしてくれる補助金の存在が。

駅から自宅までは毎日お母様が車で送迎してくれるとのことで、西村も同乗させていただくことに。越後湯沢駅から10分ほど走り、夜10時15分、ようやく自宅に到着！片道2時間45分、往復5時間半の遠距離通勤。ご両親と3人で暮らしているご実家にお邪魔させていただきます。

実は富沢さんが住む湯沢町では、新幹線通勤をする若い世代に、毎月最大5万円の補助金が支給されるそう。それでも富沢さんの自己負担は1カ月約6万円。「3年前までは池袋で1人暮らしをしていて、家賃は約7万円。その頃よりは安くすんでいます。でも、遠距離通勤をする一番の理由は他にあります」という富沢さん。外が明るくなったら理由が分かるとのことで、明日また会うことに。

翌朝もう一度ご自宅を訪ねてみると、エプロン姿の富沢さんの姿が。実は富沢さんのご実家は、自宅と隣接した民宿を経営。冬はスキー客、夏は学生の合宿所として利用されており、一年中大忙しなのだとか。

民宿自慢のボリューム満点の夕食は、なんとこれで1人前。ご厚意で夕食をいただいた西沢も大絶賛！人気なのも頷けます。週末忙しいご両親の手伝いをするために、遠距離通勤をしている富沢さん。しかしそれ以外にも、湯沢町で暮らしたい理由がありました。

その理由は、富沢さんが3歳から始めたというスキー。富沢さんの自宅近くにはスキー場が10ヵ所もあり、スキーが存分に楽しめる最高の場所だそう。さらにもう一つの楽しみが！

それは、越後湯沢に数多くある温泉。湯沢町民がもらえるパスカードを持参すれば、どの温泉でも300円で入ることができます。源泉掛け流しの湯と雪の絶景が堪能できるのも、湯沢町の魅力のひとつ。「東京の仕事も楽しいし湯沢町も好きなので、両方のいいとこ取りで今後も生活したい」と語る富沢さん。往復5時間半の遠距離通勤の理由には、両親への思いやりと故郷への愛がありました。

そして明日よる9時放送の「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ！」では...。

●驚きの遠距離通勤なぜそんなに遠くから通っているんですか？リポーター：しずちゃん（南海キャンディーズ）
今回の遠距離通勤者は、32歳の女性！勤めている会社内でも評判の遠距離通勤者だというが一体どこから通っているのか？早速、渋谷駅から帰宅に同行する。渋谷駅からはJR湘南新宿ラインに乗り到着したのは、埼玉県の大宮駅。そこからは上越新幹線に乗り、新潟方面を目指す。実は彼女はとんでもない場所から通っていた！通勤時間は往復8時間！しかし定期は持たず1回往復約2万円の交通費をかけて通勤しているという。なぜ彼女は定期を持っていないのか？そして、彼女がそこまでして遠距離通勤をす理由とは！？