ラグビーW杯決勝を目前に、もうひとつの決戦が! 日本VSアメリカ。最年長79歳と77歳がぶつかった勝敗の行方は!? :YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎えてアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行なう「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時55分~)。今回は「もうひとつのワールドカップ 巨大な壁にタックル!トライ!でも最後はノーサイドだぜ!SP」ということで、ラグビーW杯の裏で夢のトライ目指して激闘を繰り広げるYOUを求めて成田国際空港で突撃取材を敢行。果たして今回はどんなYOUと出会えるのか?

現在大盛り上がりのラグビーW杯。日本も初の決勝トーナメント進出で今後ますます国内のラグビー熱も高まっていきそうだ。そんななか声を掛けたこちらのYOU。ニューヨークから来たジョンさん(67歳)はラグビーW杯を観戦するために来日したそう。

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しかも観戦するだけでなく、自分もプレーすると言うので詳しく聞いてみると...。ジョンさんの大学のラグビー部OBチームと慶應大学ラグビー部のOBチームが試合をするとのこと! 大変失礼ながらこの年齢でラグビー!?と驚いていると、最高齢は77歳だそうで、ジョンさんは若いほうに入るのだとか。

ちなみにジョンさんの出身大学はなんと超名門ハーバード大学! アメリカで最初にラグビーをやった大学がハーバード大学で、日本で最初にラグビーをやった大学が慶應大学、ということでアメリカ最古VS日本最古のラグビー部対決をするのだそうだ。そんな世紀の一戦はぜひ密着取材させてもらいたいので交渉すると、「もちろんどうぞ!」とあっさりOKしてもらえた。

日本語は「少しだけ」話せると言っていたジョンさん、ここまで通訳が必要ないくらい流ちょうな日本語で答えてくれていたが、そこへ奥様がやって来て納得。奥様は日本人のマスミさんだったのだ。

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そして試合前日。ハーバード経営大学院ラグビー部OBの皆さんが帝国ホテルに集結。まずは決起集会をするのだそうだ。

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写真からもわかるように皆さん現役だった頃からはかなり経っているようだ。失礼ながら果たして本当にラグビーができるのだろうか!?
ハーバード大学にアメリカ初のラグビーチームが誕生したのが1872年。その流れを汲み、1963年にハーバード経営大学院ラグビー部が創部された。近年はOBが集まり、W杯開催国で観戦&現地チームとの試合をしているのだそうだ。

今回来日したYOUたちの中で最古参はこの3人。50年間、共にラグビーをやってきた仲間だ。なんと最年長は77歳! しかしラグビーへの情熱は衰えていないようで、翌日の試合にももちろん登場するつもりだ。

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いよいよ試合当日。朝8時にYOUたちはバスで日吉にある慶應義塾大学の下田グラウンドへ。すると早速練習をしている本日の対戦相手、慶應義塾大学ラグビー部OB黒黄会の皆さんを発見!

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慶應義塾大学ラグビー部は1899年に日本最古のラグビーチームとして創部。大学選手権優勝3回、日本選手権優勝1回、と現在も大学ラグビー部の名門校として君臨している。OBたちのラグビー熱も高く、今でも定期的に練習や試合を重ねているのだそう。

普段はとくにラグビー練習をしていないというハーバード大学OBチーム、何とかケガなく無事に試合を終えてほしいところ。

試合直前、ジョンさんに意気込みを尋ねると、慶應義塾大学ラグビー部OBの様子を見て「まぁやっぱり負けちゃうかなぁと思いますけど、しょうがないからハッピーで楽しんで!」と勝敗よりは久しぶりに昔の仲間とラグビーができることへの喜びが勝っている様子。

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ところで、今回出場する両チームは人によって違う色のズボンを履いていることが気になったので何か理由があるのか聞いてみた。するとズボンの色は年齢を示しているのだという。

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年齢層に幅のある今回の試合では特別ルールが適用され、どの色のズボンの人にはタックル禁止なのか一目でわかるようになっているのだそう。

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今日のモットーは「安全第一」に決まったところでいざキックオフ! 想像とは違いどちらのチームも激しいタックルやボールの奪い合いが続き、「5分は走りたい」と話していた最年長を表す紫パンツの木場さん(79歳)もしっかりボールを追って走り回っていた。

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先制したのは慶應。しかしすぐさまハーバードもトライで点を取り返し、白熱した展開に。

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密着させていただいたジョンさんも後半から出場。トライを取られても諦めずに全力疾走して球に食らいつく姿は本当にカッコよかった。

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スポーツには元々まったく興味のなかったというジョンさん。ハーバード経営大学院に入学して勧誘されたラグビー部で初めてスポーツに真剣になったという。そこでどんな相手にも諦めずに立ち向かうチャレンジ精神を培ったのだそう。その経験を生かして自ら会社を起業し、現在まで続けている。そして現役から42年経った今もラグビーへの情熱は衰えることがない。

さて気になる試合結果はなんと20対20の引き分け!試合後はお互いの健闘を称えるノーサイド精神で握手。ジョンさんも「最高に気持ち良かった。サイコーでした!」と満面の笑顔。

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こうしてW杯の裏で開かれていたおじ様たちのW杯は互いの親交を深めて無事閉幕したのだった。

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皆さんこれからもラグビーを続けてパワフルに頑張ってください!

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