ズボラさんにもオススメ! 「畳まなくていい」「衣替えしなくていい」クローゼットの作り方

公開: 更新: テレ東プラス

洗濯物を畳むのが嫌でその辺に掛けちゃったり、衣替えが面倒くさくていつまでもシーズン遅れの服を着ていたり......何かいい方法ないかしら?

さまざまな専門家がお役立ち情報を提供する「なないろ日和!」(毎週月~木 午前9時26分~放送中)から、整理収納アドバイザーの伊藤朋美さんに、畳まなくていい、衣替えもしなくていい「楽できるクローゼットの作り方」を教えていただきました。

nanairo_20200202_01.jpg

畳まなくていい収納にしよう!

クローゼットやタンスに洋服が収まりきらなかったり、同じ色やデザインのものを買ってしまったり......きちんと整理収納できないのは、必要な量より多すぎるから。

「まずは、自分がどんな服をどのくらい所持しているか確認すること。自分の着こなせる量を把握し、その分だけ所持するようにすれば、クローゼットから洋服があふれることもなくなり、衣替えも楽になります」(伊藤朋美さん、以下同)

nanairo_20200202_02.jpg
【畳まなくていい収納】
イスやソファーに洋服が掛かっていたり、洗濯物を干しっぱなしにしていたり......そんな人には「畳まなくていい収納」がオススメ。

「日本人はタンスを使っているので『畳まなきゃ』という意識がありますが、畳むのが苦手な人は"畳む"という概念をなくせばいいんです。引き出しに収納しようとすると"畳む"ことが必要になるので、すべて"掛ける"中心の収納にします」

1."掛ける"スペースを作る
クローゼットの下の空いた部分に、もう1本つっぱり棒をつけたり、引っかけるだけで2段吊りができるブランコハンガー、パンツを掛けるスラックスハンガーを置く、など。

2.掛けるられる衣類はすべて"掛ける"
Tシャツやニットのセーターもハンガーに掛けたり、吊り下げ型のハンギング収納にふわっと入れる。※ニットのハンガーの掛け方は下記をチェック!

3.究極は"干してそのまま収納へ"
ハンガーを洗濯用のものに統一し、干して乾いたらそのままクローゼットに収納すれば、楽チン!

【ニットが型崩れしないハンガーのかけ方】

nanairo_20200202_03.jpg
1.ニットを縦半分に折ってV字にする。
2.脇の部分にハンガーのフックがくるように置く。
3.ハンガーに、袖を折り返す。
4.ハンガーに、身頃を折り返す。

衣替えがしなくていいクローゼットの作り方

面倒な衣替えも、"入れ替える"だけで楽にできる方法があります。

【クローゼット・押し入れ】
奥行のあるクローゼットや、押し入れをクローゼットとして使っている場合は、つっぱり棒を二段構えにし、高さを少し変える。手前をオンシーズンの服、後ろをオフシーズンにして、衣替えの時は前後を入れ替えるだけでOK。

【引き出し・収納BOX】
・奥行きがある場合は、手前のシーズン、奥にオフシーズンのものを入れて、シーズンによって入れ替える。
・深さがある場合、仕切りボックスを2段重ね、「春夏用」「秋服用」のボックスを作って重ねておき、シーズンによって上下入れ替える。

カラーボックスは万能アイテム!
また、クローゼットや押し入れに、カラーボックスを二段構えに入れて背板を抜けば、奥行きのある収納棚として使えます。こちらも手前と奥にわけてシーズンごとの衣類を入れておけば、入れ替えるだけ。

仕切りは紙袋で作ろう!
引き出しや収納BOXの中の仕切りは、100均などで購入するほか、紙袋でも作ることができます。まずは取っ手を取り、引き出しの深さに合うように上の部分を織り込めば完成。マチのある紙袋がオススメ。

整理整頓のためには、まずは本当必要な量を把握し、それに合った収納を用意、そして面倒なことを"しなくてもいい"収納方法にすることが大事。今から取り組めば、もうすぐやってくる春の衣替えも楽にできますよ。

取材協力:伊藤朋美さん。整理整頓アドバイザー。整理収納サービスを提供する株式会社Re-style代表取締役。10年以上に渡る住宅会社でのリフォーム提案で培ったプロのノウハウと、自身も2児の母であり、かつては片付けが苦手だったと自負する等身大の経験に基づくアドバイスが、同世代の子育て中の女性に定評。起業から2000件以上もの整理収納アドバイスを行うアドバイザーとなり、企業や個人からのオファーが絶えない。DVD「新居に引っ越す時の整理収納テクニック」好評発売中。
オフィシャルサイト

伊藤朋美さんも出演する「なないろ日和!」は、今後もあらゆる専門家が出演し、生活に役立つ情報をお届けしていきます。毎週月~木曜9時26分からのOAも要チェックです!

PICK UP