日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎えてアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時55分~)。今回は「わんぱく美女!歌って!踊って!シコ踏んで!日本でキラッと光る一番星になるわ♡SP」ということで、面白YOUを求め、空港で突撃取材を敢行。果たして今回はどんなYOUと出会えるのか?
成田空港で面白YOUを探していると、逆に声をかけられ、ベトナムからやって来たアイドルグループ「ポラリス(POLARIS)」と初対面! まずは「永遠の19歳です」というリーダーの四季さんが、流暢な日本語で自己紹介をしてくれた。ベトナムの地下アイドルというので、パフォーマンスを見せてほしいとお願いすると、かなり独特な歌詞の持ち歌をちょっとだけ披露してくれた。
2016年に結成されたポラリスの、この個性的な歌詞は四季さんが担当。メンバー6人で日本でのデビューを目標に、今回は「愛踊祭2019」に参加するために来日したんだって。それは、200組以上のアイドルが出場するイベントで、もしも優勝できたらCDデビュー&テレビ出演のチャンスもある貴重なチャンスだという。ぜひとも日本でがんばる様子に密着したい!とお願いすると、快諾してもらえたので密着スタート!
2時間後、これからステージがあるというポラリスと一緒に秋葉原へ。会場へ到着してみると、そこは一般的な余興の「カラオケ大会」。留学生就職学院が主催する大会の特別ゲストで、ノーギャラでの参加だったが、YOUたちは全力でステージに臨み留学生たちを盛り上げた。
ところで、なぜYOUたちはアイドルになろうと思ったのかを聞いてみたところ、四季さんがきっかけについて教えてくれた。しかしそこには、5年前の大学生時代の日本留学直後、お父さんを急病で亡くしたというつらい過去があった。そんなときに元気をくれたのが、日本のあるアイドルグループだった。自分もそんなアイドルになりたくて、リーダーの四季さんがメンバーを集め、ベトナムで3年前にポラリスを結成したというわけだ。
しかし、順風満帆とはいかないアイドル生活。ベトナムは当時アイドル文化が盛んではなく、なかなか歌を聴いてはもらえなかったという。「歌もダンスも下手で、何でアイドルなの?」と、おバカ扱いされることもあったそう。でもYOUたちがアイドルをやるのは、周りに何を言われようと、みんなに笑顔を届けたいから!と意思は固い。
ちなみに、メンバーは全員が2足のわらじ。リーダーの四季さんは翻訳業、レイさんは事務、リンさんは日本語学校の先生、りょうはジムインストラクター、ひかりさんは高校生をそれぞれやりながら、毎日4時間のレッスンをこなす頑張り屋たちだ。
アイドルイベント「愛踊祭2019」当日、原宿の会場近くでYOUたちと合流。今日の大会は地区予選で、ここで優勝したアイドルだけが全国の決勝大会に進出できるという関門だけに、なんとか勝ち残りたいところ。ポラリスが出場する関東・甲信越のグループには20組のアイドルが参加しているので、確率は20分の1。
本番1時間前、会場外にはポラリスのファンも集結してくれていた! ベトナム在住の日本人で、このイベントのために仕事を休んで駆け付けていた。ポラリスのおかげで、ベトナムでの生活が楽しくなったというファンの熱い声援を受け、ついにイベントが幕を開けた!
ポラリスは、四季さんが作詞した「綿のように疲れる日々」を熱唱。ファンたちが見守るなか、全力で歌い切ったYOUたちは、はたして優勝を手にできるのか...。
緊張の中、結果発表が行われた。ポラリスの運命は...。
残念ながら優勝を逃し、ファイナリストは別のグループの手に。それでもステージ上では精一杯の笑顔で優勝グループに拍手を送っていたYOUたちに、次の瞬間、予想外の展開が!
なんと、審査員特別賞が授与されたのだ! オリジナリティと質の高さを讃えられ、感極まって号泣のポラリスに、ファンたちの声援も届き最高のクライマックスを迎えられた!
残念ながら決勝大会には進めず悔しさは残ったものの、特別賞に輝けた喜びを支えに、次なる目標へとチャレンジすることを誓うYOUたちだった。がんばれYOU! これからの日本でのデビューと活躍、楽しみにしているよ~!