10月16日（水）より、「ソクラテスのため息～滝沢カレンのわかるまで教えてください～」（毎週水曜午後10時放送）に生まれ変わってスタートします。番組のコンセプトは、「滝沢カレンが理解できれば、視聴者みんなが理解できる！」。経済情報や話題のニュースなど様々なテーマを、滝沢カレンが理解するまで、各分野の専門家がわかりやすく教えるお勉強バラエティです。滝沢と一緒にトークを繰り広げるレギュラー出演者は、おぎやはぎ（小木博明、矢作兼）と経済学者の村尾信尚。そこで「テレ東プラス」では、初回収録後の取材会を直撃。早くも息の合った4人が、番組の手応えと今後の意気込みを語りました。
「今日は、自分が払ったお金（年金）が誰かを助けていたという最高のことが知れました」（滝沢）
──初回収録の感想を教えてください。
滝沢「私にとって"ありがとう、ありがとう、ありがとう"っていう番組だと思いました。私は小学生のときに、"勉強をやめよう、遊びに没頭しよう"と思ったんです(笑)。その時代から去年までそのままの頭できちゃったんですけど、今回"また学んだらどう？"って声をかけてもらったような気がして...。"大人になったって学べるよ"ということを言ってくれたのが、（プロデューサーの）佐久間（宣行）さんでした。なのでまた来年、物知りな自分に会えるのが今の自分の一番の楽しみです」
矢作「今回は年金の問題を詳しくカレンちゃんが聞いて教えてくれたんですけど、僕も知らないことがいっぱいありました。これからもなんとなく知っているフリをしながら、カレンちゃんに話を聞かせて勉強していこうと思っております（笑）」
小木「やっぱり48歳にもなると、世間体を気にしてカッコつけちゃうんですよ。でもこの番組は、他の教養番組と違って自由に質問できるので、楽しかったです。村尾さんのおかげで高級感も出ましたし（笑）」
村尾「私は本当に大変でした（笑）。もう64歳で還暦も過ぎ、人生もだんだんわかりかけてきたところだったのに、なんと自分は質問に答えられないんだろうと。ニュースにもずっと携わってきましたが、今回この番組で"難しいことをみんなに解説してくれ"と言われたのは、まさにずっと僕も追求してきたことなんです。なので、自分の生きがいを見出すぞという思いで、意気揚々と初回に臨みましたが、皆さんにコテンパンに...。とくに小木さんのキツイ質問のシャワーに、本当に"ため息"をつくことになりました（笑）」
──"年金"をテーマにした話では、小木さんが「そんな説明じゃわかんない！」とガンガン攻めていましたよね。
小木「年金問題って結構知らない人が多いじゃないですか。2000万円問題とかいろいろあったので、僕はあえて視聴者を代表して...。あえて厳しく！」
矢作「村尾さんを成長させようと思ってやってるんだよな？」
小木「村尾さんを育てないといけない（笑）」
村尾「ありがとうございます！」
──滝沢さんは、話を聞きながらだんだん成長していきましたよね。
滝沢「本当にそうです。ニュースって、知っている人が見たら最高かもしれませんけど、知らない人がニュースをつけても仲間に入れてもらえないんです。でも今日は自分が払ったお金（年金）が誰かを助けていたっていう最高のことが知れたと思って...」
村尾「本当にそう！ カレンちゃんが僕の答えに対して反応してくれると、生きがいを感じられます。よかったぁって（笑）」
「中学時代、一緒に"勉強をやめよう"と言った親友のサチコに今日習ったことを教えたいです（笑）」（滝沢）
──もうひとつのテーマは"歌舞伎"でした。市川右團次さんが熱い授業を展開してくださいましたが、いかがでしたか？
滝沢「本当にうれしかったです。今までは歌舞伎って、前を通りすぎるだけだったので...」
矢作「歌舞伎座の前をね（笑）」
滝沢「はい。現代のビルから、いきなり昔のお城のような建物が出てくる感じなので(笑)。敷居が高そうとか、知った人しか入れないと思っていましたけど、今日お話を聞いて、"（掛け声をかけて）参加していいんだ！"って...。歌舞伎の本当のことを知ろうと思ったら、あんな時間じゃ足りないですけど、見る側の話をしてくれたので、楽しそうで、"これなら見に行ける！"と思いました」
矢作「カレンちゃんが見に行ったとしても、参加はしないほうがいいと思う。たぶん邪魔になると思う（笑）」
──今後、村尾さんに聞いてみたいことはありますか？
滝沢「まだ年金のことも、"わかったか？"と聞かれると、"うん"と大きな声では言えないです。政治が本当にわからなくて...。"アフリカの大統領って誰だ？"とか言われると...(笑)。日本がどこの国とどんな関係があって、どこにトウモロコシをあげているのかとか...」
村尾「僕は"アフリカの大統領が誰か"ってことは知らなくていいと思っていて、どうやってその国のトップを選ぶのか...その選び方にはどういう種類があるのか、そういうことを知ってほしい。名前よりも仕組みというか」
滝沢「そうなんです。大統領と総理大臣の違いがまずわからないですし...。そういうことを知りたいです」
小木「僕はカッコいい言葉を知っていきたいですね。"ドラスティック（徹底的で強烈な様）"とか、言葉の中に自然に入れて使っていきたい」
矢作「カッコつけたいだけでしょ（笑）」
──この番組で知ったことを、誰かに伝えるとしたら？
滝沢「私は、中学時代一緒に"勉強をやめよう"と言った親友のサチコに教えたいです（笑）」
（大爆笑）
滝沢「この番組で、一緒にどんどん上に行こうねって」
──ほかの皆さんは...。
小木「サチコって言われちゃうとなぁ...（笑）。この後に言えることないよ。すごいんだよ、カレンちゃんは本当に」
矢作「何もかも、カレンちゃんより先に言わないと無理だね。サチコ以外に教えたい人間なんていないよ！（笑）」
（取材・文／加藤恵）
「ソクラテスのため息～滝沢カレンのわかるまで教えてください～」は、10月16日（水）夜10時から放送！ 聞いたことあるけど人に説明できるほどわからない、知りたいけど言葉が難しくてついていけない...そんな経済情報や話題のニュース、世間を騒がせている流行のモノについて、誰にでもわかるように優しく噛み砕いてお届けします。初冠レギュラー番組となる滝沢カレンが生み出す「新常識」な言葉とともに、見る度、毎回賢くなる新・お勉強バラエティをどうぞお楽しみに！
