12月12日(木)夜10時放送の「カンブリア宮殿」は、1930年の発売以来、日本の風呂文化を支えてきたロングセラーの入浴剤、次々に生み出してきた開発の心臓部にも潜入、ロングセラーの秘密に迫る!
ニッポンの名湯を再現する!
バスクリンと言えば、発売から約90年続くロングセラー。今年、「粉末タイプ入浴剤ブランドにおける最新年間売上金額」としてギネス世界記録®に認定される快挙も成し遂げた。「きき湯」や「日本の名湯」シリーズも人気だ。そんな入浴剤に重要なのは色や香りだけでなく「効能」だという。つくばにある研究所では開発者たちが自らバスタブに入り、入浴剤の効果や効能について検証していた。
さらに「日本の名湯」シリーズは、実際に温泉地に赴き、各温泉地に正式に認められなければ商品にしないという徹底ぶりで開発していた。
バスクリン...新しい船出
「バスクリン」は、1897年に津村順天堂(現ツムラ)が発売した。しかし、入浴剤市場が頭打ちになるなどの理由で入浴剤事業は赤字に転落、ツムラは2006年に不採算事業のバスクリンを切り離すことに。その時、約200人の社員を新会社に移籍させる大仕事を任されたのが、現社長の古賀だった。古賀は、不安を抱える社員たち一人一人と面談、納得のいくまで話し合ったという。
分社化後、2010年には社名をバスクリンに変え、入浴剤が大好きだという羽生結弦選手をCMに起用、攻めの広告戦略に打って出た。
【ゲスト】
バスクリン 社長 古賀和則