ヴァンゆん「YouTuberは、撮影場所を自分たちでアポ取りすることすら難しい。テレビとネットの格差はまだまだある...」:道玄坂コネクション

公開: 更新: テレ東プラス

dogenzaka_20191015_01.jpg▲左から加藤史帆日向坂46)、ゆん、ヴァンビ

テレビ東京では、新番組「道玄坂コネクション(毎週火曜深夜1時35分)を好評放送中。テレビ東京の番組MC初挑戦となるアンタッチャブル柴田英嗣と、そのアシスタントを務める日向坂46・加藤史帆が、人気のライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM(※アーティストやアイドル、タレントなどの配信が無料で視聴でき、誰でもすぐに生配信が可能な双方向コミュニケーションの仮想ライブ空間。)」で活動するパフォーマーを全力で紹介。 "磨けば光る原石"となりうるパフォーマーを毎回スタジオに呼び、勝手に応援していくバラエティだ。

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ゲストに大人気YouTuber"ヴァンゆん"を迎え、登場したSHOWROOMパフォーマーにアドバイスを送り、パフォーマーたちが活躍できそうなイベント企画を考えたりと好き勝手にサポート。思わず応援したくなる次世代パフォーマーたちが、この番組をきっかけにスターになっていくかも...!? ぜひご注目ください!

そこで「テレ東プラス」では、収録後のYouTuber"ヴァンゆんを直撃! 2回に渡ってインタビューをお届けする。

YouTubeの戦略は、芸能界では通用しない(ヴァンビ)

──まずは、今回番組に出演してみての感想から聞かせてください。

ヴァンビ「YouTubeの撮影は、基本家でカメラ1台と僕らだけじゃないですか。大多数に見られながら撮るっていう経験がないので、実はめちゃめちゃ緊張してて...。口カピカピでした」

ゆん「うん、臭そう(笑)」

ヴァンビ「どうにか水分を摂取しなきゃくらい、本当砂漠状態で。でもやっぱ、スイッチ入ったらもちろん緊張はほぐれていったんですけど。柴田さんのツッコミにもだいぶ救われて、"ありがとうございます"みたいな。第一回目のゲスト出演の時、いきなり肩をバーンってツッコミをされて、そこからは緊張も解れてやりやすかったです」

ゆん「SHOWROOMとYouTubeは違うプラットフォームですけど、同じネット業界なので、私はSHOWROOMER(配信者)さんの気持ちもすごいわかるし、SHOWROOMERさんたちを引き上げてあげようっていう番組の趣旨が素敵だなと思いました」

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──最近、テレビ出演が増えてきていると思います。「今まではこういうところに力を入れてきたけど、今後はこういうところに力を入れていこう」みたいな変化ってあるんですか。

ゆん「ありますね」

ヴァンビ「今までYouTubeが軸だったので、YouTubeの戦略とかそういうものは色々勉強してきたんですけど、芸能界でそれが通用するかっていったら通用しない部分があるので。テレビの現場で学んだことを糧にして経験値を上げ、自分の力にしていくしかないなと」

ゆん「そうですね、全然違いますね」

──YouTubeでは、自分たちなりの戦略やスタイルみたいなものは確立されていた?

ヴァンビ「YouTubeではめちゃめちゃありますね。例えば、僕がプロデュースをするYouTuberがいたとして、その子の数字を伸ばすくらいの自信はあるんですけど。テレビだともうひよっこオブひよっこ状態でして。たくさんの先輩方から色々と学んで、なんとか上がっていきたいですね」

──プロデュースのコツというか、「YouTubeでは今こういうのがイケそうだ」みたいなポイントはありますか。

ヴァンビ「僕の信念的にはやりたいことをやるんじゃなく、"求められていることをやる"っていうのがあって。みんな結構自分がやりたいことをお客さんに押しつけがちだと思うんですけど。もちろん、一部の人はそれで大成功するんですよ。やりたいことと時代がマッチしたときには伸びるんですけど、100人全員がやりたいことをやってうまくいくわけじゃないし、僕も最初はうまくいかなかった。けど、自分がやりたいことじゃなく、求められていることをやろうとなってからは、自然と時代の流れを自分で読んで合わせるようになるんですよね。そうなってからは徐々に(登録者数が)増え始めた。それはめっちゃ重要かなって思います」

──情報収集とかでいろんな方の動画を見たり?

ヴァンビ「めっちゃ見て勉強してます」

──ちなみにテレビとかは?

ヴァンビ「最近はバラエティ番組をよく見るようになりましたね。こう振られたら、なんて言おうとか考えたりして...」

ゆん「そう、考えるようにしようって...」

ヴァンビ「たまに考えすぎてMCが話していることが全然頭に入ってこないことがあるぐらい、考えてますね常に。"俺、振られたらなんて言おう"って...」

──この番組の初回収録では、言いたいことどれぐらい言えましたか?

ヴァンビ「難しいのが、MCの方や第三者もいるじゃないですか。YouTubeだと2人しかいないので」

ゆん「ずっと2人でやってきたから、お互いの空気感はわかってたんですけど、第三者の方がいると気を遣っちゃったりして、話し出すタイミングがわからない」

ヴァンビ「おもしろいこと、自分なりに言いたいことが思い浮かんでいるけど、あーその話終わっちゃった~みたいな(笑)。結構あります」

──他の番組も含めて手応えはまだまだこれからという感じ?

ヴァンビ「そうですね。人数が増えれば増えるほど、まだまだだなと思います」

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──テレビで活動の幅を広げていくということで、これから何をやっていきたいのか目標を伺えれば。

ゆん「マルチタレントっていうのが夢でしたが、ずっとYouTuberだけで生きてきて...。ずっと、それだけじゃ先輩達と同じだなって思ってて。ヒカキンさんをはじめ、上の方達の登録者数の規模は、別次元じゃないですか。そういった方達に勝つには、新しいことをしなきゃいけないなと思ってテレビ行こうってなって...。テレビ見てる人って、あんまりYouTube見てないじゃないですか。YouTubeのことを知らない人たちにも知ってもらいたいなって感じです」

──タレントとして成功するために、より拡大していこうという目標があった?

ゆん「はい、活動の幅を広げたかった。畑を広げたかったっていう」

──テレビだからこそやってみたいことは?

ヴァンビ「例えばカメラが何十台もあったり、たくさんのプロの大人がいないとできないような企画をやってみたいですね」

ゆん「YouTuberって、美術セットでいうと背景の壁紙を張り替えるくらいしかできなくて、キレイな装飾のスタジオとか作れないし、大規模な施設を借りたりとかお金を使えないので、やっぱりテレビってすごいなと思いました」

ヴァンビ「例えばお店を貸し切るとなっても、YouTuberが"貸してください"と言っても、"え?"みたいな」

ゆん「そう、アポ取れないんですよ」

ヴァンビ「でもテレビ局が"貸してください"って言うと、認知や信頼もあって"どうぞどうぞ"みたいな。それくらい、まだネットとテレビだと力の差が歴然なんです。だからそういうテレビの力を使って、いつかでかいことをしたいですね」

ゆん「YouTuberという仕事が認められてない感はまだありますね」

ヴァンビ「YouTuberという仕事の拡大もしていきたいですね」

──自分たちを通じてYouTuberの活動の幅を広げるような実績を作っていこうと。

ヴァンビ「そうですね。もっと認めてくださいよ、みたいなそんな感じで」

ゆん「他のYouTuberさんが、勇気を持ってこっちの世界に来られるようにしたいです」

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※インタビュー後編は10月20日(日)夜9時にUPするので、どうぞお楽しみに!

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「道玄坂コネクション #2」を見たい方はコチラ!

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