「何もない」村に奇跡を呼んだ”プレミアム道の駅”の全貌!:カンブリア宮殿

公開: 更新: テレ東プラス

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11月7日(木)夜10時~放送の「カンブリア宮殿」は、年間190万人を集客する道の駅「川場田園プラザ」。地元の厳選商品を集めた店では1個1800円のヨーグルトが飛ぶように売れる! ユニークなマーケティング戦略に迫る!

地域の資源も見せ方次第! 190万人を集客する「プレミアム道の駅」戦略

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群馬県川場村。人口は約3300人、主な産業は農業と畜産で「特別なものが何もない」という小さな村だ。その村にあるのが年間190万人を集客する道の駅「川場田園プラザ」。広大な敷地に点在するのは、都心の高級店のようなベーカリーやスイーツ店。産直コーナーはヨーロッパのマルシェのような品揃えだ。

地元の厳選商品を集めたギフト店「カワバプレミア」では、川場村の生乳で作った1個1800円もする絶品プレミアムヨーグルトや、5枚で1000円のクッキーが飛ぶように売れる。田園プラザは、川場村の様々な味わいを、都会の客にも喜んでもらえるよう、徹底した「顧客目線」でアレンジした"プレミアムな道の駅"なのだ。

実は永井、他の道の駅をほとんど見たことがない。永井は都心の高級スーパーや東京ディズニーランド、欧米の小売店の「一流のおもてなし」を徹底的に研究し、過疎の村にあった道の駅を劇的に生まれ変わらせ、国土交通省から地方創生の成功例として「道の駅のモデル」に認定された。驚異的な集客を生み出す、永井流のユニークなマーケティング戦略に迫る。

村に人生を捧げた父の背中を追いかけて...奇跡の道の駅誕生物語

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もともと永井は、地元の造り酒屋の5代目。世界で評価される日本酒を目指し、吟醸酒「水芭蕉」やシャンパン風「スパークリング酒」でヒットを飛ばした。その頃、川場村の第3セクターとして作られた道の駅・田園プラザが赤字に転落。村が立て直しを託したのが永井だった。永井は徹底した社員の意識改革やプレミアムな商品開発で赤字だった道の駅をV字回復させた。

そんな永井の格闘の原点が、道の駅のホテルに展示される1両の蒸気機関車。かつて川場村の村長だった永井の父が、過疎の村を変えようと集客の目玉として持ってきたものだ。鉄道のない川場村にきたSLは、当時大勢の客を集めた。その光景を誇らしく見つめていた永井少年は、「いつか自分も村に人を呼び込みたい」と胸に刻んだ。奇跡の道の駅、川場田園プラザの誕生物語に迫る。

川場村から世界へ...永井の新たな挑戦

田園プラザには地域おこしの参考にしようと全国から視察団が訪れる。現在永井は、神奈川県・大磯の漁協に依頼され、その集客施設づくりに手を貸している。そんな永井が向かったのがアメリカ。次に手掛けるのは、ロサンゼルスで日本の産品を発信する商業施設だ。永井の新たな挑戦を追う。

【ゲスト】
田園プラザ川場 社長 永井彰一

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