築50年の社員寮は一歩入れば外国に来た気分に! 廃墟をリノベーションしたニューヨークっぽい家:突撃!隣のスゴイ家

公開: 更新: テレ東プラス

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広島大学で建築学を学んだアンガールズ田中卓志と、芸能界屈指の建築好きで知られる遼河はるひの2人が"疑似夫婦コンビ"としてスゴイ家を紹介する「突撃!隣のスゴイ家」(BSテレ東/毎週木曜夜9時放送)。12月5日(木)の放送では、廃墟をリノベーションした、ハリウッド映画に出てきそうな家をご紹介します。

ニューヨークっぽい家ってどんな家?

2人が訪れたのは静岡県沼津市、狩野川のほとり。今回お邪魔するお宅は「ニューヨークっぽい」家とのことですが、どういう家なのでしょうか?

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こちらが今回ご紹介する家。外観はニューヨークというより昭和の団地...。築50年の社員寮だった建物をリノベーションしたそうです。

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ジュエリーデザイナーの嘉本朋宏さん(47歳)と、奥様の千年さん(39歳)、長女の花ちゃん(1歳)の3人で暮らしています。

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【夢のマイホーム参考ポイント】4部屋分を使った広いLDK
外から階段を上り、2階のエントランスを抜けて玄関に。まずは、嘉本さんご自慢のリビングルームに向かいます。入った瞬間「こりゃまいったー!」と2人も声をあげるほどスタイリッシュ! 4部屋分を使った、広々とした空間です。

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<ニューヨークっぽいポイント>
天井には、むき出しになった50年前のコンクリートと配管。床の杉板は、あえて汚れた面を表に出してヴィンテージ感を演出。また、飾られた絵やアンティーク調のソファー、各部屋に取り付けられた異なるデザインの照明と、インテリアでもニューヨークっぽさを醸し出しています。

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【夢のマイホーム参考ポイント】人の目に触れる場所は生活感を排除
リビングの奥は、ご主人のジュエリーのお仕事やワークショップにも使う多目的スペース。ここから見えるLDKは来客に見える部分ということで、生活感が出ないようにしているそう。

sugoie_20191204_06-2.jpg【夢のマイホーム参考ポイント】玄関を通らず部屋に入れる動線
多目的スペースの黒い壁は可動式で、開けるとエントランスにつながります。ワークショップのお客様が、家族用玄関を通らず入れるようになっているのです。

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【夢のマイホーム参考ポイント】黒の鉄板&人工大理石で一体感を演出

続いてキッチンへ。黒で統一され、栃木県の大谷石を使った壁やコンクリートとも相性が良く、高級感が。冷蔵庫とガスレンジはリビングから見えないように隠され、ここにも生活感が出ない工夫がされています。

そしてこのキッチンには、リノベーション物件ならではの秘密が。実は1階の倉庫にあったキッチンを、そのまま使ったのだそう。リノベーションを考えていた不動産屋さんが残しておいたものを、使っていいと言ってくれたのだとか。

キッチンの奥には、将来子ども部屋として使う予定の部屋と、夫婦の寝室。この家で生活感がある空間は、その2部屋とウォークインクローゼットだけ。

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【夢のマイホーム参考ポイント】水回りは暮らしやすさ重視で最新設備

水回りはすべて一新。トイレの壁にはコンクリートを残し、グレーの壁と木を合わせておしゃれな雰囲気に。アンティークな鏡もインテリアのポイントになっています。

住居がニューヨークなら、店舗はヨーロッパ

3階は店舗になっていて、エントランスから階段で向かいます。階段の壁は嘉本さんたちが自ら塗って、味のあるニューヨークっぽい雰囲気に。

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【夢のマイホーム参考ポイント】狩野川の絶景をピクチャーウインドウに

こちらが3階のジュエリーショップ。狩野川の風景を楽しめる大きな窓は、サッシを取り払い、スチールで新しく窓枠を造ったものです。

ニューヨークを意識した住居スペースに対して、店舗は古き良きパリをイメージ。什器もヨーロッパのアンティークやヴィンテージにこだわり、ご主人の作ったアクセサリーが並んでいます。

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最後に、71帖ある広い屋上へ。ここからは、購入の決め手になったという富士山と狩野川の絶景が楽しめます。床と手すりは購入前に補修済みで、リノベーション費用はかからなかったそう。

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こんな素敵なお宅も、リノベーション前は廃墟のような状態。天井も床もボロボロで、鳥の死骸も落ちていたとか。

耐震性も気になるところですが、前の持ち主の方によると、かなり下まで深く基礎を入れてしっかり造ってあるので、地震が来ても大丈夫なのだそう。

築50年の社員寮を、おしゃれなニューヨーク風にリノベーションしたスゴイ家。その全貌と気になる建築費は、放送でご紹介します。

このほか、とある物がない?! 狭くても楽しいスゴイ家もご紹介。12月5日(木)の放送をお見逃しなく!

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