ニートの6つ子、秘密発覚! 十四松とトド松はビジネス仲間!?:おそ松さん on STAGE

公開: 更新: テレ東プラス

11月28日(木)、千葉・舞浜アンフィシアターにて、「おそ松さん on STAGE ~SIX MEN'S SHOW TIME 3~」の記者会見とゲネプロが行われました。

本作は、二十歳を過ぎてもニート生活を続ける6つ子たちの日常をユーモアたっぷりに描き人気を博したTVアニメ「おそ松さん」を舞台化したもの。'16年に「おそ松さん on STAGE ~SIX MEN'S SHOW TIME~」として初めて上演され、キャラクターの再現度の高さが大きな話題を呼びました。シリーズ第3弾となる今回は、アニメで人気の新キャラクター"橋本にゃー"も加わりさらにパワーアップ! 11月21日(木)~11月24日(日)の兵庫公演を経て、いよいよ東京公演が開幕となりました。

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ゲネプロに先立ち、6つ子のおそ松役を演じる高崎翔太、カラ松役・柏木佑介、チョロ松役・植田圭輔、一松役・北村諒、十四松役・小澤廉、トド松役・赤澤遼太郎、さらに6つ子のイケメンバージョン"F6"を演じるF6おそ松役・井澤勇貴、F6カラ松役・和田雅成、F6チョロ松役・小野健斗、F6一松役・安里勇哉、F6十四松役・和合真一、F6トド松役・中山優貴が会見に登壇。その爆笑トークを余すところなく紹介します!

小澤と赤澤はビジネス仲間!?

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──まずは6つ子の皆さん、今回の見どころをお願いします。

高崎「今回の見どころは"にゃーちゃん"(高石あかり)です。まぁかわいい。こんな男だけのところに17歳の可憐な子供が迷いこんできて(笑)。ほんと、アイドルみたいでかわいくて、それだけをモチベーションに頑張ってます(笑)」

井澤「俺たちは(笑)!?」

高崎「(笑)。以上!」

柏木「毎回そうなんですけど、今回も体を張るところが多くて。ここまで露出するんだってところが結構あります」

高崎「今回はカラ松の主役回なので、カラ松に注目していただけると」

6つ子「ウェーイ」

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植田「今回はハコも大きくなって、舞浜アンフィシアターというのはこの作品をやるのに一番ふさわしくない劇場かなと思っています(笑)。アンフィの無駄使いを精一杯させていただいております。あと、たくさんの方々にごらんいただいておりまして、公演のチケットはもうないんですけど、ライブビューイングのほうはまだチケットがありますのでよろしくお願いします。カラ松の主役回、にゃーちゃんの奇跡的なかわいさ、(トト子役の)出口(亜梨沙)の頑張り具合を、見ていただければなと思います」

北村「ショータイムにお父さんお母さんが出てくれたり、トータルの底上げがされているなと思います。1年を通してのおそ松さんがテーマになっているので、季節感を感じつつ楽しんでいただける作品になっていると思います」

高崎「一番ちゃんとしてるなぁ」

植田「(小澤、赤澤に)この後言うことないでしょ? 君たち」

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小澤「あります、あります! 見どころは、トッティ(トド松)役の太郎ちゃんの成長具合が著しいところ」

高崎「廉、太郎のこと嫌いじゃん」

小澤「大嫌いなんですけどー(笑)」

赤澤「待って、待って、待って(笑)!」

小澤「ビジネス仲間なんですけど(笑)。あと、プロジェクションマッピングを使っていたり、F6の華やかなところがあったり、僕たち6つ子のテンポのいいコントがあったりと、ずーっと楽しい舞台になってるんじゃないかなと思います」

赤澤「見どころは、なんといっても6つ子のチームワークなんじゃないかなと思います。昨日場当たりというリハーサルをやったんですけど、めちゃくちゃ楽しかったんですよ。新しい面白さがどんどん更新されていくので、ぜひお客様にはその瞬間を目の当たりにしていただきたいと思います。舞浜にある"夢の家"にどうぞお越しください」

一同「おお~!」

F6は6人でおそ松兄さんの誕生日をお祝い

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──F6のみなさん、稽古場での様子や尼崎公演での裏話をお聞かせください。

井澤「F6はダンスナンバーが非常に多いので、第1弾、第2弾では、稽古が始まる前の事前稽古が組まれていたんですが、今回は稽古期間終了10日ぐらい前から振り付け稽古が始まりまして。不安な点も多かったんですけど、そこは第1弾、第2弾、そしてライブ(F6による1stライブツアー「Satisfaction」)を経験したことで表現力が上がり、振り覚えも早くなっていて、F6のメンバーさすがだなと思いました。今回、F6と6つ子が久々に合わさった舞台になりましたが、みんなに成長を見せられたんじゃないかと思います」

和田「また12人でやれるっていうのが非常に嬉しいです。裏話といえば、尼崎の公演中に、F6のみんなに道ばたで胴上げされたことが思い出深いです。普通に歩いていたら安里と井澤にいきなりこうされて(と、井澤と小野が両脇から和田を持ち上げて再現)、そのままみんなが寄ってきて胴上げされました」

小野「さっき、すてきなコメントをしてくれたおそ松兄さん(井澤)がついこの間27歳の誕生日を迎えて。昨日、一緒に6人でご飯を食べにいってお祝いをして、今日の本番に向けて頑張ろうという会をしました。某夢の国がすぐ近くにあるじゃないですか。そのチケット、僕は6枚持っているんです。6人で行けるので、いつか実現できたらなって思ってます」

和田「なんの話(笑)!?」

安里「稽古のときは歌とかダンスが多くて大変なんですけど、そんな中、今回はコール&レスポンスで盛り上がるような曲があって。稽古場では6つ子だったりとかほかのキャストの方たちが声を出して盛り上げてくれました。尼崎で実際にお客さんの前でやらせてもらって、生でコール&レスポンスを感じて。尼崎公演を経て、舞浜の公演ではさらにさらにテンション上がって一体感を持って楽しんでいけると思います。最後まで楽しく、2ndライブツアーに向けてさらに頑張っていきたいと思います」

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和合「定番の挨拶をやらせていただきたいと思います。令和の和に合格の合、真実はいつも一つ、だけど生まれは昭和だよ。"えー、見っえなーい!"。ありがとうございます。和合真一です」

高崎「イェーイ!」

植田「(マスコミ陣のカメラの)シャッタースピードはあんまり上がってないみたいだけど(笑)」

和合「そうなんですよねぇ(笑)。今回第3弾ということで、いったいどんなものが生まれるのか楽しみにしていたんですけど、第1弾、第2弾に匹敵、いや、それをさらに超えた素晴らしい舞台になっていますので、これを東京公演で皆様にお届けできるのが本当に楽しみでございます。そしてわたくし先ほど裏でライブビューイングの件を告知してくださいって言われたんですけど、植ちゃんにそれを取られてしまったのでね」

植田「あはは!」

和合「全国66館で上演されるそうです。しかも("6"というのは)たまたまらしいです。絶対わざとだと思うんですけど(笑)。全国に、ブラッシュアップした『おそ松さん』をお届けしたいと思います」

中山「尼崎の千秋楽でF6の2ndツアーを発表させていただきまして、そのときの皆さんの歓声が未だに忘れられません。楽しみにしてくださった方がたくさんいるんだなということを肌で実感しました。そのあと6つ子のみなさんが、ある曲を歌ってくれたときにめちゃくちゃ盛り上がっていたので、僕らも6つ子のパワーに負けないようにアンフィの公演も頑張りたいと思います」

F6はダンスの覚えがめちゃ早い!

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──高崎さんにおうかがいします。今回、どんな点がパワーアップしていますか?

高崎「会場ですかね......」

一同「おい(笑)!」

和田「俺らもパワーアップせい(笑)」

高崎「あはは! それこそ、1、2のときはみんなわりと一生懸命で、いろいろ探す作業で稽古が終わっちゃったんですけど、僕たちは喜劇('18年に上演された喜劇『おそ松さん』)をやったことでより一体感が出来て、自分たちの持ってるグルーヴもまとまって。で、F6のみんなは『大変だった』とは言いつつも、ダンスの覚えがめちゃくちゃ早くて。わりと稽古中に稽古でやらなきゃいけない部分以上のことをやれたので、(尼崎公演の)お客さんの前では、初日から中日ぐらいの完成度のものを出せました。それを経ての東京公演なので、何かがパワーアップしたというよりは、僕たち自身がパワーアップした、そんな感じですかね(ドヤ顔)」

一同爆笑

高崎「でもほんとに、いつもと変わらない気持ちで来ていただけたらいつも以上に笑えるんじゃないかと思いました。......これ見出しになる!?」

植田「見出しには弱いな(笑)」

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──F6の井澤さんに質問です。新曲があるとのことですが、どんな曲になっているのか。そして、2ndライブツアーでもその新曲は披露されるのでしょうか?

井澤「毎回『おそ松さん』の舞台では、新曲を作っていただいていまして。今回の2曲を入れるとトータル10数曲になります。今回の楽曲は第1弾、第2弾みたいなバリバリのダンスナンバーというよりは、お客様がコール&レスポンスで盛り上がれるような、お客様含めてその曲を作るという一体感のある曲になっています。今までのF6のナンバーに比べると、2曲とも違っていますね。万人受けする曲だなと思います。2ndライブツアーは、構成はまだ考えていませんが、もちろんそこでも今回の新曲はやらせていただきます。そのときまでにコール&レスポンスをもっとしっかりお客様に広めて頑張っていきたいなと思います」

──2ndライブツアーへの意気込みは?

井澤「プロデュースしたいですね」

一同「おおーっ!」

井澤「うちのメンバーにはアーティストもいるんですが、基本的には役者でやっているので、ライブツアーを回るということがあまりないじゃないですか。だから、1回目ではやることに必死で。でも2ndは前回での経験があるので、リハの初日から『こここうしたほうがいいんじゃないか』っていうブラッシュアップも考えられるでしょうし、臨み方が変わってくると思います。間違いなくかっこよくなると思いますし、幕張、大阪、沖縄と見に来られるお客様が増えるので、楽しみにしていただければと思います」

最後に「この12人の中で誰かを養うとするなら?」と質問された面々は、一斉に指差すことに。こちらがその結果!

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十四松に人気が集中。誰からも指されなかった高崎は「俺は!?」と叫び、一同大爆笑でした。

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後列のF6が話す番になると床にペタッと座り込む6つ子キャストたち。そのゆるい雰囲気はまさにキャラクターそのもので、一同のなりきりぶりには思わず感心! 昨年上演された喜劇「おそ松さん」にF6は出演していなかったため、今回6つ子とF6の総勢12人が揃うのは、'17年上演「おそ松さん on STAGE ~SIX MEN'S SHOW TIME 2~」以来2年ぶりのこと。しかし、会見での息ピッタリなやり取りからはそんなブランクは全く感じられませんでした。遠慮なくツッコんだり、いい発言を盛り上げたり......お互いへの信頼と一体感を感じる会見となりました。

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今回の舞台は、松野家の1年間を、お正月、ひなまつり、クリスマスなど季節の行事を通して描いていく物語。オムニバス形式で、短いコントがテンポよく展開していきます。相変わらず「働きたくない」とダラダラしている6つ子ですが、あるときはひょんなことでやる気を出し、あるときは自分たちのクズっぷりを思い知って落ち込み......またあるときにはとんでもない方向で暴走することも!? "体を張った"パフォーマンスには思わず笑わされます。

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またF6は、相変わらず個性際立つ振り切ったカッコよさで観客を魅了。客席降りで行うファンサービスも楽しさ満点です。後半のショータイムでは、6つ子がキュートに決め、F6はキレのあるパフォーマンスで新曲2曲を披露。客席もコール&レスポンスに応えノリノリに! ラストには、トト子やにゃー、イヤミ、チビ太、ハタ坊に加え松野家の両親まで勢揃いでダンスパフォーマンスを行い、大盛り上がりのうちに舞台は幕を閉じました。

舞台「おそ松さんon STAGE ~SIX MEN'S SHOW TIME 3~」は、12月8日(日)まで舞浜アンフィシアターにて上演中。8日の千秋楽公演は全国66館の映画館でライブビューイング上映も行われます。

(取材・文/高瀬純)

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【公演情報】
舞台「おそ松さん on STAGE ~SIX MEN'S SHOW TIME 3~」
■日程・劇場
兵庫:2019年11月21日(木)~11月24日(日) あましんアルカイックホール
東京:2019年11月28日(木)~12月8日(日) 舞浜アンフィシアター

■ライブビューイング開催決定
2019年12月8日(日)17時00分開演※舞浜アンフィシアターからの衛星中継

■出演者
【おそ松】高崎翔太 【カラ松】柏木佑介 【チョロ松】植田圭輔 【一松】北村諒 【十四松】小澤廉 【トド松】赤澤遼太郎
【F6/おそ松】井澤勇貴 【F6/カラ松】和田雅成 【F6/チョロ松】小野健斗 【F6/一松】安里勇哉 【F6/十四松】和合真一 【F6/トド松】中山優貴
【トト子】出口亜梨沙 【イヤミ】窪寺昭 【チビ太】KIMERU 【ハタ坊】原勇弥 【松造】佐久間祐人
【松代】ザンヨウコ 【橋本にゃー】髙石あかり
※出演者は変更になる可能性がございます。

■原作:赤塚不二夫「おそ松くん」
■演出:小野真一
■脚本:伊勢直弘、鹿目由紀、小峯裕之
■音楽:橋本由香利
■劇中歌プロデュース:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
■主 催:「おそ松さん」on STAGE製作委員会2019
■ライブビューイングチケット:税込3,900円 チケット一般発売中!
●お問い合わせ:イープラス
オフィシャルHP

©赤塚不二夫/「おそ松さん」on STAGE製作委員会2019

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