爪に悩む女性の救世主か!?「出張爪切りサービス」が人気の理由:たけしのニッポンのミカタ!

公開: 更新: テレ東プラス

現代日本人の身近に起こるさまざまな社会現象をテーマに、"今"を捉える知的エンターテインメント「たけしのニッポンのミカタ!」(毎週金曜夜10時)。12月6日(金)は、ゲストにタレントの柴田理恵、講談師の神田松之丞を迎え、「商機はスキマにあり!?ニッチすぎる繁盛店」をおくる。

「テレ東プラス」では、その中から「出張爪切りサービスでお悩み解決! 足をケアするプロの技」を先取りでお届け!

mikata_20191206_01.jpg
都内某所、Aさん宅を1人の女性が訪れた。目的は、Aさんの爪の掃除。女性は電動ヤスリを巧みに操り、厚く盛り上がった爪を削っていく。Aさんの爪は加齢や病気の治療の影響で厚みが増し、普通の爪きりでは切れない状態。約1時間で手入れは終了し、Aさんは「気持ちいいです」と満足げだ。

これは、フットケアの専門家と訪問介護の会社が連携して行う「出張爪切りサービス」。訪問介護サービス会社の職員によると、高齢者は巻き爪が足指の肉に刺さるなどして歩行できなくなるケースが多いという。

mikata_20191206_02.jpg
このニッチな爪切りサービス、実は足の爪切り専門店「爪切り屋 足楽」銀座店に来店すれば誰でも受けることができる。同店の治療室は歯医者で見る大きなイスと、ヘラやヤスリ、ニッパーなどドイツ製の爪専用の道具が並ぶ。

mikata_20191206_03.jpg
この日「足楽」を訪れた女性は、同店に通って7年目。これまで合わない靴を履き続けたことが原因で爪が変形してしまい、自分では切れなくなったという。

サービスは約40度の湯に足をつける足浴(そくよく)から。続いて爪のまわりの掃除。金属製のヘラで爪の脇や下に入ったゴミを除去していく。一見痛そうな作業だが、お客の女性は「痛くない。寝ちゃいたいくらい」と笑う。

mikata_20191206_04.jpg
掃除が終わるといよいよ爪切り。専用ニッパーで少しずつ丁寧に切っていく。一気に切ると爪が割れる恐れがあるため、小さく少しずつ整えて四角く仕上げる。

カットで特に慎重になるのは爪の脇の部分だそうで、店長は「サイドカットを失敗すると痛みを作る。難しい技術」と話す。

店長は、これまで3万人以上の足を診てきた熟練ポドロジスト(フットケアの専門家)。ポドロジストは、ドイツでは国家資格になっている。

施術は約1時間で終了したが、施術前に比べると違いは明らか。どの爪も、指の中心に収まるよう、きれいに整えられている。

mikata_20191206_05.jpg
施術後、お客の女性は「もっと若いときから大事にしていればよかったと思う。若いときは格好ばかり気にしていた」と神妙な面持ちを見せた。

同店では、足浴や爪切りのほか、角質ケアやリンパセラピーなども行う。価格は1時間6600円(初回限定。税込)だ。

mikata_20191206_06.jpg
番組ではその他、「メニューはたった3種類!なのに客殺到...だし巻き卵専門店」、「ピザも茶漬けもポテサラも...不思議なニオイ!くさや料理専門のバー」、「ニッチ家電で大躍進!アイデア満載!お困りを解消する家電開発」、「中古でも高価!大型バスの専門業者に密着」と、ニッチなお仕事満載でお届けする。

PICK UP