そんなつもりじゃなかったのに...SNSでの炎上を防ぐ3つのポイント

公開: 更新: テレ東プラス

Twitterでの何気ないつぶやきが、見知らぬ人々も巻き込み炎上!? 便利で楽しいSNSも、使い方によっては大変な事態に繋がることも。

さまざまな専門家がレギュラー出演中の生活情報番組「なないろ日和!」(毎週月~木 午前9時26分~放送中)から、今回はマナーコンサルタントの西出ひろ子さんに「SNSのマナー」についてお話をうかがいました。

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炎上しないためのSNSのマナー

Twitter、Facebook、InstagramなどSNSを利用する人が増える中、不用意な発言により "炎上"をまねいてしまうことも。意図せぬ騒動を防ぐためには、どのようなことを心掛けるべきでしょうか。

nanairo_20191103_02.jpg画像素材:PIXTA

【ポイント1】プラスに働く言葉を使う
「基本的に『悪い』『嫌い』『イヤだ』などのマイナスイメージの言葉を見ると、いい気持ちはしません。逆に、感謝の言葉『ありがとう』など、プラスに働く言葉はハッピーな気分になれます。
自分の感情をどうしても書きたいのであれば、『~がイヤだった』ではなく『あまり良い気分はしませんでした』などの表現にする。これはSNSだけでなくメールでも意識してほしいですね」

【ポイント2】ネガティブなことは書かない
「事件や政治などにと思いますが、世界中の不特定多数の人の目に触れるSNSでは控える方が。マナーの観点からすると無難だと思います。もちろん、言論の自由はありますから、個人の自由です。しかし、思いのままに書いたことが、逆に事件になる可能性もなきにしもあらず。ネガティブなことは書かない。これは自分を守るためのマナーです」

nanairo_20191103_03.jpg画像素材:PIXTA

【ポイント3】感情的にならない
「闇雲に感情をぶつけることは、誤解や争いの元ですし、品格を問われることにもなります。感情的な書き込みは美しくありません。『そんなもの、上っ面な言葉だけの世界じゃないか』と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、書かれた人の立場にたってみてください。こういうことを書かれたら、自分だったらどう感じるかな、と。人を傷つけたり不快感を与えるより、読んだ人の気持ちがプラスになり、みなさんが気持ちよく活用できるよう一人一人が心掛けたら、笑顔あふれる社会になるのではないでしょうか」

相手の顔が見えないSNSは、そんなつもりで書いたわけではないのに、誤解を与えてしまうこともあります。誰もが気持ちよく、楽しめることを心掛け、活用していきましょう。

取材協力:西出ひろ子さん。マナーコンサルティング。ヒロコマナーグループの代表として、人材育成やマナー研修、コンサルタントなどを行うウイズ株式会社の代表取締役会長などを務める。ドラマ、映画での俳優陣へのマナー指導なども行っている。著書は「気くばりメールはじめました!」(インプレス)、「運のいい人のマナー」(清流出版)など国内外で85冊以上。近年は、マナー評論家、マナー解説者としてメディアからの取材依頼も多数。
オフィシャルHP
「ファストマナースクール」

西出ひろ子さんも出演する「なないろ日和!」は、今後もあらゆる専門家が出演し、生活に役立つ情報をお届けしていきます。毎週月~木曜9時26分からのOAも要チェックです!

(取材・文/船桂子)

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