「普通にひとり焼き肉もひとり居酒屋も行きます!」これぞ究極...夏帆流”おひとりさま”の味わい方

公開: 更新: テレ東プラス

hitoricamp_20191024_01.jpg
テレビ東京では、"ひとりキャンプ×食"をテーマに送るドラマ25「ひとりキャンプで食って寝る」(毎週金曜 深夜0時52分~)を絶賛放送中。

今、一大ブームになっているひとりキャンプ、いわゆる"ソロキャン"をテーマに、男女それぞれが気の赴くままに独自のキャンプを満喫する物語。

主役と監督が隔週で交代する一風変わったドラマのスタイルをとることでも話題。三浦貴大が缶詰と簡単な食材でアレンジ調理を楽しむ大木健人を演じる奇数話(横浜聡子監督)、夏帆がさまざまな方法で自ら食材を"獲って食べる"七子を演じる偶数話(冨永昌敬監督)で構成されている。

そこで「テレ東プラス」では、偶数話の主人公・七子を演じる夏帆に直撃インタビューを敢行! 撮影をして感じた"ひとりキャンプ"の魅力や夏帆流"おひとりさま"術を教えてもらった。

hitoricamp_20191024_02.jpg

キャンプには縁がなかったのでハマるかもしれません

──これまでに、キャンプに行ったご経験はありますか? 今回の撮影で、キャンプ気分は味わえたのでしょうか。

「あまりアウトドアに縁があるタイプではなく、キャンプも仕事以外だと大人になってからはほとんど行ったことがなかったんです。なので今回は、新鮮で楽しめました。もちろんドラマというお仕事でしたが、スタッフさんも少人数で本当にキャンプに行っている感じだったので、少しだけですがひとりキャンプの雰囲気を味わえたというか...。気ままに誰にも気をつかわず、自然の中で過ごせるというのはすごく充実した時間だと思います」

──キャンプ体験はこの撮影が初めてだったんですね。今までキャンプに興味はありましたか? ドラマをきっかけに"ひとりキャンプ"に挑戦! とか...

「元々嫌いじゃないので誘われたら行きたいと思っていましたし、興味もありましたが、こればかりはなかなかきっかけが見つからなかったですね。アウトドアってひとりで始めるのにはハードルが高いというか...。身近に詳しい人がいたら教えてもらえて始められるのかな? と思います。そういう意味ではこのドラマをきっかけに、アウトドアにハマる人が増えてくれるとうれしいです」

hitoricamp_20191024_03.jpg

冨永監督のセリフに感動します!

──このドラマは、主人公が交互にバトンタッチする"隔週変化型"の構成で、面白いつくりになっていますね。

「すごく実験的だと思いました。"七子編"の脚本・監督を担当してくださっているのは、映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』などを手掛けた冨永昌敬監督です。じつは私、冨永監督とお仕事したいと言い続けていたので、すごくうれしかったです。そして台本を読んだらすごく面白くて、台本の面白さを映像で伝えられるか不安になるくらいでした(笑)」

──特にどのようなところが面白いですか?

「キャラクターの人物像とセリフですね。言葉選びのセンスが素晴らしくて...。このドラマは、ひとりでキャンプしてその旅先で人と出会うけど、そこにも深い心の交流があるわけではない...という淡々とした物語。大きな物語が展開していくわけではありませんが、台本を読んでいて飽きない。そこには冨永作品ならではのセリフの面白さがあるんだと思います。七子もすごく魅力的で、もしもこういう飲み友達がいれば楽しいだろうなっていう女性。友達になりたいです」

hitoricamp_20191024_04.jpg
──毎回1話完結で、いろいろなところにキャンプしに行くんですよね。

「魚釣りが多いのですが、海釣りや渓流釣りなどいろいろな土地に行きます。釣りといっても、海と川では全然違うんですよ。なので、各話ごとに楽しみがあるはず。七子が少しずつひとりキャンパーになっていく姿も楽しんでいただけると思います。横浜聡子監督が描く三浦さんの作品も、まったく世界観が違うので楽しみですね。ひとりキャンプという共通項以外は別物の作品になっているドラマ、すごく贅沢だなと思います」

ひとり焼き肉も平気で行っちゃいます

──七子は"ひとり"でキャンプをしていますが、夏帆さんは"おひとりさま"に抵抗があったりしますか?

「意識したことはないですね。普通に、ひとり焼き肉もひとり居酒屋も行くので。とはいっても、ひとりになりたいから行くというより、サクッとお肉を食べに行きたい!っていうときに行く感じ。合理的というか、そういう選択肢があるならひとりで行くのも別に嫌じゃない、というくらいのことなんですけど」

──では、ひとりキャンプもそこまでハードルは高くなさそうですね。

「う~ん、キャンプとなるとまた別かもしれないですね。女性だと気をつけなければならないことも多かったりするので...。ただ、気持ちの面で全然抵抗はないです。やっぱりひとりだと誰にも気をつかわなくていいのでラクですよ(笑)」

──七子を演じてキャンプにハマる人の気持ちがわかりましたか?

「自分の城を持てるっていうのがいいですよね。テントもそうですが、道具とか、本当に自分が必要で欲しいものを少しずつ増やしていける。好きなモノで自分のお城が満たされていくのは、絶対に楽しいですよ」

hitoricamp_20191024_05.jpg

冷蔵庫の中身で何が作れるか...考える時が幸せ

──海や川などで採れた食材を調理して食べるシーンも多いですが、料理は得意ですか?

「凝ったものは作らないしこだわりも特にないですが、料理をするのは好きです。一番好きなのは、冷蔵庫にあるもので何が作れるか考えているとき。朝起きてベッドの中で、"あの食材があるから今日はアレを作ろう!"と考えるのは本当に幸せな時間ですね。なので、その場で釣った魚や野菜を調理するキャンプは意外と向いているかも。ちなみに魚をさばいた経験はなかったのですが、今回教えていただいたので、これで魚が釣れて調理もできるようになりました! 自分で獲ったモノで作る料理はきっと格別だと思います」

──夏帆さんは七子のキャンプのように没頭する趣味はありますか?

「それがないんです。何か見つけられたらいいなと何年も思い続けていますが、なかなかこれだ! というものを見つけられず...。子どもの頃から習い事とかはやっていましたが、仕事が入るとどうしてもそっちに集中して疲れて、仕事以外は何もやりたくなくなっちゃうんですよ。本当に怠け者なので(笑)。周りで趣味が息抜きになっている人を見るとうらやましい! と思うので、私もいずれは見つけたいですね」

──ドラマを機に、ひとりキャンプを趣味にしてみるのもいいかもしれませんね。

「そうなんですよ。料理も好きだし、ひとりも嫌いじゃないので意外とイケるかも(笑)。人に気をつかわなくていいというのが息抜きとしては最上級のモノだと思いますし...。でも、やっぱり友達とキャンプに行くところから始めようかな(笑)。あと、今回釣りの面白さに少し触れたので、冨永監督に釣りを教えてもらおうかなと思っています!」

【プロフィール】
夏帆(かほ)
1991年6月30日生まれ。東京都出身。2004年に11代目リハウスガールに抜擢され、2007年、主演映画『天然コケッコー』では日本アカデミー賞新人俳優賞ほか多数の新人賞を受賞。近年のドラマ出演作として、「監獄のお姫様」(TBS系)、「白い巨塔」(テレビ朝日系)など。現在放送中の「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」(日本テレビ系)にも出演中。映画では来年公開待機作として「Red」、「架空OL日記」などがある。

独自のひとりキャンプを謳歌する2人が、行く先々で出会う人たちによって、さらなる食の世界に魅了されていく、ドラマ25「ひとりキャンプで食って寝る」(毎週金曜深夜0時52分)。気になる第2話の内容は...?

hitoricamp_20191024_06.jpg
キャンプをしに海岸を訪れた七子(夏帆)と宏美(朝倉あき)は、今回のメインとして持ってきたお肉を楽しみにキャンプの準備を進めていた。しかし、車のカギを無くすアクシデントが発生! 車の中に置き去りになったお肉を目の前に、がっかりした宏美は帰ってしまう。仕方なくひとりで一晩過ごした七子は、翌朝岩場で釣りを楽しむ夫婦と出会う。様々な魚が釣れる様子を見ているうちに釣りに興味が出てきた七子は釣りに挑戦する事に...。

放送をどうぞお楽しみに!

PICK UP