画像素材:PIXTA
寝起きや、ニンニクやアルコールを飲み食いした後にくちのニオイがキツくなるというのは良く聞く話。まだまだ残暑が続くこの季節は、外出すると後頭部やワキに汗が溜まり、会社に戻ったり、電車に乗るとスメハラになっていないか怖くなる。
一体自分がどのぐらい臭いのか? 知りたくないが、自覚は必要ということで、今回は世界初だというニオイ見える化チェッカーこと、「Kunkun body」を手に入れてみた。これで、一番ヤバい臭いはどれか、臭いは何時間ぐらい持続するのかなど、気になる臭いを測ってみたいと思う。
汗をかいた後、あたまとワキどっちが臭い?
▲右が「kunkun body」本体。スマホと連携して体臭を計測する。
「Kunkun body」は"くち" "あたま" "耳のうしろ" "わき" "あし"の5か所について、センサーで測った臭いを数値で見せてくれるというもの。つまり、いつどこの体臭がキツいのかを、具体的に測れるのだ。
そこで、まず測ってみたのが汗臭。汗をかいてすぐではなく、時間が経つにつれて臭いがキツくなるというが、実際にどのように変化していくのか?屋外で歩いて全身にじんわりと汗をかいたあと、クーラーの効いた部屋に戻り、あたまとわきをそれぞれ計測してみた。なお、以下のグラフは各時間に3回の計測を行い、その中で一番高い数値を採用したものとなる。
運動前にシャワーをあびた際には「あたま26」「わき11」だった数値が、2時間のうちに最大で「あたま41」「わき62」まで変化した。クーラーの効いた部屋に戻って、髪が乾いたせいか、あたまの臭いは1時間後ぐらいをピークに安定している。しかし、わきは汗がこもるせいか、じりじりと数値があがっていた。この状態で電車のつり革につかまり、脇をさらすのは、ちょっと避けたいところだ。
ニンニクの匂いがどれだけキツいか測ってみた
続いて、1日の間のくちのニオイの変化を調べてみよう。先ほどと同様に計測したところ、寝起きは「18」。これが朝食を摂った後、すぐは「14」に下がった。どうやら唾液が出たことで、口の中の菌が洗い流されたものと思われる。
その後に、歯磨きをしないまま時間を過ごすと、数値は以下のように変化した。
時間の経過に連れて、くちのニオイがキツくなっていくのが分かる。なお、この後で歯磨きをしたところ、数値は「17」まで下がった。寝起きよりも数値が高いが、これは胃の残留物のニオイなどが、くちのニオイに混じっているためだろう。
では、臭いのキツいものを食べた後はどうだろうか?ニンニク5片を使って、2人前のペペロンチーノを作ってみたところ、1時間後までに数値は「54」まで上昇した。
この後、数値は50前後で推移し、「Kunkun body」とリンクしたスマホからは、「タブレットなどの清涼剤でケアしましょう」とのアドバイスをいただいた。ちなみに、その夜はビールとステーキという晩飯だったが、食後1時間ほどで測ったときの数値は「50」。その翌朝の計測では「45」と表示されている。
前日の寝起きは「18」、通常の食事の1時間後は「28」だったので、数値は実に倍以上になったということになる。臭いのキツいものを食べた後、その翌朝はここまで数値に違いが出るのか......。
知りたくないけど、知ってしまった自分の臭い。ただ、脇汗をかいた後、臭いのキツいものを食べた後に適切なケアを行えば、臭いのマネジメントを行うこともできそうだ。スメハラにならないためにも、自分の臭いがいつ、どんなときに危険になっているのか、確かめてみてはいかがだろうか。