企業のトップなど、今、会いたい人をフィーチャー。MCの田村淳が鋭く斬りこみ、トークセッションから新たなビジネスの創造を目指す「田村淳のBUSINESS BASIC」(BSテレ東 毎週日曜よる11時)。

東京オリンピック・パラリンピックの開催により盛り上がりを見せる一方で、少子高齢化や人口減少などの目的に直面している地方。都会と地方の格差は広がるばかりだ。しかし、「ピンチはチャンス」と変革を起こそうとする人たちもいる。1月19日(日)の放送では、地方創生を担う企業4社が集結し、その突破口を探る。

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【一般社団法人あすびと福島:沖沢真理子さん】

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東日本大震災を機に、多くの難局と向き合う福島県南相馬市で、小学生以上を対象にした体験学習や実践授業を展開。地元から次世代を担う若い人材の育成に取り組む。

【オイシックス・ラ・大地:高橋大就さん】

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全国から良質な食材を取り寄せ、宅配するサービスを提供。生産者と消費者をつなぎ、地方の活力アップに貢献している。

【トラスコ中山:数見篤さん】

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日本各地にある工場・建設現場の運営をバックアップする卸売企業。全国に営業拠点68ヵ所・物流拠点26ヵ所を有し、200万点以上の商品と独自の物流システムで地方のものづくりを支える。

【SAP :宮田伸一さん】

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ドイツ創業の企業向けソフトウェア会社。大分県では災害・防災の取り組みをするなど、さまざまな企業と手を組み、地方が抱える問題解決の支援やイノベーションを起こしている。

今回番組では、現在の活動を通じて、問題を抱える地方をどんな未来に導きたいのか...4社の夢を深掘りした。

地元の若者を次世代のリーダーに

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福島県南相馬市で新たな活力を生み出そうと「あすびと福島」の沖沢さんは奔走する。震災で失った地元の自信や地域活力を復活させるため、また、人々が自ら考え行動する力を学んでもらうために、「あすびと福島」では、どんな活動に取り組んでいるのか。

沖沢「南相馬市は、人口減少・少子高齢化という20年先の社会課題を一気にたぐり寄せてしまった地域。私たちは新しい力を作っていく若い世代を育成し、地域に活力を生み出していきたいという思いを最も大切に考えています」

「働く場所があれば若い人も『もう一度、南相馬市のために』と考えると思いますが、人材育成だけでそれができるものですか」

沖沢「人材育成の中から自分で起業していく若い人が生まれていくような...。『あすびと福島』では、そんな仕組み作りに取り組んでいます。課題を可能性と感じて若い人たちが取り組むことが大事かな、と思っています」

過疎地の問題解決のために地元の若者を育てて次世代を担うリーダーを作り、南相馬市を地方の課題解決の先進地域に...。それが「あすびと福島」の夢だ。

第一次産業からヒーローの誕生を

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食卓と生産者をつなぐ「オイシックス」は、全国から良質な食材を取り寄せることができるサービス。利用者は累計270万人を突破し、地方の生産者にも全国から注文が殺到する。「第一次産業からヒーローを誕生させたい」と高橋さんは熱弁する。

高橋「私たちは食の事業をしているので、地域の第一次産業がなければ、そもそも成り立たないという大前提があります。そういう意味でも地方に携わる方々がヒーローとして捉えられるような世界を作っていきたい」

「(第一次産業を)やれと言われてもできないですもんね。僕は今、家でパクチーを育てていますが、育たないですからね(苦笑)。余裕で育てられると思っていましたが...。あいつら、ただの草じゃない」

高橋「そうなんですよ。私も農業に何か貢献しようと思いましたが、自分は作り手にはなれない。だったら川下で頑張ろう、と考えました。地方ではこだわりの作り手が増えていますし、きちんと第一次産業がもうかり、消費者がそうしたものにきちんと価値を感じて買う社会を作っていきたいですね」

第一次産業からスターを生み出し、その人たちが作る食材をブランド化していくことで、地方の活力をアップさせる...それがオイシックスの目指す未来だという。

地方の工場から日本のモノづくりを支える

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日本の各地にある工場・建設現場を運営しやすくするために工具で支援する...それが「トラスコ中山」の使命だ。ドライバー1本からでも無料配送するシステムで、豊富な品揃えと物流システムが特徴。"工具からバックアップする"とは、一体どんなことなのか。

数見「当社は『頑張れ日本のモノづくり』という企業メッセージを掲げています。工場は日本のどの地方にもあって、工場のモノづくりが元気になるというのは、日本の未来にとっても非常に明るいこと。必要な道具(プロツール)はトラスコに言えば何でも揃う、そんな状態を目指しています。水道、ガス、電気と同じく『トラスコがあって良かった』と言っていただけるように」

「(現場で)何が足りなくなりそうとか、どの部分に需要があるかとか、そこは目利きなんですか?」

数見「目利きだけでは難しいです。工場の機械やロボットが渇するデータを取り『この状況ならこのタイミングでドリルを補充しなければ』とか、予測して対応するのが夢です」

新たなテクノロジーで物品供給のレベルを向上させ、地方の工場・建設現場などの身近な存在になり、日本のモノづくりを支えたい...と数見さんは話す。

地方からイノベーションを起こす

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「SAP」は企業向けソフトウェアを開発するドイツ創業の会社。なぜ地方創生に力を注ぐのか。宮田さんは「日本型のイノベーションの仕組みを作りたいから」と、その理由を明かす。地方でイノベーションを起こすために大事なことは、「パッション・想い」だと熱く語る。

宮田「なぜ『SAP』が地方でいろんなことをするのか、よく聞かれます。そもそも当社は主役になる会社ではなく、日本企業と一緒に何かをやるという意味で黒子(の存在)なんですよね。日本型のイノベーションの仕組みを作る必要を感じて試行錯誤する中で、地方に活路を見出しました。地方にはいろんな課題に向き合うリーダーがたくさんいます」

「東京じゃないんですね。でも言っていることは分かる気がします」

宮田「東京で何不自由なく便利な生活をしていると、個人としても(課題に)気がつかないですよね。フィールドに行き、現地の人と一緒に取り組むなどすると"よそ者が客観的に見る"ではなくなります。イノベーションに一番大事なのは技術などではなく、パッションや想いなんじゃないかなとすごく思います」

「そう聞くと、都会で生活しない方がいいのかも、とも思う」

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現在の東京一極集中に危機感を覚え、地方からアクションを起こす。「SAP」は、地方から日本を変えていく社会づくりを目指している。

4社から語られた問題点と夢。地方が抱える問題を解決しながらそれをチャンスと捉え、日本全体を盛り上げようとしている。

次回1月26日(日)よる11時放送の「田村淳のBUSINESS BASIC」では、各社がどんな強みを持ちながら地方創生に取り組んでいるのか、「あこがれの連鎖」「ヨソモノのチカラ」などをキーワードに、さらに深掘りしていく。地方が活性化するために必要なことは何か。どうぞお楽しみに!

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この放送は、現在「BSテレ東YouTube公式チャンネル」で配信中です!

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正直、スペースが足りません!現代日本漫画の礎となった「貸本漫画」のストリーム。さまざまな評論家・研究家・オタクの皆さんも語られていますが、そのあたりの情報を全てコンプリート。且つ事実と異なる知識は修正しつつ、さらに知られざるエピソードも盛り込んだ「完全版・日本貸本漫画史」......の省略版を、ここに発表したいと思います。解説をしてくださるのは、"生ける漫画のグーグル先生"(勝手に命名)こと、漫画家のみなもと太郎先生。7時間に及ぶインタビューから得られた貴重な情報の数々から、貸本漫画・激動の歴史

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