中学時代は暗く目立たなかった生徒が芸人に! 人気コンビ誕生のきっかけをつくった人物:先生、、、どこにいるんですか?

公開: 更新: テレ東プラス

先生と会いたい芸能人が自らの手で探し出し、ガチで居場所を突き止める「先生、、、どこにいるんですか?~会って、どうしても感謝の言葉を伝えたい。~」(毎週金曜夜6時55分放送)。今回は11月29日(金)の放送から、お笑い芸人・カミナリの2人が、芸人になるきっかけをくれた先生を探す模様をお届け。

先生のおかげでお笑いの道に進んだ

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茨城弁のドツキ漫才でブレイクした、カミナリの竹内まなぶ(31歳)、石田たくみ(31歳)。

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保育園からの幼なじみの2人が感謝の気持ちを伝えたい先生は、中学1年生のときに英語を教えてもらった、村田みのり先生。当時40代くらいで、体格が良く、肝が据わった「女ジャイアン」みたいな先生だったそう。

村田先生は担任ではなく1年間しか関わりはなかったものの、「人を笑わせるエンターテインメントの根本を最初に教えてくれた人」。そして、「まなぶのお笑いの才能を学校中に提示してくれた人」であり、カミナリを作った人と言っても過言ない存在なのだという。

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仲間内ではまなぶが面白いと知られていたが、大勢の前で披露するような性格ではなかった。そんな中、村田先生が学園祭でまなぶにピンクのスパッツをはかせ、ステージで「ホリケンサイズ」を踊らせたところ、全校生徒に大ウケ。そこでまなぶは、「笑いをとる喜びを知ってしまった。俺の笑いって意外と大衆的なんだなって」と、たくさんの人を笑わせることに快感を覚えたのだ。

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その後、お笑い好きだった2人は、全校生徒の前で漫才を披露。大学時代にコンビを組みデビューしたのだ。2人がお笑いの道に進む大きなきっかけをくれた先生に、感謝の思いを伝えたい......。

なんと先生の親戚が中学校に!

まずは、2人が大学進学のため上京するまで過ごした故郷、茨城県鉾田市へ。まなぶが「ここに来れば絶対に手がかりがつかめんだよ」と向かった先は、「スーパータケウチ」。たくみに「お前の実家だっぺ」と突っ込まれつつも、近所付き合いの深いまなぶの母親なら何か知っているはずだと、聞いてみることに。

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期待が高まる中、お母さんは「ジャジャジャジャーン......知りません」とおどけて答える。さすが、まなぶのお母さん! 面白い人だが、残念ながら情報はつかめず。

続いて向かった中学校で、村田先生が他校の校長先生の奥様だということが判明。さらに村田先生の親戚だという先生がいて、家も近所だという。過去最速で先生が見つかり、まなぶは「出演時間が短くなるんで......」とこぼし笑わせる。

18年ぶりの再会で、思いを伝える

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先生との再会は実に18年ぶり。ご自宅のチャイムを鳴らすと、先生が出てきてくれたが......カメラを引き連れた2人の突然の訪問に「やめてくれ~~~~!」と絶叫! 「言ってよ、化粧しとくのに!」「こんな格好じゃ......」「今、犬縛り付けるから待ってて」などマシンガンのように繰り出されるトークと、芸人顔負けのリアクションに2人もタジタジ。

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先生によると、中学時代の2人は「頭良かったです。2人とも勉強を一生懸命やってました」と優秀だったそう。たくみは「面白くて騒いでいて」、まなぶは「ちょっと恥ずかしそうに後ろから『察してくれ』と見ているようなタイプ」だったとか。先生は「2人とも素直で一生懸命だった。そのまんま大人になったね」と、2人の成長を喜ぶ。

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そしていよいよ本題。クラスで目立たず暗いヤツと言われていたまなぶを、「君は面白い」と背中を押してくれた先生。まなぶは、「あのピンクのスパッツがなかったら、今の僕の人生はない。僕の人生を作ってくれたのは村田先生。ありがとうござます」と頭を下げる。

先生は、まなぶがみんなと一緒にはじけたいと思っているのが見えていたから、まなぶをステージに引っ張ったのだという。その誘いに乗ったのはまなぶ自身。先生自身もうれしかったそうで、「私(の方)がありがとうっていう気持ちで、今はテレビを見ています」と涙を浮かべながら語ってくれた。

一方、やんちゃだったたくみもまた、先生に感謝したいことが。当時、たくみは周りの笑いをとるために女の子のことをイジって、泣かせてしまった。その時、先生に「人を笑わせたい人が、女の子を泣かせてどうする」と叱られたことが印象に残っているという。

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人を落としてまで笑いをとるのは違う。「お前がやるべきは、泣かすことじゃなく人を笑わすこと」。その先生の言葉があって、今芸人をできているのだと、改めて先生に感謝を伝えた。

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最後に、芸人としてやっていくにあたって、先生にアドバイスを求めた2人。先生は、「熱いことが大事。欲かかないで、小利口にならないで、ずっと一生懸命でいてほしい」「Believe in yourself! 自分を信じて」と激励。自分を信じて突き進め。また先生に背中を押された2人だった。

村田先生は、カミナリを教えた後3ヶ所の小中学校で教師を務め、2人の娘も母と同じ教師の道に。6年前に退職し、今は日本ベトナム友好協会の役員として活躍している。

次回12月6日(金)夜6時55分からの放送は、瀬古利彦がマラソン選手の道を歩むきっかけとなった恩師を探す。そして、一般応募者からは中学の担任を探す依頼が。イタズラを謝罪したいというのだが、果たして探し出せるのか?

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