ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。
9月19日(木)の放送は、三重県答志島で昼めし旅。伊勢湾に浮かぶ周囲26㎞、三重県最大の島です。774世帯、人口約2000人が住む漁師町で、海女の島としても有名。その数なんと100人以上! 海女さんが素潜りでとるアワビのほかに、これからが旬の伊勢海老、そして1日1トン水揚げされるというタコ。さらに話題なのは10月から旬を迎えるトロさわら。伊勢湾で1本釣りされた、脂分が10%以上のサワラをトロサワラというブランドとしてPRしています。まるでトロのように脂がのっているそう。そんな答志島ならではの旬な魚を求めてご飯調査するのは、タレントの林マヤさんです。
昼からお酒が進む、タコ、海老、サワラの海の幸尽くし
早速、市場に向かった林さん。伺ったのは、鳥羽磯部漁協和具裏支所です。午前9時半過ぎ、入札が始まり水槽のまわりに人が集まってきました。この日もサワラが高値で取引されたそうです。市場のリーダーとして紹介された濱口輝満さんに話を聞かせていただいたところで、例のお願いを......。
「あなたのご飯、見せてくださ~い」
お昼ご飯を担当する妻の美保さんに電話でOKをいただき、交渉成立!
お昼はだいたい残り物を食べるという美保さん。前日の残りの五目御飯をおにぎりに。
おかずには、答志島近海で水揚げされたマダコがどどんと登場。足が切れてしまうなどして出荷できないものを漁師さんからいただくこともしばしばだそう。こちらは、ぶつ切りにして刺身としていただきます。
続いては、答志島でとれたサワラの切身を照り焼きに。脂がのっていますがトロさわらではありませんでした。でも、魚から脂が出るので油をひかなくていいそう。照り焼きの味つけは輝満さんのお母さん直伝。魚の脂に合うようにと、みりんと醤油で甘めに仕上げています。お母さんはなんと海女さん。その日とれたサザエやアワビ、スズキが食卓に並ぶことも多いそう。
こちらが濱口さん家のお昼ご飯。伊勢湾でとれた魚介たっぷりの昼ご飯です。
赤海老は知り合いの仲買人からとれたてをもらい、塩ゆでして冷凍保存。新鮮さをキープしています。
豆腐は答志島で76年続く豆腐屋さんが作った木綿豆腐、大豆の風味が濃厚です。
サワラをいただいたマヤさん、「ふわふわ!脂がフワ~ンって広がってくる」と感動。輝満さんによると「今からどんどん脂がのってくるよ」とのこと。
マダコの刺身は輝満さんいわく「これで飲みすぎる」というお酒にぴったりなひと品です。
輝満さんは25歳のときに答志島に新築の家を建てて美保さんにプロポーズしたそう。これからも夫婦仲良く答志島ライフを楽しんでくださいね!
イワシ料理がズラリ! 伊勢湾の恵みたっぷり晩ご飯
引き続き、住宅街を歩く林さん。そこで出会ったベテラン漁師の濱口満さんにご飯調査することに。「(息子の)嫁さんの許可をとらないと」ということで、まずは自宅に伺います。
ちょうど帰ってきた長男の嫁・みのりさんに早速例のお願いを......。
「あなたのご飯、見せてくださ~い」あっさり交渉成立!
この日のおかずは、イワシのフライ。とれたてのイワシをいただいたそう。油で揚げる前に塩コショウで下味をつけると、魚の旨味が引き立ちます。パン粉は、身をつぶさないよう表面を軽くおさえる程度に。こうすることでイワシの身に火が通りやすく、食感もやわらかくなるとか。
イワシの切り身に酢と砂糖を多めに合わせ、あっという間にイワシ料理の2品目が完成。
そして3品目は漬けイワシ。イワシの切り身に塩を振ったものに、醤油と酢と生姜を入れて漬けてあります。
こちらが伊勢湾の海の幸たっぷり、濱口さん家の晩ご飯。
知り合いの漁師にもらったアジは南蛮漬けに。
イナダの刺身も、この日のとれたてをいただきます。
イワシのフライをいただき、「中のイワシもふわふわ。味付け最高、ソースとかいらない」とマヤさん。
続いては漬けを。「イワシの漬けって初めて!ツヤツヤでね。脂もいい感じでのっていて、小骨とか全然ないの」と初めての味を堪能したマヤさんでした。
答志島の海の幸、ごちそうさまでした!
「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。