人気カフェで秋を満喫! 味わい深い本格スリランカカレー&秋刀魚の当座煮:昼めし旅

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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11月8日(金)の放送は、岡山県岡山市で昼めし旅。岡山といえば、日本三名園のひとつ、岡山後楽園が有名です。江戸時代の面影を伝える庭園は、現在紅葉シーズン。夜になるとライトアップもされ、観光客でにぎわいます。そんな岡山市を、タレントのやしろ優さんが調査します。

人気中華料理店の名物豚まん

岡山駅の桃太郎像の前からご飯調査をスタートさせたやしろさん。駅から歩くこと約7分の岡山城に向かいます。

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1597年に豊臣秀吉の指示のもと、備前の戦国武将・宇喜多秀家によって築城された烏城こと岡山城。当時、外壁の板に防腐剤として塗られていた黒漆が、まるでカラスの濡れ羽色のような美しさであったことから、カラスの城と書いて「烏城(うじょう)」と呼ばれるようになりました。1966年に再建され、現在の姿に。展望デッキからは、岡山後楽園も見渡せます。

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お城の外では、お弁当を広げる人がちらほら。早速、ご飯調査です。地元で評判の中華料理店「広東菜館山珍」の豚まんを食べている人を発見。

職人が1つひとつ丁寧に作る豚まんは、もちもちふわふわの生地の中に、うずらの卵や角煮、キャベツや玉ネギなどの野菜もたっぷりと入っていて具だくさんです。寒い季節には多い日で1日約1000個も売れる大人気商品!

お好みで付属のタレをつけて、がぶっといただきます。うずらの卵入りというのは珍しいですよね。具が大きめで、とってもおいしいそうです。

突然、お邪魔しました!

スリランカカレーが人気のカフェ店主が作るサンマの煮物!

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市内に場所を移してご飯調査。旭川をはさんで岡山城から北に位置する出石町。江戸時代に城下町として栄えた出石町は、町中に明治大正時代の建物が多く並び、レトロな街並みが観光客に人気です。

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城下町をぶらりと歩いて、お邪魔したのはCafé Antenna(カフェ アンテナ)。御領園美耶子さん、秀昭さんの夫婦ふたりで切り盛りしているこちらの店の人気メニューは、なんとスリランカカレーなんです。

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スリランカカレーは、本場スリランカ人のレシピ。ナス、きのこ、魚、うずらの卵などをスパイスで煮込んだ9種類のカレーを、注文を受けてからブレンドします。具材は季節によって変わるそう。最後に岡山の特産・サワラを盛りつけ、カレースープをかければ完成です。

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パパドと呼ばれる豆の粉を焼いた生地を割り入れ、混ぜて食べます。

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ひと口食べて、「おいしい! いろんなスパイスの味が噛めば噛むほど味わえる」とやしろさん。実は、美耶子さんのお母様が、隣家に住んでいたスリランカ人に教わったカレーのレシピなのだそう。

食後には、特製のパフェを。清水白桃のジュレや紅茶のゼリー、ミルクジェラートなどの上に輝くシャインマスカットは、もちろん岡山産。

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贅沢なお味に、「幸せなパフェだ~」とやしろさんもうっとり。ひととおり食べ終わったあと、本題に入って例のお願いを......。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」

交渉成立! 閉店後に晩ご飯を見せていただくことに。

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まずは、サンマの当座煮を作ります。グリルでいい色に焼き上がったサンマを、醤油・酒・みりんで作る出汁に入れて煮込みます。臭みをとるネギも入れていきます。

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その間に、フライパンでナスとコンニャクを炒め、味噌・砂糖・みりん・醤油で味付けをして田楽風に。

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そうこうするうちに、学校から帰ってきたお孫さんたちがやってきました。いつも夕飯は、ご夫婦の娘さんと双子の孫たちと一緒にお店で食べることが多いのだそう。こちらが御領園さん家の晩ご飯。

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焼いて煮ることで魚の旨みがしみ込むサンマの当座煮。

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ナスとコンニャクの味噌炒めは、甘辛く味付けされています。

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お孫さんの大好物、大根とツナのサラダ。

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そしてモズクを食べやすいようにと味噌汁に。

サンマの当座煮をいただき、「焼いてからまたひと手間かけると味がしみ込んで......これはご飯が進むな~」とやしろさん。さらにサンマの煮汁をかけてご飯をいただき、思わず「お汁持って帰ってもいいですか?」なんてお願いを。

ご夫婦の出会いは、美耶子さんが経営していた喫茶店に、当時学生だった秀昭さんがアルバイトに来たことがきっかけ。結婚後も夫婦でカフェや飲食店を営んできたそう。「サラリーマンは定年があるけど、こういう商売は年齢関係なくやれる」と話す秀昭さん。これからも夫婦でカフェ経営、がんばってくださいね!

「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。

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