県のお墨付き! 食の名人が作る「トマトのくずもち」や今すぐ試したいトマト料理が続々登場!:昼めし旅

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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12月18日(水)の放送は、熊本県宇城市で昼めし旅。一年中温暖で海と山に囲まれた自然豊かなこの街の名物といえば、独特の形をした今が旬のデコポン。みずみずしくジューシーで、ほどよい酸味と濃厚な甘みが楽しめます。そんな宇城市を調査するのは、お笑い芸人・アキラ100%さんです。

今が旬! 八代海の恵み、脂がのったコノシロとアミ

松合漁港にやってきたアキラさん。漁師さんのご厚意で、とれたてのシラエビを味見させてもらうことに。

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シラエビはこの時期に旬を迎え、やわらかく甘みが強いのが特徴。早速パクっといただいたアキラさん、「おいしい! さっぱりして甘みがありますね」と感動。ぷりっぷりで、ビールのつまみに合うそうですよ。その後、近くの道の駅で支配人をしている中田鳴海さんに声をかけられ、競りを見学に。

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中田さんがこの日仕入れたのは、コノシロ。松合漁港での漁獲量が多く、11月から2月に旬を迎える青魚です。コノシロの幼魚の呼び名が、寿司ネタでお馴染みのコハダです。

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競り落としたコノシロをこれからさばくというので、漁港のすぐそばの道の駅「不知火」にお邪魔しました。

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同じ敷地内にある食堂では、豪快なアサリ汁が評判になっているほか、温泉施設もあり、観光客はもちろん、地元の方も数多く訪れています。

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地元の人たちがよく食べるのは、こちらのコノシロの姿寿司だそう。開店準備が済んだところで、さっそく例のお願いを......。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」

あっさりと交渉成立!

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脂がのったコノシロを刺身にして、薬味にゴマやネギをかけます。

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さらに、ゆずを加えた酢にコノシロを一晩つけた「締めコノシロ」。スライスして、塩もみしたダイコンとニンジンと和えて酢・みりん・砂糖で味をととのえ、刻んだ大葉を振りかければ出来上がり。

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さらに、食堂でも人気のアサリご飯。アサリの佃煮を地元でとれたニンジンやゴボウとカツオ出汁・酒で炊き上げています。

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ゆずの器に盛られたのは、生のアミ。生で味わえるのは、水揚げされたその日のみという貴重なひと品で、ポン酢をかけていただきます。

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こちらが、道の駅 不知火の昼ごはん。

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アミも11月~12月しかとれない食材。まさに、季節感を感じられるまかないです。これからも地元の魅力を伝えていってくださいね! 海の幸づくしのまかない、ごちそうさまでした。

生で、煮て、焼いて!トマトづくしのアレンジ農家めし

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続いて訪れたのは、宇城市のお隣の八代市。八代は農業がさかんで、これから旬を迎えるのは晩白柚。さわやかな風味が自慢で、みかんのおよそ10倍大きい、世界最大級の柑橘類です。ビニールハウスの多さが気になったアキラさんが声をかけたのは、トマト農家の鶴山直嗣さんと、妻の悦子さんでした。

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なんでも八代はトマトの生産量が日本一なのだとか。八代は冬でも温暖な気候で、トマト栽培に適した地域なんです。また、冬は成長が遅くじっくり育てるので、甘くておいしいトマトになるのだそう。

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「塩トマト」の糖度を測っていたというおふたり。八代海沿岸には干拓地を利用した塩分濃度の高い畑が広がっており、そこで育てる塩トマトは水分吸収が抑えられることでうまみが凝縮し、甘みが強いトマトになるんです。限られた場所でしかできない塩トマトは、希少性が高く、高級食材として取引されています。そんなおいしいセレブトマトを栽培している鶴山さんに、例のお願いを......。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」

「私の料理でよかったら」と悦子さんが快諾! 早速ご自宅へ伺います。

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テーブルに置いてあったのは、すりおろしたトマトを砂糖・レモン汁・水・くず粉で練り上げたトマトくずもち。これで「くまもとふるさと食の名人」〈熊本の食材を活用する方々を県が認定〉に選ばれたそうで、お店で販売しないかと言われたこともあったそう。

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そしてまず作ったのは、なんとトマト寿司。酢飯にスライスしたトマトをのせてのりで巻くだけ。仕上げにマヨネーズをちょっぴり乗せれば完成!

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お次は、一口大に切ったトマトを炒め、醤油・砂糖・おろし生姜で味付け。

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そして、みりんの代わりに熊本名物の赤酒を。正月にはお屠蘇として飲むそうです。
炒めた豚肉とピーマンを加えて軽く煮れば、トマトの和風煮込みの出来上がり。

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そして、自家製の味噌で作った味噌汁。実はトマトは味噌ととっても相性がよく、トマトのうまみがしっかりと引き出されるのだとか。

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トマトとちりめんじゃこと昆布茶とオリーブオイルを入れて炊き上げた、トマトの炊き込みご飯も。

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他にも、色とりどりのトマトと、ほのかに塩味のする野菜・アイスプラントのサラダ。

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青いトマトを薄くカットしてらっきょう酢と鷹の爪に漬け込んだピクルスも。

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こちらが鶴山さん家の晩ご飯。

トマト農家ならではの、トマトたっぷりのアレンジメニューの数々に、アキラさんも舌鼓。
「トマトを見たら八代を思い出してください」と悦子さん。これからも家族で力を合わせて、甘くておいし~いトマトを育ててくださいね!

「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。

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