錫100%の技術力と魅惑のデザイン!「NOUSAKU」の秘密:カンブリア宮殿

公開: 更新: テレ東プラス

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9月12日(木)夜10時~放送の「カンブリア宮殿」。富山発"魅惑の器"で、世界の「NOUSAKU」に! 100年前に創業した下請け町工場が「ブランド鋳物メーカー」に変貌!? 創業家の娘婿の知られざる格闘に迫る!!

富山発"魅惑の器"で下請け町工場が世界の「NOUSAKU」に!

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冷たい飲み物を注ぐだけでキンキンに冷えるタンブラーや、金属なのに手で簡単に曲げられる変幻自在のカゴなど、他にない錫100%の商品で注目を集める鋳物メーカー「能作」。

富山県高岡市にある本社工場は年間12万人が訪れる県内有数の観光スポット。職人仕事の現場に入り、ダイナミックな鋳物づくりを間近に見ることができる見学ツアーが大盛況なら、錫100%の製品を自作できる体験工房に、「能作」の食器で地元の食材を使った食事ができるカフェまである。そんな能作の自慢は、その技術力。シリコンを使った鋳造法などを自社開発。従来の鋳造ではできなかった精密な造形を作ることができるのだ。

その評価は今やアメリカ、ヨーロッパでも高まりつつあり、さらに台湾の大手陶器メーカーと合弁会社を設立する動きも。富山の田舎町から世界が注目するものづくりへ、知られざる「能作」の秘密に迫る。

元新聞社のカメラマンから下請け職人へ...娘婿の大逆転劇!

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元々新聞社で働いていた克治は、27歳の時に婿養子として義父が経営する能作に入社する。下請けだったビジネスを転換する決意をしたきっかけは、自らも職人として働いていたある日、工場見学に来た親子が発したこんな言葉...「勉強しないとあんな仕事につくことになるよ」。

能作は、もっと自分たちの仕事を誇れるものにしようと自社ブランドの商品作りに乗り出す。そして直営店を作り直接客の声を聞き、テーブルウエアから生活雑貨、医療器具まで...様々な分野に商品を展開していった。その成功を支えてきたのが、デザイナーたちとの他にないタッグ。売れた分だけデザイナーに分配する仕組みで、若手デザーナーのやる気を引き出し、魅力あるデザインの製品を生み出していった。下請けを脱却した能作流のものづくりとは?

倒産寸前の鋳物の町を復活させろ!

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かつて鋳物の街として栄えた高岡市は、今や公共サービスが一部停止するなど財政は危機的状況にある...。能作は、なんとか鋳物の街を復活させたいと、高岡の鋳物メーカーに自社開発の技術を教えたり、地元職人とタッグを組んだ新たなブランド「能作プレステージ」を立ち上げ、東京に直営店をオープンするなど培ったブランド力を武器に、鋳物の街を元気にするため攻めに打って出ている。その挑戦を追う。

【ゲスト】
「能作」 社長 能作克治

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