室内にも複数の屋根? 建坪19坪を広く感じさせる工夫と奥様への愛情が伝わる家:突撃!隣のスゴイ家

公開: 更新: テレ東プラス

広島大学で建築学を学んだアンガールズ田中卓志と、芸能界屈指の建築好きで知られる遼河はるひの2人が"疑似夫婦コンビ"としてスゴイ家を紹介する「突撃!隣のスゴイ家」(BSテレ東/毎週木曜夜9時放送)。12月19日(木)の放送では、奥様のために造った、なぜか屋根だらけの広く感じる家をご紹介します。

収納、和室......奥様のための工夫がいっぱい

今回ご紹介するのは、千葉県船橋市にある屋根だらけの家ということですが、どんな家なのでしょう?

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こちらが、結婚4年目の吉田さんご夫婦。ご主人の祐介さん(35歳)は一級建築士で、空間を最大限に使った木造建築が得意。

「妻のために、工夫を凝らしてできるだけ広く感じる家にしました」とご主人。実は吉田さんご夫婦、結婚してから3年間、32平米の1DKに暮らしていたとか。3年間奥様に窮屈な思いをさせたぶん、広く感じる家にしたと言います。

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ご主人が奥様のために設計した家がこちら。一見、屋根だらけには見えませんが、建坪19坪以上に大きく見えます。

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【夢のマイホーム参考ポイント】三角屋根を重ねて立体感を出す
大きく見える秘密は、家の上部や側面につけた三角屋根の小屋。奥行きを出し、大きく感じさせる効果を出しているのです。もちろん、外だけでなく家の中にも広く見せる工夫が!

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土間の広い玄関は5.3帖。白い壁にすることで、窓からの光を反射させ、広く感じられるように工夫されています。靴の収納も、奥様のためにたっぷり!

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続いてLDKへ。リビングの上が吹き抜けになっているので、上からも光が入ってとても明るい空間に。約16帖ありますが、吹き抜けの開放感でより広く感じます。でも、工夫はこれだけではありません。

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【夢のマイホーム参考ポイント】濃淡を使って部屋を立体的に見せる
淡い色は遠く、濃い色は近く見える目の錯覚を利用し、いろいろな色や素材を使うことで、部屋を立体的かつ広く見せているのです。

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【夢のマイホーム参考ポイント】調理用品のサイズに合わせた収納
キッチンにも、奥様のための工夫がいっぱい! ラップのサイズに合わせた引き出しはイチから設計。背の高いボトルなどがぴったり入る引き出しも特注品だそう。

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【夢のマイホーム参考ポイント】シンク下にゴミ袋をかけるスペース
小物や電子レンジ、ゴミ箱を収めた棚も、お客様からは見えないように設計。さらにシンク下にはゴミ袋をかけるスペースまで用意されています。

このゴミ袋スペースは、以前の住まいで、奥様がキッチンでフックを使ってゴミ袋をかけていた姿を思い出して設計したのだそう。「見ていてくれたんだなって、嬉しく思いました」と奥様。

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【夢のマイホーム参考ポイント】畳の下に大容量の収納
LDKから続く5.3帖の和室も、実家で和室メインの生活をしていた奥様のために、和みの空間として取り入れたとか。そしてここも、ただの和室ではありません。畳の下には深さ40cmほどの大容量収納が! さらにリビングとの段差を活用した引き出しも。

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和室の隣は洗面所。見た感じはシンプルですが、洗面ボウルの脇にはドライヤー専用の収納が。朝、忙しい奥様がすぐに使えるようにしています。

2階は室内が屋根だらけ!

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【夢のマイホーム参考ポイント】寝室は三角屋根でこもり感を演出
続いて2階へ。寝室は落ち着いた空間にするために天井を低くして、三角屋根でこもり感を出しています。この"こもり感"、奥様はご主人の説明で気付いたようですが、居心地が良いと感じていた様子。そんな奥様、この寝室にもある床下収納が気に入っているそう。

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【夢のマイホーム参考ポイント】三角屋根で光が通る空間を造る
よく見ると寝室の他にも三角屋根が。室内なのに屋根だらけなのはなぜ? その秘密は、天井と三角屋根との隙間から光と視線が抜ける空間を造ることで、部屋がより広く感じられるのだとか。

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他の三角屋根の下はクローゼットと、ご主人の仕事部屋。4.5帖とコンパクトな仕事部屋ですが、1人だけなのでこの広さでちょうど良く、集中力も高まるのだそう。

実はこの仕事部屋、外から見えていた三角屋根の小屋の部分。奥様のために造った家ですが、この部屋にはご主人の遊び心が溢れているのです。

寝室、クローゼット、仕事部屋の3つの三角屋根で、室内を広く感じさせるスゴイ家。その全貌と気になる建築費は、放送でご紹介します。

このほか、家具が付いたスウェーデンのモデルハウスもご紹介。12月19日(木)の放送をお見逃しなく!

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