街の人への何気ないインタビュー映像をきっかけに、笑福亭鶴瓶とゲストがよもやま話を展開するトークバラエティ「チマタの噺」（毎週火曜深夜0時12分～）。1月21日（火）の放送は、ゲストに俳優の三浦友和が登場。

三浦友和といえば、俳優として40年以上のキャリアを誇り、数多くの作品に出演する名俳優。じつは鶴瓶とは誕生日が1カ月違いの同級生で、過去にドラマ「土曜ワイド劇場」（テレビ朝日系）で共演して以来の仲だそう。そこで同級生つながりで名前が挙がったのが、三浦とは同じ高校の同級生だった、今は亡きロックミュージシャンの忌野清志郎。

「彼を見てミュージシャンになったっていう人、結構いますよね。僕もだから憧れていたんですよ。同級生なのに。同じ学校なのに」と告白する三浦。「高校生の時の彼はホントに細い。どちらかというとおかっぱの可愛い女の子みたいな感じだったんですよ、あんな雰囲気じゃなくて。ただ、ギター持って自分たちの曲をやり始めると、高校生の時からもうスターだったんですよ」と当時を振り返る。とはいえ、当時はただの友達だったこともあり「自分にもできるんじゃないかって勘違いするんですよ。でも5年ぐらい経ってから、じつはアイツは天才だったんだって〈笑〉。気づくのが遅いんですよ」と明かし、二人して爆笑。

当時、忌野清志郎が率いたロックバンド、RCサクセションのメンバーと高校卒業後に一緒の部屋に住んでいたこともあるといい、「自分もそういうような音楽でやっていけたらな、と思ってたんですけど」と三浦。しかしRCサクセションのマネージャーに申し出たところ、音楽以外のジャンルに転身することを勧められたそう。「他にやるコトないけど俳優の養成所とか紹介してもらえますか？ っていう...心にもないコト言って（笑）。そしたら今の事務所を紹介されて」と現在に至る経緯を語った。

三浦の気になるチマタはまさかの〝鶴瓶"。番組打ち合わせの際「よく考えると一番気になるのは鶴瓶さんですね」という話になったと伝えると鶴瓶は「俺？」と苦笑い。

「飲み会しませんかって言うと、ホントにフットワーク軽く来てくれるじゃないですか。落語の会やって、映画に出て、レギュラー何十本もやって、ラジオもやって。その中でなぜああいう時間が作れるのかなって」と三浦。そこで三浦が疑問を抱く「鶴瓶の元気の源」を探るべく、鶴瓶にまつわるチマタの人々を直撃！ 行きつけの店の店長さんや放送作家の井上知幸氏などが続々登場する。そしてこの日会ってきたばかりの人物がこの方。

鶴瓶のパワーの源について「68歳でも自分の見た目だったり清潔感を常に保っていて、とてもオシャレですし、モテたいっていうのは絶対あると思います」と話すのは鶴瓶のヘアセットを10年ほど担当している美容師の下川亜希子さん。

担当ならではのこぼれ話も。「鶴瓶さんって意外と本当に、常に同じ髪型に見えると思うんですけど、1週間に1回ヘアを整えているんです」と言い、現在の髪型はこだわりの詰まった集大成だと教えてくれた。

「もっとみんなに認めてもらいたいっていう気持ちでしょうね。まだまだ感っていうのが俺まだ大御所じゃないよねっていうのが若さの秘訣なんじゃないかなと思いますけどね」

続いて登場したのは、鶴瓶と番組で共演しているラジオパーソナリティの上柳昌彦さん。早い時間に放送局の空きスタジオなどで落語の稽古をしている鶴瓶を尊敬する一方、クレームもあるようで...。「活字が読めないですね。字は読めない。お仕事は何ですか？っていうぐらいにつっかえる。曲紹介ができない。提供クレジットが読めない。何年のキャリアですか？ っていうくらいに読めないですね」と暴露し、スタジオでは鶴瓶が「やかましいわ！」とツッコむ一幕も。鶴瓶の怒りをよそに、三浦は「大御所感を出さない」ということに納得した様子。

話題はお互いの出演作へ。1月24日（金）公開の映画『風の電話』に出演している三浦。スタッフから何も伝えられず未鑑賞だと鶴瓶が話すと残念そうな様子で...「いつもね、観てくださってるのにね試写会でね」「試写室で必ずね、観てくださってるんで...」とニヤニヤ。さらに悲しげな表情で「今回観た後の話ができるかなと思って」と鶴瓶をイジり、思わず鶴瓶から「何を言うてんの！」とツッコミが。このあとも酒や健康、出演映画のこと、芸能界で活躍中のお互いの息子の話など、同窓会で再会したクラスメイトのように話が尽きない二人なのでした。

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