今泉佑唯「”好き”と告白することで、関係が崩れてしまうのが怖い」

公開: 更新: テレ東プラス

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連続ドラマ「100文字アイデアをドラマにした!」(毎週月曜深夜0時42分)の第3話、第4話の主演を務める今泉佑唯。この作品はテレビ東京とメディアプラットフォーム「note」がコラボした今までにない連続ドラマ。テレ東で見たいドラマを100文字で募集し、投稿されたアイデアの中からテーマが決定。その中から選んだシナリオを元に、さまざまなショートストーリーが綴られる。今回は投稿された「月がきれいですね」を元に、「彼女は『好き』が言えない」をテーマにしたラブストーリーを展開。そこで5つのショートストーリーでヒロインを演じた今泉佑唯に直撃インタビュー。作品の見どころから、彼女の恋愛価値観まで、話を聞いた!

私は、好きな人がいてもそっと見ているタイプです

──最初に「100文字アイデアをドラマにした!」の企画を聞いたときの感想から教えてください。

「もしかしたら自分も参加できるかもしれないというワクワク感やドキドキ感がある企画だなと思いました。作文用紙一枚ぐらいになると、"考えるのが大変だな"と思っちゃいますけど、100文字だったら、あっという間に埋まっちゃうじゃないですか。気軽に誰でもドラマの原作を考えられるところに魅力を感じました」

──「彼女は『好き』が言えない」というテーマです。

「"好き"という言葉は日常的に使わないかもしれないけど、台本を読んで、いざ"好きが言えないとなると、こんなに不自由になるんだ"ってことにビックリして...。改めて、"好き"という言葉は大切だな~と感じました」

──今回今泉さんは、5人の女性を演じます。

「物語のテイストがすべて違うので、演じていてとても楽しかったんですけど、個人的には『東京好き教習所』が一番好き。教習所の教官が登場しますが、先生って、いつもスーツとかをカチッと着ているじゃないですか。だから、たまに私服姿を見るとキュンって感じることがあって、それで好きになっちゃうという気持ちがよく分かるので、すごく共感できました」

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──今泉さんは好きな相手に「好き」と言えるタイプですか?

「好きな相手にですか? 言えないですよ(笑)。だからこそ、今回のドラマに出てくる女性の気持ちがすごくよく分かります。中には"好き"に対して、いろいろな角度から掘り下げていたりする作品もあったので、とても勉強になりました」

──はっきり「好き」と言えないのはなぜですか?

「恥ずかしいのもありますし、"好き"って言うことによって関係が崩れてしまうのも怖いです。それだったら言わないほうがいいかなって。だから私は、好きな人がいてもそっと見ているタイプ。もしくは相手が私のことを好きになってもらえるように努力します(笑)」

──とはいえ、これから好きな人が出来たら、告白することがあるかもしれません。そのときは、どうやって告白しますか?

「絶対に直接会って告白します。メールや電話だと相手の目を見ることができませんから。どれぐらい本気か分かってもらうためにも、直接言いたいです」

──告白するときの理想のシチュエーションはありますか?

「2人でぶらりと歩いていて、帰り際にさらっと言います。もちろん、相手も何となく自分のことが好きだろうなって分かっているときだけ。その確信がないと告白できないかもしれません。そしてストレートに"好きです..."って。うわっ、恥ずかしい~~~(爆笑)」

──逆に男性から告白されるとしたら?

「やっぱりさらっと言われたいですね。買い物しているときとか、自分も予想していなかったときに"そういえば..."って切り出されたらヤバいです。カチッと決めすぎずに言われるほうがいいかな? 私、学生時代"校舎裏に呼ばれたかった"という心残りがあって...少し昔っぽさが出ちゃっているかもしれないんですけど(笑)。下駄箱に手紙が入っていたり、休み時間に呼ばれて、"この時間に学校裏に来て欲しい"とか、そういう経験をしたことがないので、憧れていました」

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──2018年、欅坂46を卒業した今泉さんですが、ファンに対する「好き」という気持ちは変わりましたか?

「変わりました。それまでもファンの方に対してラブだったんですけど、どこか遠い存在に感じていて。だけど卒業してからはたくさんのイベントをやらせていただき、ファンの方と関わる機会も増えて...。そうしたら、以前よりもっとファンの方に対するラブの思いが強くなりました。ステージで歌っていたときと、女優として舞台に立ったときのお客さんの見え方も違います」

──3月からは舞台「あずみ~戦国編~」が始まりますね。

「はい。コンサートは会場が大きすぎてファンの方の顔が全員は見えなかったんですけど、舞台だと前から後ろまでお客さんの顔がはっきり見えるというのが大きいですね。だからこそ、舞台の方がより緊張感が増すような気がします」

──ちなみに「月がきれいですね」という言葉の意味はご存じでしたか?

「うっすらと聞いたことはあったんですけど、"月がきれい=好き"という意味があることは知りませんでした。だからもし、"月がきれいですね"と言われても"えっ!? 月!? うん、キレイだね!"って感じになっちゃったと思います(笑)」

──「月がきれいですね」の意味を知ってどう思いましたか?

「いや、ストレートに"好き"と言ってよって(笑)。そんな遠回しに言われるより、普通に"好きだよ"って言われたいです」

──2020年、プライベートでやりたいことはありますか?

「何かの資格を取りたいです。今、興味があるのはメンタルケアと秘書、ソーシャルマナー。卒業してからSNSを始めましたが、そこで相談をされることが結構多くて...。どう答えたら相手の心に響くのかな? というのを知りたいです。うまく答えられなくて落ち込むことも多いので」

──新しく始めたい趣味や遊びは?

「それがないんですよ~。基本的に遊ぶ時間が必要ないくらい仕事をしていたい人間なので(笑)。プライベートが必要とかあまり思わないんです」

──最後に、これからの女優としての展望をお聞かせください。

「ムロツヨシさんや橋本環奈さんみたいなお芝居が出来るようになりたいと思っています。だから数年後、"あぁ、今泉みたいな芝居や役をやってみたいな"と思ってくださる方が1人でも出来るようになるのが目標。コツコツ経験を積み上げて、そういう女優になれるよう頑張ります!」

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【プロフィール】
2015年欅坂46でデビュー。2018年に卒業し、その後舞台『熱海殺人事件 LAST GENERATION 46』に出演。2019 年には『ミリオンジョー』『左ききのエレン』と2 本のドラマにレギュラー出演し、2020 年には、3月より主演舞台『あずみ - 戦国編-』や映画『転がるビー玉』、『酔うと化け物になる父がつらい』の公開が控えている。

(撮影・文)今泉

そして、1月20日(月)、27日(月)深夜0時42分放送「100文字アイデアをドラマにした!」は、『彼女は「好き」が言えない』というテーマのもと、全く違った恋愛ストーリーを展開。今泉が「のり弁」「すき焼きの味」「東京好き教習所」「ビジネスカップル」「真夜中のラーメン」に登場する5人の女性を演じる。どうぞお楽しみに!

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