『ラブ・ストーリーは突然に』を聴くだけで涙が...アラフォー女性に聞く、私たちが直帰してまで「懐メロ番組」が観たいワケ

公開: 更新: テレ東プラス

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近年、BSのみならず、地上波でも昭和平成のヒットソングを流す特番が増加中。10月14日(月・祝)夜7時からは、小倉智昭のMCによる「生放送 全部歌える!懐かしの名曲ヒット歌謡祭」(BSテレ東)を放送する。

「あなたにとっての東京ソング」大募集!

番組公式ホームページでは、「あなたにとっての東京ソングは?」をテーマに、番組で演奏してほしい曲のリクエストを大募集! リクエストしたい曲名と、その曲に関するあなたのエピソードや思い出話を書いて以下のフォームからご応募ください。リクエストをいただいた方の中から抽選で30名様に特製ナナナグッズ詰め合わせをプレゼント!

締切:10月12日(土)まで

応募はコチラから!

今回番組の放送を記念して、「テレ東プラス」では、週末になると、新橋、新宿と昭和歌謡の店に通うアラフォー女性の座談会を開催。独身、既婚、キャリアウーマンと職種も立場も違う彼女たちが、いったいなぜ昭和歌謡を愛するのか...その理由を紐解く。

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【座談会参加者プロフィール】

Y子:18歳の息子の反抗期に悩まされるアラフォーでマスコミ勤務。夫は14歳年上のラジオプロデューサー。フラリーマンならぬフラウーマンで、唯一の趣味はダウンタウンの番組を見ながら1人飲みすること。

F美:独身フリーカメラマン。テレビ雑誌やウェブ周りの撮影を担当し、多くの有名芸能人を撮影。大量の作り置きおかずを調理しては、ビールのアテに全部食べてしまうのが悩み。

K子:既婚OL。同年代の夫は音楽関係に勤務しており、自身は旅に関するパンフレットを制作している。カラオケが趣味で、歌って踊りその場を盛り上げるのが最高の幸せ。イケメンに弱い。

1人飲みしながら大声で歌うのが最高のストレス解消

──まずは、皆さんが感じる"昭和歌謡の魅力"から教えてください。

Y子「昭和のヒットソングは歌詞を見なくてもほとんど歌えるし、やっぱり若かりし頃の青春を思い出すからですかね。"あーあの頃は大学生で、こんな彼氏と付き合ってたな"とか、曲を聴くと、当時の思い出が赤裸々に思い出されたりして...」

F美「たしかにそれが一番大きいかもしれない。私も懐メロの特番を見ながら自宅で一人飲みして、2度と返ってこない青春に浸ります」

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K子「私はヒットソング系の特番があるときは、残業せずに早く自宅に帰って、お風呂に入ってビールやワインを飲みながら、大声で歌っています(笑)。ストレス解消にもなるんですよ。昔のVTRって歌手の髪形や衣装を見るだけでツッこみどころ満載で面白いし、"いい時代だったなぁ"と感じるから」

F美「みんなでカラオケに行くと、少なくとも1番までは歌わなきゃならないし、ひどい歌も聴かなきゃいけないでしょ?(笑) アラフォーにもなると、その作業がだいぶ苦痛で、逆にストレスになることも...。その点ヒットソングの特番は、本当に歌いたいサビだけ巧みにつないであったりするから、せっかちの私にはものすごくいい! わざわざカラオケに行ってお金を使わなくてもカラオケに行ったくらいストレス解消になっていると思う」

Y子「私は、同年代の友達とSNSで会話しながら番組を観たりしますよ。『始まった~』『マッチやばい!』『〇〇歌下手すぎ』とか...(笑)」

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Y子「今はアーティストのジャンルもさまざまだけど、あの頃はアイドル、フォーク、歌謡曲、演歌、または洋楽みたいなくくりしかなかったし、家庭にテレビが1台しかない時代だったから、同世代は必ず音楽番組を観て育っている。昭和歌謡のお店に行ってもそうだけど、知らない人とでも気づかないうちに盛り上がっているし、気がついたら知らないおじさんと肩を組んだりヤバいくらい踊りまくってるんですよね。少年隊の『仮面舞踏会』や、沢田研二さんの『勝手にしやがれ』は、気がつくとめちゃくちゃ踊っちゃってるので、私の中でのキラーソングです(笑)」

K子「70~80年代の歌謡曲って、サビやイントロがインパクトがあるものが多いので、それもいまだにハマってしまう理由かもしれませんよね」

──皆さんが昭和歌謡のお店で熱狂している姿、ぜひ1度見てみたいものです(笑)。普段聴く曲も昭和歌謡が多いのでしょうか?

K子「そうですね。70~80年代は入っています。『タッチ』(岩崎良美)、『まちぶせ』(石川ひとみ)、『思い出がいっぱい』(H₂O)は鉄板!」

Y子「うーん、私は、iPodに入れている曲はわりと幅広いですね。『六本木心中』(アン・ルイス)から『Lemon』(米津玄師)まで、あと気分を上げたい時は『R.Y.U.S.E.I.』(三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)とか、わりと節操ない感じ(笑)。夫が14歳も年上なので、自分の世代より古い歌にも詳しいです。『北国行きで』(朱里エイ子)とか『青いリンゴ』(野口五郎)、『冬が来る前に』(紙ふうせん)、『さよならをするために』(ビリー・バンバン)なんかもリアル世代ではないのですが、夫の影響でよく聴いています」

F美「私は80年代の曲が多いかな~。ドラマの主題歌になった曲をiPodで聴いて浸りますね。月9の主題歌だった『GLORIA』(ZIGGY)とか、とんねずるのドラマの主題歌だった『六本木心中』なんて、イントロがかかった瞬間飛び跳ねたくなっちゃいます」

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『渋谷で5時』を聴くと、スマホがない時代、恋人との待ち合わせに胸を躍らせたあの頃が蘇る

──「生放送 全部歌える!懐かしの名曲ヒット歌謡祭」(BSテレ東)では、懐かしの名曲がかかるのはもちろん、来年開催される「東京オリンピック」にちなみ、豪華アーティストが生放送で「あなたにとっての東京ソング」も披露します。HPでリクエストを受けつけますが、皆さんが聴きたい"東京の歌"はありますか?

K子「私は断然、『東京』(矢沢永吉)と『上京物語』(シャ乱Q)かな。対照的な曲調だけど、"あの頃は若くてモテたな~"とか思い出しますね(笑)。『東京』は、雨が降る日に歩きながら聴いたりすると心に沁みます」

F美「月9『東京ラブストーリー』の主題歌だった『ラブ・ストーリーは突然に』(小田和正)。もうこの曲は聴くだけで涙が出てくるほど。いい曲ってイントロがいいもんですよね。『渋谷で5時』(鈴木雅之&菊池桃子)も、まだスマホがない時代、恋人との待ち合わせに胸を躍らせたあの頃が蘇るいい曲だなと思います」

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Y子「70年代の東京ソングで言えば、『中央フリーウェイ』(荒井由実)を聴くと高速をドライブしたくなるし、渋いところでは『池上線』(西島三恵子)も切ないイントロが印象的で、サビもカラオケなんかで歌ったら気持ちがいいですよ。70年代の曲の歌詞に出てくるヒロインは、わりと従順で耐える系? ひたすら好きな人を待つみたいなイメージが強いかも。これも時代なんですかね」

K子「たしかに!(笑) 番組では様々な年代の東京ソングが聴けるんですよね。いい時間帯だし、放送を観ながら1人飲み&カラオケ大会をして楽しみたいと思います!」

──みなさん、赤裸々な楽しい座談会をありがとうございました!

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10月14日(月・祝)夜7時からは、小倉智昭のMCによる「生放送 全部歌える!懐かしの名曲ヒット歌謡祭」(BSテレ東)を放送。今回は、令和という新たな時代の始まりを機に、昭和という垣根を超えた歌謡祭にリニューアル! 装いも新たに、思わず口ずさみたくなる懐かしの数多の名曲をお届けできる音楽特番を、今年も六本木のスタジオから3時間生放送でお送りします。

番組のテーマは"節目"。デビュー50周年を迎えるアニバーサリーゲストを始め、時代の節目にふさわしい音楽をたくさんお届け。また、2020年は東京オリンピックイヤー。変わりゆく東京の歴史を振り返る「あなたにとっての東京ソング」を番組HPなどで大募集。そのリクエストを受け、アーティストたちがスタジオで生披露します。さらに懐かしの貴重なVTRも!

出演者
MC:小倉智昭
アシスタント:水原恵理(テレビ東京アナウンサー)
コメンテーター:ミッツ・マングローブ
ゲスト:イルカ 辛島美登里 神部冬馬 香坂みゆき 今陽子 サーカス ジュディ・オング
SOLIDEMO(ソリディーモ) ビリー・バンバン 南こうせつ 森口博子 森恵(50音順)

プロデューサーからの一言

今年は、「令和元年」時代の幕開けです。そこで、50周年を迎えたアーティストを迎えてお祝いをしたり、ちょうど50年前、40年前に流行ったフォーク&歌謡曲&ポップスを歌ってもらったりと、アニバーサリー企画を番組の中に散りばめてお送りしたいと思っています。とにかく、誰もが知っているあの懐かしい名曲をたくさんお届けできればと思っています。多数のビックなアーティストにご出演していただき生演奏していただきますので、更にグレードアップした、心に残る番組になると確信しています。

どうぞお楽しみに!

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