新案内人・松下奈緒が語る「ガイアの夜明け」への思い オファ ーを聞いたときは「えっ!となりました」

公開: 更新: テレ東プラス

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2002年4月から約17年半、850回以上を放送してきた経済報道ドキュメンタリー「ガイアの夜明け」が2020年1月7日の放送からリニューアルする。番組の顔である案内人を10年間務めた江口洋介から引き継ぐのは女優・松下奈緒。番組史上初めての女性案内人となる。

「テレ東プラス」では初回の収録、メディアを集めての取材会を終えた松下を直撃。インタビューを余すところなくお伝えする。

※インタビュー全編を見たい方はテレビ東京ビジネスオンデマンドへ

初めての取材で「良いスタートが切れました」

ーー「ガイアの夜明け」の案内人のオファーを聞いたときどう思われましたか。

「えっ!」ってなりましたね。『ガイアの夜明け』というと経済ドキュメンタリーで、「私が全然知らない世界を放送している番組」という印象がありました。驚きはあったんですが、過去の作品を見せていただいていくうちに、経済だけではなくて、今の日本をより良くしようと頑張っていらっしゃる方を近くに感じられる素晴らしい番組だなと思い、私なりの好奇心で何かお伝えしていくことできるのであれば、ぜひやってみたいという気持ちがわいてきました。

ーー『ガイアの夜明け』の案内人をやる、と周りに話すとかなり反響があったようですね。

そうなんですよ。ライブで「『ガイアの夜明け』案内人になりました」と報告したら、大きな拍手をいただけました。ご覧になってる方もたくさんいらっしゃいますし、改めて愛されている番組なんだなって、周りの方の反響からも感じています。

ーーこのインタビューの前には朝から現場取材をされたということですが、どんな風に感じられましたか。

今日お会いしたのは女性の方でしたが、私と同世代ですごく自然にお話ししてくださいました。初日なので、こういうことを聞いてみようというのは頭の中にはあったものの、実際お会いしてお話しすると自然と興味がわいてきて、いろんなことを聞けました。

今後もずっと、どんなジャンルでもこの気持ちのまま番組を通して私も知っていければ素敵な番組になるんじゃないかなと思います。そんな気持ちを噛み締めながらのロケでした。良いスタートを切れたなと思います。

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ーー取材会の中ではインタビューについて「勉強しすぎるよりも余白を持って望んでいきたい」と語っていたのが印象的でした。

これまで芸術の番組で、絵画や音楽に携わった方にいろいろとお話を聞く機会をいただいてきましたが、その時に自分の知っている知識を全部ぶつけて聞くよりも、自分が知らないことを聞いていき、自分も楽しくなるようなインタビューができたら、もっと色んなことをお話してくださったのかなって思うことがあったんです。

それ以来、勉強したことを全て聞くのではなくて、余白ですね。それ以上の何か、新しく入ってくる知識のほうを大事にしたいなって思っています。

ーー『ガイアの夜明け』の案内人が松下さんに交代したことで、より若い層にも見てもらいたいとの思いもあります。

私も同世代と同じ目線でいろいろと番組の中でお話しをしていきたいと思ってます。初回のテーマは健康と医療ですが、30代にとっては「自分はまだ先のことだからいいだろう」と思う反面、自分の両親だったり家族のために、知っておきたいこともある。

30代ってそういう両方の間にいる世代だと思うんです。今後の未来を担っていく方たちもぜひ見ていただけるような、そういう番組作りになるように頑張っていきたいなと思います。

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ーー最後にこれからの意気込み、あるいは視聴者へのメッセージをお願いします。

リニューアルして最初となる1月7日の放送を「一体どこが新しくなったんだ」と思いながらぜひ一度見ていただきたいなと思います。私自身「知らない」より「知りたい」のほうがすごく大きいので、好奇心、興味を持って精一杯いろいろなお話を聞きたいなと思っています。その部分を含めてドキュメンタリーとして見ていただけると本当にうれしいです。

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