フォロワー21万人超えの自撮りおばあちゃん。その意外な過去と現在:カンニング竹山の新しい人生、始めます!

公開: 更新: テレ東プラス

女性87.6歳、男性81.09歳(※平成29年簡易生命表 厚生労働省調べ)と、毎年更新している日本人の平均寿命。"人生100年時代"となった今、長い人生を楽しく生きるために40歳代から知っておきたい「移住」「開業」「再就職」などの情報をお届けする「カンニング竹山の新しい人生、始めます!」(BSテレ東 毎週日曜夜9時)。「テレ東プラス」では、10月20日(日)の放送内容を、先取りでご紹介します!

takeyama_20191019_1.jpg今回紹介する「新しい人生の先輩」は、熊本県熊本市に暮らす西本喜美子(91歳)さん。実は西本さん、インスタグラムのフォロワーが21万人超の有名人なのですが......このお顔に見覚えありませんか?

takeyama_20191019_22.jpg西本さんを一躍有名にしたのは、この斬新でユニークな自撮り写真! この写真を「見たことがある!」という方も多いのではないでしょうか。今回は、91歳にして自撮り写真に果敢に挑み、数々の作品を発表し続けている西本さんの元気の秘密を探ります。

takeyama_20191019_3.jpg熊本市のご自宅で一人暮らしをしている西本さんの自宅を訪問すると...

takeyama_20191019_4.jpgそこには破れた障子からのぞき込んでくる「目」。スタッフも思わず「怖い...」とコメント(笑)。実はこれ、西本さんのいたずら。「障子が破れた時に(顔の)写真を貼ったの。皆さんいらした時にびっくりするらしいです」といたずらっ子そのものの笑顔を浮かべる西本さん。

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そんな西本さんに1日密着することに。まず西本さんが自宅に呼んだタクシーで向かった先は、月に2回通っている写真教室。教室の先生は、西本さんの息子さんの和民(64歳)さん。和民さんはTHE ALFFEやB'zなど、多数のアーティストのジャケット写真を担当したアートディレクター。20年ほど前、地元の同業者に頼まれて写真教室を開講したそうです。

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いいね!ポイント1】写真を始めたら様々な年代の友人ができた

教室で必ず行うのが、チームを組んでの写真撮影。ほかの生徒たちと楽しそうに話す西本さんですが、これが1つ目のいいね!ポイント。「皆さんと会えるじゃないですか。これが楽しみですかね」(西本さん)。生徒さんたちに西本さんの印象を聞いてみると「本当にキュートでかわいらしい。アイドルみたい」「発想が素敵」と称賛の声があがりますが、そばで聞いていた西本さんは「もう~そのぐらいでやめて!」と照れ笑い。

【いいね!ポイント2】90代にして全国に友達が増加中

こちらの教室は熊本、東京、大阪など全国に7教室あり、それらの生徒が一堂に会して展覧会をするため、全国に友達の輪が広がったそう。こうしたお友達が、一人暮らしの西本さんのお宅に泊まりにくるのも楽しみ。

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【いいね!ポイント3】歳を重ねても食欲衰えず

お昼時に向かった先は、近所にある定食屋さん。オーナーの娘さんとは実に歳の差80歳のお友達。楽しくおしゃべりをしながら、ボリューム満点の定食をペロリと平らげます。

takeyama_20191019_7.jpg写真を初めて人生が激変したという西本さん、これまでどんな人生を送ってきたのでしょう。

takeyama_20191019_8.jpg7人兄弟の次女としてブラジル・サンパウロ州で生まれた西本さんは、8歳の時、両親の故郷である熊本で暮らすことになります。

takeyama_20191019_9.jpg18歳で美容師として働き始めた西本さんは、22歳の時、競輪選手に転身します。美容師の仕事は室内に閉じこもってばかり。「やっぱり外に出たい」という思い、弟さん2人が競輪選手をしていたことから、自らも競輪選手になる道を選んだのです。「優勝賞金はサラリーマンより高かった。全国を周れるのが楽しかったですね」(西本さん)。

27歳の時、税務署で働く斎さんと結婚し、競輪選手は5年で引退。それからは専業主婦として家族を支えた西本さん。斎さんも定年を迎え、夫婦でおだやかに暮らしていた72歳の時、和民さんの写真教室に来る生徒たちの写真を見て一念発起、西本さんも写真教室に通うことを決心します。

takeyama_20191019_10.jpg当時、写真撮影はまったくの素人で、ちんぷんかんぷんだった西本さんでしたが、月に2回教室に通い始めると、「写真を撮ることが面白くなった」そう。

takeyama_20191019_11.jpg※当時の西本さんの作品

74歳で写真の加工技術を習得。教室主催の展覧会に出品すると「人の心を動かす1枚を撮りたい!」という思いが強くなります。ある日、写真教室で「自分で自分を撮ってきなさい」という宿題を出された西本さん。ここで撮った写真が、西本さんの人生を大きく変えることになるのです。

takeyama_20191019_12.jpgその時にとったのがこの写真。虫干しをしている洋服を見て「この中に入って撮ると面白いかな」とインスピレーションが沸いたそう。

takeyama_20191019_13.jpgその後、面白自撮りを次々に発表。2011年、82歳の時に初の個展「西本喜美子写真&デジタルアート展」を熊本で開催、マスコミにも注目される存在となります。2017年からはInstagramの投稿を開始。そのフォロワー数は21万人超え!

takeyama_20191019_14.jpg91歳になった今もなお、創作意欲はどんどん沸き上がり「楽しい瞬間は、やっぱり写真を撮ってる瞬間」と笑顔で語る西本さん。実はさらに、写真以外の楽しみもあると話します。意外や意外! その楽しみとは...ぜひ番組で確認してください!

番組ではこの他、新企画「アタマとカラダを元気に! SAMの人生100年ダンス」がスタート。第1回目は「腰痛予防ダンス」を紹介します。10月20日(日)夜9時放送「カンニング竹山の新しい人生、始めます!」(BSテレ東)を、どうぞお楽しみに。

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