あぁ、暑い。毎年同じことを言っている気がするけど、今年の夏は例年よりも一段と暑い...。

海や川、もちろん遠出も良いけれど、うだる様な暑さで身体が言うことの聞かないただの週末は、マイペースな時間の流れるローカルな街でゆっくりするのも悪くない。
今密かに話題を集める東京のローカルタウンで、デートをするなら...という妄想を現実にするべく計画された本企画。

今回白羽の矢が立ったのは、東京は世田谷区内をゆっくりと走る路面電車「東急世田谷線」にて、三軒茶屋駅から3駅目にある「松陰神社前駅」。

遠方からわざわざ足を運ぶ人も多い本屋があったり、どことなく文化的な香りもするこの街でデートするならとその相手にオファーしたのは、音楽やカルチャーなどを中心に日々の日常を切り取るスナップ写真に定評のある写真家、信岡麻美ちゃん。あずの愛称で親しまれる彼女と一緒に松陰神社前の街をブラブラしてきました。

時刻はちょうど正午を回ったぐらい。待ち合わせは、松陰神社前駅。小ぶりな2両編成の路面電車から降りてくる彼女の姿はすぐに見つけられた。

バンドTシャツがよく似合うなんだか涼しげなあずちゃんを見て、一瞬暑さも吹っ飛んだ。「普段は撮る側なので、被写体になるのは恥ずかしくて慣れてないんですけど...」そう照れながら、挨拶をする。うん、可愛い。ありがとうございます。

仕事とはいえ、いいデートにしたい...。そんな下心を懐に隠しながら、ランチタイムなのでまずは腹ごしらえから。松陰神社前駅の目と鼻の先、徒歩10秒の場所にある「STUDY」を訪れた。

松陰神社文化を牽引してきた街の食堂「STUDY」

まず目指したのがSTUDYという御飯屋さん。ここは近年、松陰神社前がホットな街として認知されるきっかけになった本屋「nostos books」やケーキショップ「MERCI BAKE」の内装を手がけた鈴木さんが10年前にオープンさせた店。いわば、この街のカルチャーの起点となっている店なのだ。...トカ。

入り口の回転扉を開くと広々とした空間が広がり、ゆったりとした時間が流れる店内は松陰神社前らしい佇まい。開店当初はカフェとしてのイメージが強かったが、今では街の"食堂"として近隣の人たちに愛される場所となっている。

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どうせカフェご飯と斜めに構えてしまうのは損。

街の食堂とお店も自負するだけあって、本格的なランチが楽しめるのでガッツリ食事を楽しみたい時にもオススメ。豊富なメニューの中でも、週替わりのランチメニューは腹ペコ男子にも嬉しいボリュームたっぷりのお肉ランチと、女子も大喜びなお魚ランチの2種類が用意されている。

あずちゃんはお魚ランチの方をオーダー。「美味しい！サッパリとしてて、夏バテ気味なこの季節にもちょうどいいですね」と嬉しそうに話してくれた。

白身魚のハーブソテー フルーツトマトと黒オリーブのソース スープ、サラダ、ドリンク付 1100円（税込）
※表記の価格については増税に伴う価格変更がある場合がございます。

地元のお子様連れの家族などが訪れ、店内はほっこりとした雰囲気が漂う。
肩の力が抜けてリラックスもできて、あずちゃんとも距離が縮まった気がする...。
ふと思った、あずちゃんって何で写真を撮るようになったんだろう。

「高校生の時は少し雑誌に出ていたりもしていたけど、それを続けたかった訳ではなかったんです。でも、写真には興味があって18歳の頃から父親のおさがりのフィルムカメラで撮り始めていて。それでスナップを撮っていたら、ちょうどパルコがやっていたシブカル祭に声を掛けて頂き、初めて個展をやりました。そこから始まった感じですね」

何だかあずちゃんのインタビューみたいになっちゃったけど、やっぱり何かやりたいことがあったら行動してみることは大切だなぁとしみじみ。ゆっくり話もできてこれから始まる1日の最初の場所に打ってつけの場所でした。

【店舗情報】
住所：東京都世田谷区若林4-20-7 1F
電話：03-6804-0160
営業時間：[LUNCH] 12:00 - 15:00 L.O.（土曜祝日は11：30オープン）
[TEA TIME]15:00 - 18:00（土曜祝日のみ営業）
[DINNER]18:00 - 21:00 L.O.
定休日：日曜

※この情報は、2019年9月21日時点のものです。最新情報をご確認の上、お出かけください。