安い服でも、ひとたびつければ一気に高級品になるーー。そんなブローチがTwitter上で話題となっている。
その名も「高い値札のブローチ」
宝石店や時計店の値札をイメージしたブローチで、たしかに服につければ値段が上がったように見える。
10月24日、このブローチをスーツにつけた画像がTwitterにアップされると瞬く間に拡散。投稿は5万リツイート、19万いいねを集めている。
テレ東プラスでは、このブローチをつくった「卒業生代表プロダクツ」の木村さんを取材した。
「もともと商店の看板やスーパーのPOPなどのデザインが好きで、そうしたものをモチーフにグッズを作りたいと思っていました。ブローチをつけた服が高く見えるというのは、後から気づいた効果です」(木村さん)
木村さんが代表を務める「卒業生代表プロダクツ」は企業ではなく個人の活動で、企画から製作、発送までほぼ一人で行っている。
卒業生代表では「高い値札のブローチ」のほかにも、駅の券売機についている呼び出しボタンのキーホルダー、さらに「安い値札のブローチ」など面白い雑貨を作っている。
今回Twitterで大反響となった「高い値札のブローチ」だが、実は2016年に発表した作品。令和になってのTwitterでの拡散は木村さんいとっても驚きだったという。
「Twitterで写真をアップしてくださった方のスーツにブローチはとても似合っていましたし、最近『高見え』などの言葉が流行っていることで話題になったのかなと思っています」
ブローチはあっという間に売り切れてしまったというが「コツコツ作って継続的に再販していきます」と木村さん。
「主に関東になりますが、時々イベントにも出展していますので、実物をみてみたい方はサイトやTwitterをチェックしていただいて、ぜひお越しください」