60万かけてレアなキャンピングカーと上陸、横浜から北海道へ! 蘭の夫婦が混浴で体験したのは...:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎えてアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時55分~)。今年初の今回は「今を生きなきゃモッタイナイぜ!さすらいYOUの大大大冒険 お正月だよ!2時間ちょっとちょっとSP」ということで、おもしろYOUを求め、空港で突撃取材を敢行。果たして今回はどんなYOUと出会えるのか? 

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成田空港で声をかけたのは、オランダはアムステルダムから夫婦で初来日したロデリックさんとマリーンさん夫婦。わざわざ母国から輸送した自前のキャンピングカーで、日本の田舎町を2カ月半かけて巡り、最終的に北海道を目指すという。観光地には寄らず、一般道を走ってリアルな日本人の暮らしを見る冒険に密着してみたい! と思っていたら、YOUからお誘いを受け密着決定!

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2日後、輸送費約60万円の愛車を受け取ったYOUと横浜で合流。高さ2m85㎝、長さ5mほどの自慢のキャンピングカーは、あのメルセデスベンツ(508D)! とはいえ30年以上前の中古車で、元々は陸軍の救護車だったものを10年前にネットで購入し、9カ月かけて自力でリノベーションしたというから驚きだ。苦労して一から蘇らせた車について、"我が子同然"と語る夫婦に納得したところで、北海道を目指す雪国巡りの旅へ出発だ!

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北海道方向に進むなら、ルートは行き当たりばったりがYOU流。車はあえて脇道をガンガン突き進み、出発から5時間でたどり着いた八王子で今夜は一泊することになった。

道の駅で地元野菜を買って、車内のキッチンで料理するのも旅の楽しみのひとつ。夜ご飯になった妻YOUの得意料理・チャーハンは、ワイルドながら試食させていただくと美味~♪

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翌朝明るくなってみれば、道の駅駐車場のあちこちにキャンピングカーが点在。その中から、同じベンツを愛用する男性に話しかけた。所有者の青木さんは、かれこれ8年もキャンピングカーで寝泊まりを続けるベテラン。北海道好きということで意気投合し、オススメの安いガソリンスタンドも教えてくれた。こうした仲間との出会いやコミュニケーションは、YOUの旅には欠かせない要素のひとつだという。

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青木さんと別れた後は、埼玉県秩父市→群馬県下仁田へと進み、8日目にはいよいよ雪がチラつく長野県へ。夫婦で話し合って自動車整備工場でチェーンを装着した後は、各所でスキーやかまくら体験を楽しみながら、33日目に岩手県入りした。

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ところがここで除雪済みの道路を走るというので、タイヤからチェーンをはずしてしまったのが運のツキ。雪道はどんどんひどくなり、気づけば車体が横滑りを始め、ついには雪にハマってタイヤが動かなくなってしまった...これは大ピンチ!

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判断ミスがあったことで夫婦間に小競り合いが起こり、険悪なムードが流れたものの、ふたりでどうにか凍り固まった雪をスコップで掻き出し、チェーンを再装着して脱出に成功。こうしてひとつトラブルを乗り越えたことで、夫婦の絆はさらに強まったようだ。

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夫婦の出会いはオランダの大学。付き合い始めてからふたりで行ったタイで、観光客が来ない地元の人たちとの触れ合いの楽しさに感激したという。卒業後に結婚してからは、キャンピングカーで田舎町を巡って地元の人と触れ合う旅に出ることがふたりの夢になった。マリーンさんはフリーの旅行関係ライター、ロデリックさんはフリーの医療技師という自由度の高い仕事に就いたのも、すべては旅行のためだ。

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今回はキャンピングカー旅の第2回目。初めての旅は、オランダからイタリアやカザフスタン、タジキスタンなど10カ国約25000km(地球半周以上)の旅を、1年かけて成功させた。風呂やトイレはなくて不便だが、ホテル滞在ではできない、自然や地元民との触れ合いを体験できるのが楽しいという。

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40日目、青森に到着したところで目標の北海道に向けて、いよいよフェリーで出発だ! そして、気になる最終目的地は、富良野だと判明。フェリーに乗った夫婦は、「新たな冒険の始まりって感じね」と、青い海を眺めながらワクワクしていた。

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北海道に上陸すると、まずは青木さんオススメのスタンドでガソリンを満タンにし、パウダースノーの雪質を満喫すべく得意のスキー&スノボも楽しんだ。キロロスノーワールド、大雪山黒岳スキー場など、とにかくスキー三昧! そして時にはキャンピングカー仲間を見つけては、一緒にお酒を飲んだりカップ麺をごちになったり、触れ合いも満喫した。

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63日目、SNSで知り合い、連絡を取り合っていたというタカアキさんから良い知らせが届いたという。お誘いを受け、急きょ富良野に向けて出発することになった。リアルな日本の生活を見る旅も残りわずか、どうやらYOUは富良野を最終地点に決めたようだ。

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19時30分、タカアキさんと友達の村上さんのふたりと富良野のショッピングセンターで合流。これから富良野でイチオシの温泉に向かうため、タカアキさんたちの車に乗せてもらって出発だ。雪深い道をこなれた運転で進む地元のタカアキさんに、YOUたちは感激しかない。

そんなタカアキさんも元バックパッカーだそうで、当時お世話になった人々への感謝をこめて、こうしてYOUたちのような旅人を案内するのだという。

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車を降りると、こんなところに温泉あるの!?というくらいの険しい雪道を歩いて進み、無事到着。ここは更衣室すらない、最高にワイルドな露天風呂だった。大雪の中、みんなで素っ裸になって飛び込んだ(妻YOUは水着)ものの、気温はマイナス10℃、温泉は47℃、その温度差なんと57℃というワイルドさのため、YOUたちのアタマはパニック状態 (笑)。

そもそも、入湯した温泉は「吹上露天の湯」という、知る人ぞ知る秘湯!

他にも温泉はあるが、源泉100%なのはここだけ。案内したのは、YOUに本物の日本の温泉を体験してほしかったという、タカアキさんの最高のホスピタリティなのだ! YOUも「最高のワンダフル温泉、夢みたいな場所だった!」と感激。

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「この旅は楽しいと驚きの連続だった」「すてきな出会いばかりで、日本人の心優しさを知れたし、日本の冬は最高!」と、夫婦そろって喜びの声を聞けたところで密着は終了。

ここで別れたものの、日本を気に入った夫婦はこのあと帰国を延期し、九州まで縦断した後フェリーに乗って東南アジアやタイを旅しているんだって!これからもいっぱい旅を楽しんでね!

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