職場の後輩が自分の好きな男性と付き合うことに...女装キャラ芸人の切なすぎる失恋芝居：ゴッドタン

11月23日（土）の「ゴッドタン」（毎週土曜深夜1時45分より放送）では、次世代の女性キャラを探す新企画「女装ほろ苦選手権」を放送。

コントで演じる女性キャラに定評のある芸人が、オリジナルの女性キャラを演じ、ほろ苦い失恋芝居の上手さを競う新企画。「休みの日は、野毛の立ち飲みにハマっています」という岡子（ハナコ・岡部）、「健康というかダイエットというか、会社まで自転車で通ってます」という豊美（東京03・豊本明長）、年齢を聞かれ「46歳です。聞かないで～も～！」と照れる、キャラ歴20年の川嶋佳子（シソンヌ・じろう）の3人がエントリーし、設定が決められた「規定」と自分でストーリーを決める「フリー」で対決する。

規定演技のテーマは「職場の後輩から自分の好きな男性と付き合うことを告白されて失恋」。

トップバッターの岡子は、自然な演技が持ち味。後輩の思わぬ告白に唇を震わせながらも、「よかったじゃん！」と、無理無理の笑顔で元気に振る舞う健気さが切なさを誘う。

2番手の佳子は、登場のアドリブから佳子歴20年の貫禄を見せつけ、おぎやはぎらも「うまいねぇ」と感嘆。後輩の告白を聞き唖然とした表情から一変、謝る後輩に「おめでとう～」と精一杯の笑顔で拍手を送り、「実は岡崎くんの気持ちを知ってて、背中を押してたの。ずっとピエロをやってたの、長かった～～～。転職してサーカス団に入団しようと思ってたの」とアドリブでおチャラける。涙を耐えつつ最後まで後輩にエールを送る名演技に、スタジオも絶賛だった。

最後は豊美の挑戦。後輩から相手の名前を聞いたとたん動揺が隠せない豊美は「おかしくない！？」とブチ切れ。さらに「あ～あ、失った！信頼できる後輩と好きな人、同時に失った！」と怒りをぶちまける。そしてその後は、「吐き出したらすっきりした。頑張って」と静かに笑って去っていくのだった。しかし、劇団ひとりからは「後半声を荒げてデッカイ声で乗り切る感じは減点。目先の笑いをとりにいったから」と厳しい評価がくだった。

フリー演技では、劇団ひとりが、女装陣の"好きな相手"として芝居に参加することに。

岡子は、憧れの先輩と初めての食事会での失恋物語を。先輩が笑顔ならそれでいいと、盛り上げ役に徹する岡子。赤いナプキンを見て「マタドールしたくなっちゃった。でも、こんなところに牛なんかいるわけないか～」という先輩のムチャぶりに応え、女を捨てて全力で牛を演じる。さらにイケメンの後輩と「付き合ってみない？」と勧める無神経な先輩に、「お試しで付き合っちゃいま～す！」と無理してハイテンションで応じる岡子......。これにはスタジオも「超切ない」と感動。

続く豊美はダジャレで笑いを取りに行き、劇団ひとりから「出禁」を言い渡される！？その問題作は近日公開！

ラストは佳子。夢だったレストランをオープンした佳子の店に、2年前に別れた先輩が訪ねてくる。当然の訪問にてんぱる様子や、思い出のオニオンスープについて語る先輩に「私は、オニオンスープだけの女ってこと！？」と笑わせるなど、さすがの芝居を見せる。2人はいい雰囲気になるも、海外赴任を打診されている先輩と、店を守る自分には別れしかない......佳子は最後のオニオンスープを差し出すのだった。演技派2人の切ない失恋物語に、スタジオも企画を忘れて思わず見入ってしまったのだった。