現代日本人の身近に起こるさまざまな社会現象をテーマに、"今"を捉える知的エンターテインメント「たけしのニッポンのミカタ!」(毎週金曜夜10時)。10月25日(金)夜10時からは、ゲストにカンニング竹山と姿月あさとを迎え、「一億総寝不足時代!?眠りに悩めるニッポン人」をおくる。
「テレ東プラス」では、番組の中から「『たわし』に『うどん』!?睡眠ビジネス花盛り」を先取りで紹介する。
夜11時過ぎの東京・新宿。高速バスターミナル。この時間、次々とやってくるのが高速夜行バス。
東京~大阪間を1,500円という破格で運行するバスもあるが、こちらのバスは同じ区間の料金がなんと2万円。一般的な高速バスの定員は約45名だが、こちらのバスの定員はわずか11名。個室になっている座席にお邪魔してみると...。
こちらのバス、移動中の快適性と深い眠りを追求した、その名も「ドリームスリーパー号」。
手元にあるボタンを押すと、シートが全自動で、人が最も深く眠ることができるゼログラビティ(無重力)を実現した状態にリクライニング。また、心地良い眠りをもたらすため、アイマスクや空気清浄機などが各個室に備え付けられている。
開発費用はバス1台あたりなんと1億円。新幹線(のぞみ号)よりも運賃は高いが、その快適性を求めて、週末は満席になるほどの人気ぶりだ。
今、こうして快眠にお金をかける人々が確実に増えている。メディアでも睡眠不足が重なり、心身に重大な影響を及ぼす「睡眠負債」という言葉が話題に。
番組では睡眠事情を独自に調査。まずは平均睡眠時間。都内で10代~80代100人に平日と休日の睡眠時間を聞いたところ、平日は6時間、休日は6時間42分と、7時間を割り込む結果に。
続いて「あと何時間寝たいですか?」という質問をすると、全体の約75%が睡眠不足を実感していた。
睡眠の専門外来・白濱龍太郎医師に結果を分析してもらったところ、ここ数十年で日本人の睡眠時間は、1時間くらい短くなったとのこと。ある国際機関の調査で、他国の人々と比較しても、日本人の平均睡眠時間はワーストであり、世界一寝ていない民族であることが証明されている。
実は、この睡眠不足が大きなビジネスチャンスになっている。ヘッドスパ「悟空のきもち」もそのひとつだ。いつもの眠りとはひと味違う、快感の絶頂に落ちる「絶頂睡眠」が話題となった快眠サロン。なんとキャンセル待ちは約51万人! 今や眠りにお金をかけるのが当たり前になってきている。
「悟空のきもち」はヘッドスパサロンだけでなく、快眠グッズを開発、販売してヒットを飛ばしている。チクチクした使用感が心地良い「熟睡用たわし」や、棒状のものが8本連なったユニークな形状の「掛けうどん」こと「睡眠用うどん」などを販売。
布団の上から入り、普通に掛け布団のように使うもよし、抱き枕のように使うもよし。8月からインターネットで販売したところ、販売からわずか2カ月で14,000枚を完売、売上2億円を記録する大ヒット商品に。
実際にスタジオで「睡眠用うどん」をたけしが試してみると、寝心地はなかなかの様子。また、ゲストの2人の睡眠スケジュールを検証するなど、国民的睡眠不足を背景に睡眠を多角的な角度から検証していく。
番組ではほかにも、「タクシー・刑事...『眠りのプロ』の快眠術」「全ては眠りのために!睡眠マニアのこだわり」などをお届けする。どうぞお楽しみに!