猫背になると、老けて見えたり、肩や首のコリの原因になったりとデメリットは多い。「子どものうちから正しい姿勢を身につけさせたい」と考える親も多いだろう。だが、言葉で注意してもなかなか子どもの姿勢は治らないもの。

そこで開発されたのが、正しい姿勢を体で覚えるためのふたつの姿勢改善キットだ。まずは、坐骨というお尻のところにある骨を探す道具（写真左）。坐骨は座る骨なので、座る骨がわかると骨盤が起きて姿勢がよくなるという。

使い方は簡単。

道具をイスにセットし、そこに座るだけ。座ったときに坐骨の位置が正しくないとお尻に違和感を覚える。

坐骨の角度と位置が正しいと、このように骨盤が起きて背骨が伸びて姿勢がよくなる。猫背だった子どもたちも、このキットを使って、簡単に正しい姿勢をつくることができた。

もうひとつは、チューブを脇に挟んで肩を下げることで頭が上に伸びていく道具。頭がまっすぐに伸びていくということは、姿勢が一直線になって正されるということ。姿勢が悪くなってくると、頭につけたパッドが擦り落ちる仕組みだ。

これをつけたまま勉強や仕事をしていると、だんだん頭の正しい位置がわかり、体が勝手に背骨を支えていく感覚を覚えていくそう。

開発したP3の中村尚人社長は「正しい姿勢を体に覚えさせることがすごく大事。すべてがその積み重ねです。日常の中でどういう姿勢をとっているかで体の負担が決まるので。こういう正しい感覚をみなさんにつくってほしいですね」と話す。

中村社長は理学療法士。親子で学ぶ姿勢改善講座などを開発している。
その中村さんが開発した、「体で覚える姿勢改善キット」は現在発売中だ。座るだけ、つけるだけで簡単に姿勢を矯正できるので、自分の姿勢を改善したい人は、ぜひ手にとってみてはいかがだろう。

【商品名】
「ここ・ざこつ」「くび・のびぃる」

【商品の特徴】
理学療法士が開発した、正しい姿勢を体で覚えられるキット

【企業名】
P3

【価格】
「ここ・ざこつ」1,400円（税別）「くび・のびぃる」1,600円（税別）

【発売日】
発売中

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