トルコ人初! 「岸和田だんじり祭」コワモテ軍団と70キロを完走できるか!?:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎えてアポなしインタビュー!そのまま密着取材を行なう「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時55分~)。今回は「無謀なYOUたちが大激突!秋の衝撃映像祭」ということで、面白YOUを求め空港で突撃取材を敢行。果たして今回はどんなYOUと出会えるのか?

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成田空港でまず声をかけたのは、日本に住んで38年というアメリカ出身のYOU。なんと元WBA世界ランク1位のプロボクサーというからスゴ~ッ! だがさらに驚きだったのは、息子さん2人がEXAILE主要メンバーのELLY(三代目JSB)とLIKIYA(THE RAMPAGE)!! 自分の功績を息子が超えていった...と、嬉しそうに目を細めた。お父さん、お2人にヨロシク~。

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成田で次に声をかけたのは、トルコ出身で、7年前から横浜に住むドーアンさん(37)。日本でただひとつという、YOU向けのお祭り体験型ツアー会社を経営しているんだって。3年前から各地の祭りを巡り始め、体験した祭りは300超え! 「牛深ハイヤ祭 」(熊本)や「上総十二社祭」 (千葉)、「蘇民祭」(岩手)などのツアーは実現しているそうで、YOUが次に検討しているのが、9月13日の「岸和田だんじり祭」〈大阪〉。やんちゃで有名な祭りだけに、まずは体験してじっくりリサーチ&安全確認してからパッケージツアーにしようというのだ。

「どうやって体験するんですか?」と突っ込んだところ、逆に一緒にどうかと誘ってくれたので密着スタート!

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9月12日、祭りの前日に岸和田駅でYOUと再会すると、まずは町会へあいさつに向かった。YOUは友人からの紹介があったため、特別に参加を許可してもらえた。社名の入った自前の白衣装に着替え、まずはメンバーと仲良くなりたいからと、中心的なコワモテ軍団の中へ。しかしYOUのあいさつは不発に終わった。

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しかしYOUもツアーのプロ。「祭りは村社会。入っていくのは難しい。入るために努力しないといけない」と悟っていて、ツアー実現のためにはどうしても彼らに認められなければならない、と覚悟してきていた。

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夜7時、YOUは再び集会所へ。翌日の祭りの士気を上げるための、盛大な前夜祭が行われるのだ。YOUは持ち前の人懐っこさを武器に、度数45%というトルコの伝統的な酒「ラク」をふるまった。水で割ると白く変わる面白酒に注目が集まり、YOUはメンバーの気持ちをつかむことに成功! トルコ語で「乾杯」を意味する「シェレフェー」と声をかけてもらい、ストレートでオトコ飲み。ところで明日は本番だけど、二日酔いは大丈夫~?

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祭りの当日、夕方4時半に姿を見せたのは、二日酔いの打撃を受けたYOU。どうにか現場に到着すると、「てめぇら、楽しんじゃってくれよ!」という掛け声で、だんじり祭がスタート! それにしても初っ端から猛ダッシュで、ものすごい迫力だ。

そもそもだんじり祭とは、各町会が持つ22基のだんじりを、2日間にわたり岸和田エリア内を猛ダッシュで引き回す熱い祭りだ。2日間の総走行距離は、なんと70キロメートルというハードさが特徴だ。朝から昼過ぎまで休憩がなく、YOUの顔色が酔いでどんよりなのを指摘された。

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そんな中、息切れ気味で走るYOUに、メンバーが後ろから「どけ!オラ!」と激怒。いったい何が起こったの!?

するとメンバーは、「(だんじりが)曲がってる間は周りの奴に付いていって」と注意してくれた。どうやらYOUは知らずのうちに進路を妨害していたらしい。何かあれば事故につながるだけに、YOUも反省しきり。

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限界までがんばったYOUだが、いつしかだんじりに置いていかれ、力尽きて道路に倒れ込んでしまった。

そのころだんじりは、民家が密集する難しい地域を猛ダッシュで進み続けていた。すれすれで通り抜けてきたものの、ついにドン!!という轟音が。民家に激突してしまったようだ。

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激突した家の家主はあ然となるが、「こういうのは当てた町がちゃんとしてくれるから」と容認。こうした事故に備え、祭りには町会の破損係が帯同し、何かあればこうして事態の収拾を行っているそう。

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昼食休憩にはYOUもごちそうをいただき、二日酔いや疲れから完全復活。

とはいえ、この日の最高気温は31度! 後半戦に臨む中、これまで一緒に走った番組スタッフもついにダウンし、メンバー内にも脱落者が続々と出始めた。

一方のYOUは前半戦よりも好調で、このとき走行距離30キロメートル辺りを「ソーリャー」と駆け抜けていた。一斉休憩でも、YOUは自らお茶の配布役を買って出て、すっかり仲間として溶け込んでいた。

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まもなくクライマックスというところで、YOUがだんじりの大役である「やりまわし」を担当することに。やりまわしとは、いかに速くコーナーを曲がり切るかを競う、祭りのいちばんの見せどころだ。生まれて初めての体験に、YOUは「興奮した!」と息を弾ませた。

残すはあと1キロメートル。気合いが入っているので、(足の)痛みも感じない。70キロメートルを完走し、仲間として受け入れてもらいたくて、YOUはここまでがんばってきたのだ。その願いは叶うのか!?

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ゴールした瞬間、メンバーたちと抱き合って無事完走を喜んだ。メンバーのみんなが「ドーアン、よくやった」と認めてくれた! 来年の参加も約束し、無事に岸和田の一員として迎え入れてもらえたYOUが、「この岸和田の祭りの感動を海外にも伝えたい」と感激する姿が見られたところで密着終了! 良かったね、これからも日本の素晴らしいお祭りを、ひとりでもたくさんのYOUたちに伝えていってね!

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