「ウルトラマン」「羞恥心」までのいきさつを吐露。つるの剛士、号泣のワケ:チマタの噺

公開: 更新: テレ東プラス

街の人への何気ないインタビュー映像をきっかけに、笑福亭鶴瓶とゲストがよもやま話を展開するトークバラエティ「チマタの噺」(毎週火曜深夜0時12分~)。11月19日(火)の放送は、ゲストにつるの剛士が登場。

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俳優・ミュージシャンとして活躍する傍ら、釣り・将棋・イラスト・サーフィンなど多彩な才能を発揮し、芸能界の中でも唯一無二な存在であるつるの。デビューから3年後にはウルトラマンで主演を務めますが、その約10年後には「羞恥心」というおバカタレント3人組のメンバーとなり一躍大ブレイク!

「そもそも"羞恥心"をやるまでにいろいろやっていて...。深夜にエロいラジオ番組のDJをやったりとか...」とつるのが語ると「エロいラジオなんてやってたん!?」と驚く鶴瓶。

つるのは「2001年から5年間、生放送でやってました。ウルトラマンのイメージで、ファンの方から"正義のヒーロー"みたいに見られてるのが若い時はキツくて...。だからそのガス抜きで、今はもう時代的に無理なこととかもやってました。その時、僕が新聞を読むだけのコーナーがあったんです。僕がひたすら新聞を読み上げて、漢字の読み間違いとかをラジオの向こうでリスナーが笑ってる。それが既に"羞恥心"の結成に繋がっていたんじゃないかな」と語り、当時を振り返ります。

「ラジオなのに、夜のお仕事のお姉さんがおっぱい丸出しで出演したりとか...。ラジオ局中の男性スタッフが見に来ちゃうから、カーテン閉めて生放送やってたんですよ」と当時の状況を説明すると、「それ、ディレクターがおかしいで!」と鶴瓶(笑)。

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「"おバカタレント"としてブレイクするまではアホなこと言っても編集でカットされてたのに、おバカで注目され始めたら、カットされずにバカ丸出しで全部出ちゃうようになって。テレビって怖いなって思いました」と語るつるのに、鶴瓶が「今となっては、おバカはキャラだったんやなって世間から思われてるよ」と言うと、「それ困るんですよ! 僕、本当にバカなんです(笑)」。

実はつるの、大人になってから学習塾に行き始めたそう。

「息子が僕と同じで勉強が全然ダメで、親として"勉強しなさい!"って言うんですけど、自分がやってこなかったのに息子にそう言うのはおかしいなって。"これはダメだ!"と思って、息子が通っていた塾を辞めさせて、代わりに僕が行ったんです。でも、大人になってからの勉強ってすごく楽しくて...。若い時、僕は勉強せずに絵を描いたりしてたんですけど、それが今役立っているから、逆にもう"勉強しろ"って子どもに言わなくなっちゃいました」と子育て秘話を語りました。

そんなつるのの気になるチマタは、"芸能界入りのキッカケをくれた恩人"。

「学生時代通っていた専門学校に、山口先生っていう怖い演出家の先生がいて、その先生が事務所を紹介してくれたのがキッカケで芸能界に入ったんです。その後、先生に恩返ししなきゃと思ってご飯に誘って、"僕がご馳走します"と言ったら "お前がもうちょっと売れてから奢ってくれ"と言われて...。でも、それから一度も会ってない。どうしても"つるの恩返し"したいんです」とのこと。これを受けた番組スタッフが、なんと今回探し出したそう!

スタッフが山口先生のもとを突撃すると、「僕も含め、他の演出家の先生もかなり認めてた。つるのとご飯を食べた時に彼が"お金を払う"っていうから、"バカなこと言うな。ビッグになって"つるの恩返し"でもしちゃえよ"って言ったその一言が重荷になっちゃったのかな? こっちはちょっとカッコつけて言ってみただけなのに、25年も気にしてくれてたなんて嬉しい」と笑顔でコメント。山口先生とVTRで再会を果たしたつるのは...

「今までいろんな番組で山口先生のことを話したけど、どの番組でも見つからなくて。実は、この番組のディレクターさんが最初打ち合わせに来た時に、目に涙を溜めながら"僕、つるのさんの本を読んでこの業界に入ったんです"って言うんですよ。それが本当に嬉しくて、僕はそういう子が出てくるのが夢だったから。その子がこうやって山口先生を見つけてくれたと思うと...」と号泣。

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「テレビって捨てたもんじゃないよね。つるのが頑張って、いろんなところに恩返ししようという思いがあるからこうなったんや。良かったなぁ。でも、そういう番組ちゃうねんで!(笑)」と笑う鶴瓶。この後、別のVTRに進むも、頭の中は山口先生でいっぱいな様子のつるのでした。

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