夫婦円満にも一役買う! 555円の”キロベン”:たけしのニッポンのミカタ!

公開: 更新: テレ東プラス

現代日本人の身近に起こるさまざまな社会現象をテーマに、"今"を捉える知的エンターテインメント「たけしのニッポンのミカタ!」(毎週金曜夜10時)。9月13日(金)夜10時からは、ゲストに又吉直樹高橋真麻を迎え、「発掘!ウマくて安い ニッポンここだけ!?食堂」をおくる。

そこで「テレ東プラス」では、番組の中から「おかずギッシリ、1キロ弁当!しかも激安...亀戸の人気デカ盛り弁当店に密着」を先取りでピックアップ!

東京・亀戸に全国でもここだけとされるレアな店がある。さっそく取材を開始すると、そこには「挑戦者求む 1キロ弁当」の文字。この弁当店「キッチンDIVE」に入ってみるとその「1キロ弁当」が並んでいた。

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試しに手にとってみると、どっしりとした重量感。セットのごはんと合わせて軽量してみると、たしかに1キロ超え。まさに"看板に偽りなし"である。そして見た目が茶色い!

来店したお客さんいわく「味もおいしい」「コスパがいい」とのこと。気になる「1キロ弁当」の中身は?

・焼きそば100グラム
・ナポリタン100グラム
・鶏肉のチリソース炒め
・肉じゃが
・メンチカツ
・コロッケ(2個)
・白身魚のフライ
・チキンカツ
・ハンバーグ

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しかも値段は驚きの555円! ちなみにおかずはすべて手作り。鶏肉を例に挙げると、一度に仕込む量は48キロ。これは鶏100羽に相当するらしい。

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元々、実家がお弁当屋さんを営んでいたという店長は「安さとボリュームではどこにも負けない弁当と作りたい」という熱意で、10年前の2009年に「キッチンDIVE」を開業した。しかし、なぜこれだけ低価格でボリューミーな弁当を販売できるのだろうか。

そのからくりは「大量仕入れ」にあった。馴染みの業者との信頼関係が成り立っているため、約3割ほど安く材料を仕入れることができるとのこと。

さらに「キッチンDIVE」の驚くべき特徴は「24時間営業」。そこで、どんなお客さんが来店するのか、チェックすることに...。

お昼時、若い女性が手にとったのは日替わりの200円弁当。白身魚&コロッケ、コロッケ&たまごフライ、焼肉、イカフライ&たまごフライなど日によって飽きないように内容は変えられている。スタジオではその驚きの安さに声が上がった。

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月に1度は「キッチンDIVE」を利用するという男性は1キロ弁当を購入。結婚して3年目になる奥様と、1キロ弁当をシェアして食べていた。さすがに1人だと食べきれないとのこと。ボリューム満点の1キロ弁当は、夫婦円満の秘訣にもなっていた!

午後4時。夕方のピークに向けて厨房が慌ただしくなった頃、運ばれてきたのは小さなかぼちゃサイズの黒い塊。さっそくこの塊を調べてみると、その正体はおにぎり!

「キッチンDIVE」のもうひとつの名物でもある「1キロおにぎり」は、一般的なコンビニおにぎりの約10倍の重さ。

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気になるその作り方は、焼きのり2枚にごはんを敷き詰め、その上に唐揚げ、昆布、おかか、高菜と定番具材のフルコースをのせ、白米を重ねて隙間なくのりで包む。ごはんは全部でお茶碗5杯分とのこと。

午後8時。お店に現れたのは、300円のお弁当を5個購入した男性。「なぜ大量買いを?」と尋ねると、「自炊が面倒なので、平日5日分を買いだめしている」とのこと。独り身にはありがたい激安弁当。

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深夜2時。客足は途絶えることなく店内には数名のお客さん。この時間は長距離トラックやタクシーの運転手さんなどが多いそう。まさに眠らぬ夜を支え続ける弁当なのだ。

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24時間営業の「キッチンDIVE」。だいたい1日で1000食以上のお弁当が売れるそう。ちなみに社長はタワーマンション在住。なんとも夢のある話だ。

番組の最後のスタジオトークでは、国分太一に「執筆している時に食べるのは?」と聞かれたゲストの又吉直樹が「おそばですね」と即答。大好物のカレーを食べると眠たくなるらしく、集中力が途切れるとのこと。おそばを食べると変わらずにフラットな状態で仕事が続けられるという。

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そんな又吉の最新刊は、10月10日(木)に発売される初の長編小説「人間」(毎日新聞出版株式会社)。「38歳の主人公が昔のことを思い出したり、今どんなことを考えているのかを書きました」とのこと。これを聞いたたけしは、「俺なんか、賞がもらえないから頭きてんだよ。直木賞、芥川賞を取りにかかってんだから」と急にライバル心を(笑)。又吉が「(たけしが)一気に本を書いているパワーがスゴイ!」と尊敬の眼差しを向ける場面があった。

番組では他にも「看板に偽り!? 銭湯&電器店の㊙メニュー」「ホームドラマの世界!? 川崎のおばちゃん食堂」などをお届けする。

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